【第6回】2023年スタートダッシュを決める!「1月の中山&中京&小倉の馬券攻略」、ハーツクライ産駒の最新分析
CONTENTS
1月の中山&中京&小倉の馬券攻略
- 👉1月の中山芝は秋とは違ったアプローチが必要!
- 👉毎年、馬格のある馬が好走している特別競走がある
- 👉中京芝の重賞では好走馬の血統タイプが似ている
- 👉1月の中京で注目のロードカナロア産駒の狙い方
- 👉中山ダートは中京とは考え方を変えて臨む必要あり
- 👉小倉のコース別注目血統!
種牡馬解析 ハーツクライ
馬券ゼミのメンバー
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
※記事内の集計データは、特に記載がない場合は2022年12月28日終了時点のものです。
1月の中山芝は秋とは違ったアプローチが必要!
関東の人 1月の中山は、昨年12月からの連続開催の後半にあたるけど、芝はAコースからCコースに替わって、傾向にも変化が見られる。まずは復習として、中山芝の使用コースの基本的なサイクルを確認しておこう。
■中山芝の基本サイクル
月 | コース | 使用日数 | 開催 |
9~10月 | B | 5日間 | 4回1~5日目 |
---|---|---|---|
C | 4日間 | 4回6~9日目 | |
12~1月 | A | 9日間 | 5回1~9日目 |
C | 8日間 | 1回1~8日目 | |
2~4月 | A | 10日間 | 2回1~8日目、3回1~2日目 |
B | 6日間 | 3回3~8日目 |
関東の人 いちばん馬場の良い9月をスタートとすると上記の通りで、9~10月はBコースで5日間、Cコースで4日間の開催。その後は、12月がAコースで9日間、1月がCコースで8日間。そして、2~4月の16日間がAコース→Bコースという流れ。
ローカルの人 Cコースは、秋開催の後半と1月に使われる、ということですね。
関東の人 秋開催の最終日にはスプリンターズSがあって、その頃の中山芝は内が良いという話を第2回の『馬券ゼミ』でもしたけど、同じ中山芝のCコースでも、1月の馬場は別物だと思った方がいい。そもそも1月の芝は、12月に1開催を使った後で、かなり荒れてくるからね。
関西の人 1月の中山芝は差しが利きやすくなりますよね。
関東の人 そう。その顕著な例が芝1200mで、古馬混合の準OP以上のレースに限ると、勝ち馬の出やすい枠順が秋とは一変している。
■2020年以降の中山芝1200mでの古馬混合の準OP以上(1月と9~10月)
枠順 | 1月 | 9~10月 |
---|---|---|
1枠 | [0.1.1.9] | [1.1.1.7] |
2枠 | [1.0.0.10] | [2.2.1.6] |
3枠 | [1.0.1.9] | [0.1.2.9] |
4枠 | [0.0.0.11] | [2.1.0.9] |
5枠 | [0.1.2.8] | [1.0.1.10] |
6枠 | [0.0.2.10] | [0.1.0.11] |
7枠 | [1.3.0.8] | [0.0.0.12] |
8枠 | [3.1.0.8] | [0.0.1.11] |
※1月はCコース、9~10月はB&Cコース。
関東の人 この表は2020年以降の中山芝1200mの古馬の準OP以上のレースについてで、秋(9~10月)開催は勝ち馬6頭が1~5枠だったのに、1月の開催は6レースのうち4レースで7~8枠の馬が勝っている。
ローカルの人 確かにかなり違いますね。それだけ外差しが利きやすい馬場ということなんでしょうね。
関東の人 1月の中山芝1200mでは、準OP以上のレースがカーバンクルS(OP)とサンライズS(3勝クラス)があるんだけど、2020年以降の両レースはいずれも7~8枠の馬が連対している。
■2020年以降の1月の中山芝1200mでの準OP以上
レース | 年 (決着時計) |
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 |
---|---|---|---|---|---|
カーバンクルS (OP) |
2020年 (1分8秒4) |
① | 8枠 | 10番 | ライラックカラー |
② | 7枠 | 8番 | ペイシャフェリシタ | ||
2021年 (1分9秒2) |
① | 7枠 | 14番 | レジェーロ | |
② | 5枠 | 9番 | ダイメイフジ | ||
2022年 (1分8秒7) |
① | 3枠 | 5番 | サイライズオネスト | |
② | 7枠 | 13番 | マリアズハート | ||
サンライズS (3勝クラス) |
2020年 (1分8秒0) |
① | 8枠 | 15番 | エンゲルヘン |
② | 8枠 | 16番 | ジョーアラビカ | ||
2021年 (1分9秒1) |
① | 8枠 | 15番 | アルピニズム | |
② | 1枠 | 2番 | シセイヒテン | ||
2022年 (1分8秒9) |
① | 2枠 | 3番 | ロードベイリーフ | |
② | 7枠 | 14番 | ジュビリーヘッド |
※いずれも良馬場。2021~22年カーバンクルSはハンデ戦。
ローカルの人 この6レースでは、連対圏に入った12頭のうち8頭が7~8枠だったんですね。
関東の人 この傾向を知っていたから、穴ぐさに指名できたのが2021年カーバンクルSのレジェーロ(7枠14番、10番人気①着)で、その時のレジェーロはハンデ51kgで、丸田騎手が外をスムーズに走らせて押し切ってくれた。
関西の人 レジェーロは父キズナ×母父ロックオブジブラルタルという血統ですね。
関東の人 ストームキャットとダンチヒを持っていて血統的に外枠は合いそうだったし、実際、レジェーロはそれまでの2勝を8枠の時に挙げていたからね。馬場と枠順がベストマッチだと思った。
ローカルの人 今年のカーバンクルSとサンライズSは、1月14~15日に予定されていますね。開催5~6日目なので、その頃は馬場もかなり荒れていそうです。
関東の人 今年も外枠の馬が走りやすい馬場になってると思うけど、心配なのは、この傾向がバレて、外枠の馬の人気が上がることだなあ。なるべくそっとしておいてほしい(笑)。で、ここまで “1月の中山芝は外差しが利く” って話をしてきたけど、外枠の馬を狙えば馬券が当たるっていうほど、単純な話でもないんだよね。