【第4回】「開催後半の東京&阪神」・秋の福島で勝つための攻略ポイント、モーリス産駒の馬券戦術
CONTENTS
開催後半の東京&阪神・秋の福島の攻略ポイント
- 👉11月の阪神芝外1600mは勝ち馬のタイプが限られる!
- 👉阪神芝内回りにも、上がりの速さが重要なコースがある
- 👉秋の東京芝2400mでは「サン・プロ配合馬」に注目!
- 👉秋の東京芝1400mで見逃せない2頭の種牡馬
- 👉東京ダートの後半戦は、逆転現象への注意が必要!
- 👉秋の福島の注目騎手をワンポイント解説!
種牡馬解析 モーリス
馬券ゼミのメンバー
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
11月の阪神芝外1600mは勝ち馬のタイプが限られる!
関西の人 11月の阪神は、10月から始まったロングラン開催の中盤になります。一昨年(2020年)も11月の関西圏は阪神開催で、近2年(2020~21年)の阪神芝での重賞は、レースごとに似たような血統の馬が勝っているので、まずはその話をします。近2年の11月の阪神芝の重賞は、次の馬が勝ちました。
■2020~21年11月の阪神芝重賞での勝ち馬
ファンタジーS
年 | 馬名 | 父名 | 母父名 | 母母父名 |
2020年 | メイケイエール | ミッキーアイル | ハービンジャー | クロフネ |
2021年 | ウォーターナビレラ | シルバーステート | キングヘイロー | マヤノトップガン |
デイリー杯2歳S
年 | 馬名 | 父名 | 母父名 | 母母父名 |
2020年 | レッドベルオーブ | ディープインパクト | Unbridled's Song | Storm Cat |
2021年 | セリフォス | ダイワメジャー | Le Havre | Freedom Cry |
エリザベス女王杯
年 | 馬名 | 父名 | 母父名 | 母母父名 |
2020年 | ラッキーライラック | オルフェーヴル | Flower Alley | Seattle Slew |
2021年 | アカイイト | キズナ | シンボリクリスエス | Mud Route |
マイルCS
年 | 馬名 | 父名 | 母父名 | 母母父名 |
2020年 | グランアレグリア | ディープインパクト | Tapit | Marlin |
2021年 | グランアレグリア | ディープインパクト | Tapit | Marlin |
京都2歳S
年 | 馬名 | 父名 | 母父名 | 母母父名 |
2020年 | ワンダフルタウン | ルーラーシップ | ディープインパクト | Acatenango |
2021年 | ジャスティンロック | リオンディーズ | アッミラーレ | デインヒル |
京阪杯
年 | 馬名 | 父名 | 母父名 | 母母父名 |
2020年 | フィアーノロマーノ | Fastnet Rock | Lion Heart | Beau Genius |
2021年 | エイティーンガール | ヨハネスブルグ | アグネスタキオン | ヘクタープロテクター |
関西の人 ファンタジーSを勝った2頭は父ディープインパクト系×母父ノーザンダンサー系、デイリー杯2歳Sを勝った2頭は父サンデー系×母母父ノーザンダンサー系、エリザベス女王杯を勝った2頭は父サンデー系、京都2歳Sを勝った2頭は父キングマンボ系×母父サンデー系、京阪杯を勝った2頭は父ノーザンダンサー系です。マイルCSはグランアレグリアが連覇をしました。
関東の人 これを見ると、勝ち馬のタイプは決まっていて、簡単そうに感じさせられるな(笑)。エリザベス女王杯を制したラッキーライラックとアカイイトは、どちらも大型の父サンデー系だよね?
ローカルの人 ラッキーライラックは2020年エリザベス女王杯①着時が522kg、アカイイトは2021年エリザベス女王杯①着時が514kgでした。どちらも外枠(8枠)で、勝負所で外から上がって行って差し切るレースぶりも似ていましたよね。
関東の人 似た血統の馬はもちろん、過去の勝ち馬と同じような馬格・似た脚質の馬に注意すべきってことでしょう。
関西の人 ちなみに、G3昇格後の京都2歳Sは、京都芝2000mだと父サンデー系が4勝、父キングマンボ系と父ノーザンダンサー系が1勝ずつでしたが、阪神芝2000mに替わって父キングマンボ系×母父サンデー系が2連勝しています。昨年は出走馬10頭中8頭が父サンデー系で、優勝したジャスティンロックは唯一の父キングマンボ系でしたから、数的優位ということもありません。
関東の人 京都2歳Sと京阪杯は11月後半の内回りコース(京都2歳Sは芝2000m、京阪杯は芝1200m)だから、父サンデー系の馬が勝ちづらい面もあるのかもしれないね。
関西の人 マイルCSは近2年(2020~21年)でグランアレグリアが連覇しましたが、11月に行われた近2年の阪神芝1600mの1勝クラス以上のレースは、いずれも父サンデー系か、父キングマンボ系×母父サンデー系という配合馬が勝っているので、この特徴は重要だと思います。