【2021年10月中旬】秋競馬開幕!
モーリス産駒のベスト距離、菊花賞予想など!
CONTENTS
王国の住人
王様 …田端到
大臣 …斉藤雄一
金満血統王国WEBは隔週でのリリースを予定しています。
(※場合により変わることもあります)
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大臣 スプリンターズSから回顧していきましょう。勝ったのはモーリス産駒のピクシーナイト。2馬身差の完勝でした。
王様 以前に「モーリスの牡馬は本質的にスプリンターではない」と言った手前、ピクシーナイトに本命は打てなかった。この馬のスプリント能力の高さを見抜けなかったのは申し訳ない。ロベルト系が芝1200のG1を勝ったのは史上初だろう。
大臣 ただ、モーリス牡馬でピクシーナイトのような一流スプリンターは特殊例なのでは? スプリンターズSの公式会見で、音無調教師が「デビューからこの馬にずっと乗ってる福永騎手は、早い時期からスプリンターだと見抜いていた」といった主旨のことを言ってました。トップスピードに早く乗るので1600ではつらい、と。それで早めに1200路線に回ったんだと思う。
王様 祖母の父サクラバクシンオーが効いているよね。あとは、前回(2021年10月上旬号)も触れた母父キングヘイローの距離の融通性も出ていると思う。
大臣 同公式会見で福永騎手は「キングヘイローの血が入った馬なので思い入れがある」とのようなことも言ってました。しかし、好スタートを切り、さっと好位の内を取って、4角まであんな楽な手応えで楽勝するとは。
王様 テンのペースが速くならなかったのも良かった、とかいうレベルの勝ち方ではなかったかな。
大臣 明らかに内が有利な馬場も味方した、とかいうレベルの話でもなかったような。ただ、僕はこの馬場を見て、外目の枠に入ったレシステンシアとダノンスマッシュの狙いを下げて、ピクシーナイトを本命にしました。
王様 いや、内が断然有利な馬場は大いに関係があっただろう。ダノンスマッシュは外枠の不利もあったけど、この馬やモズスーパーフレアは6歳。スプリント路線の世代交代が起こった。
大臣 10番人気のシヴァージが1枠から出して行き、中団の内をロスなく回って3着に突っ込んで来たのは、馬場の恩恵を活かした好騎乗でしょう。
王様 シヴァージはテンに行けないタイプだと思ってたから、内枠を活かせないだろうと軽視してしまったよ。
大臣 吉田隼人騎手は、皐月賞でも内枠のステラヴェローチェを絶妙なイン突きで3着に持ってきたので、「もしかして中山芝の内枠で要注意な騎手か?」とデータを調べてみたら、最近は中山であんまり乗ってないんですね。
王様 今、吉田隼人騎手はローカルの王様ジョッキーで、小回りのさばきが上手。中山は今年、皐月賞の日と、スプリンターズSの日しか乗ってないのに両方馬券に絡んだ。
大臣 あと「スプリンターズSは2007年のアストンマーチャン以来、3歳馬が勝ってない」というデータを挙げてる予想をちらほら見かけたけど、今年の3歳馬は1200~1600路線のレベルが高いと思っていたから、気にしなかった。象徴的なのは5月の葵S。1~3着馬が次走または次々走で古馬相手に重賞勝ちした。
レイハリア
葵S①着→キーンランドC①着
葵S①着→キーンランドC①着
ヨカヨカ
葵S②着→CBC賞⑤着→北九州記念①着
葵S②着→CBC賞⑤着→北九州記念①着
オールアットワンス
葵S③着→アイビスSD①着
葵S③着→アイビスSD①着