【2021年8月上旬】夏競馬後半戦で儲ける!
小倉で大注目のドゥラメンテ産駒の狙い所など!
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王国の住人
王様 …田端到
大臣 …斉藤雄一
金満血統王国WEBは隔週でのリリースを予定しています。
(※場合により変わることもあります)
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勝ち時計の速さやテンのスピードじゃなく
速い上がりを使って上位に来た実績が大事
大臣 函館2歳Sから振り返りましょう。勝ったのはナムラリコリス(父ジョーカプチーノ)。1番人気のポメランチェは逃げて7着に失速。
王様 いつも開催前半に速い時計で逃げ切った馬が人気になるけど、これがアテにならないんだよね。函館2歳Sが行われる頃には差しが決まる馬場になってるので、大事なのは勝ち時計の速さやテンのスピードじゃなくて、速い上がりを使って上位に来た実績。函館2歳Sは「先行力」より「差し力」を重視するべきレース。
大臣 サラブレモバイルのTwitterがわかりやすいデータを紹介してました。
函館2歳Sでは、前走でメンバー中最速の上がりを計時していた馬が過去10年すべてで連対しています(そのうち6年で勝利)。今年の該当馬はトーセンヴァンノ、ナムラリコリスです。
王様 そう、これが参考になった。該当馬が2頭しかいなくて、トーセンヴァンノは未勝利馬。だから本命はナムラリコリスですぐ決まった。なのに、相手は新馬を速いタイムで逃げ切ったポメランチェとの一点にしてしまった。
大臣 僕は、ポメランチェが去年の1番人気モンファボリとイメージがダブった。モンファボリは新馬戦を2着に5馬身差をつけてレコードで逃げ切り、これは函館2歳Sで負けようがないと思ったら13着と凡走。気になって、芝1200の新馬・未勝利の持ち時計が1位の馬の成績を調べてみたら、2年前も3年前も持ち時計1位の馬が1番人気になって馬券圏外に敗れていたので、これはポメランチェも危ないぞと。
王様 速い時計で勝ち上がった人気馬がよく負けている印象はあったけど、持ち時計1位の馬が4年連続1番人気で馬券圏外に敗れているのは知らなかった。
大臣 最近の北海道の洋芝は、超高速馬場でスタートするので、開幕1~2週目に速い時計が出るのは当たり前だし、後半のペースも全然落ちない。だから軽快なスピードがあれば楽に押し切れるけど、函館2歳Sはかなりの前傾ラップになりますよね。だいぶタフな競馬で、開幕直後の新馬戦とはレース質が全然違う。だからモンファボリもポメランチェも、函館2歳Sの前半は軽快に行ってるように見えても、直線に向いてから「あれっ!?」って感じで止まってしまう。