お暑うございます。“馬迷男" 八木たかおです。今週と来週は新潟と札幌の2場開催。新潟では暑熱対策の一環として“中休み"が導入されて、競走時間帯が拡大されます。各レースの発走時刻や特別競走が行われるレース順が通常と大きく異なるので、特に前売りで購入される方はご注意ください。

最も気温の上がりやすい時間帯にレースが行われないので、馬的には楽かもしれません。でも、最終レースの時間が繰り下げられるので関係者の皆さんは"残業“のようになって大変そう。また、土曜新潟→日曜札幌という予定の騎手や関係者は移動が慌ただしくなるかも。ちょっと調べてみると、27日(土)の新潟空港→新千歳空港の最終直行便は18時5分発のようなので、最終レースまで新潟にいると当日移動は難しくなります。

今回の競走時間帯拡大は2週間限定ですから“お試し感“がありますが、とりあえずやってみないと、どんなメリット･デメリットがあるのか明らかになりませんね。恐らく関係者も手探りで始まる新しい試みです。僕たちファンも、しっかり対応しましょう。

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混戦の中京記念で対象騎手が③着!

中京記念は対象騎手だった西村淳騎手騎乗のエルトンバローズが1番人気③着。混戦ムードの中で、しっかり馬券圏内を確保しました。

今週の平地重賞は、アイビスSD(新潟芝直1000m)とクイーンS(札幌芝1800m)の2レース。当該コースにおいて、実績を残している騎手をチェックしていきます。なお、どちらのレースもデータ数を増やすため、対象期間は2020年以降とします。

■新潟芝直1000mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
津村騎手	[4.8.3.25]	10.0%	37.5%	207%	143%
石川騎手	[4.0.0.9]	30.8%	30.8%	556%	135%
鮫島駿騎手	[3.4.3.8]	16.7%	55.6%	103%	141%
北村友騎手	[2.2.0.4]	25.0%	50.0%	121%	118%
佐々木騎手	[3.6.3.15]	11.1%	44.4%	69%	134%
川田騎手	[2.0.1.2]	40.0%	60.0%	92%	78%
松山騎手	[1.1.1.4]	14.3%	42.9%	60%	68%
坂井騎手	[0.2.0.5]	0.0%	28.6%	0%	92%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

騎乗予定馬がいる松山騎手、石川騎手、坂井騎手を対象騎手として、外枠に入ることを願いましょう。

■札幌芝1800mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
横山武騎手	[22.7.3.28]	36.7%	53.3%	138%	92%
吉田隼騎手	[9.6.5.20]	22.5%	50.0%	260%	111%
ルメール騎手	[8.13.3.13]	21.6%	64.9%	36%	78%
横山和騎手	[5.4.6.25]	12.5%	37.5%	102%	77%
武豊騎手	[4.7.4.28]	9.3%	34.9%	19%	60%
藤岡佑騎手	[4.5.5.22]	11.1%	38.9%	55%	156%
池添騎手	[4.1.6.17]	14.3%	39.3%	60%	52%
大野騎手	[1.5.2.11]	5.3%	42.1%	37%	71%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

横山武騎手の勝率が抜けていて、複勝率も優秀。騎乗予定馬がいる中ではルメール騎手、池添騎手、藤岡佑騎手も複勝率上位。この4人を対象騎手とします。

→函館2歳Sで【穴ぐさ】ニシノラヴァンダが8番人気②着!←

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小倉ダートで12番人気が快勝!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場の芝･ダート全距離で[1.1.1.5](複勝率37.5%、単勝回収率722%、複勝回収率227%)と、特に回収率が好成績でした。この数字の立役者となったのは、21日小倉12Rを12番人気で勝ったモズアカボス。兵庫に復帰する小牧太騎手がJRA最終騎乗で見事な勝利を飾ったあの馬です。単勝57.8倍、複勝13.0倍つきました。また、そのレースで②着だったジャスパーロブストも5番人気での好走で、複勝3.6倍でした。

このレースには馬体重500kg以上マル外が3頭出走していました。もし3頭ボックスで買っていたら、馬連224.0倍、馬単599.3倍を簡単にゲットできていた可能性も…。やはり狙い目は小倉でした。

先々週の安達太良Sも2頭の馬体重500kg以上マル外がワンツー決着を演じました。マル外は出走できるレースが限られますから、使う側も狙いを絞った一戦となるのかもしれません。同じレースに対象馬が複数いる場合は、同時に狙う馬券作戦も使えそうです。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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対象馬がテレQ杯を勝利!

先週は7鞍に対象馬がいて[1.0.0.3]。対象馬が少ない中、テレQ杯でマイネルメモリーが2番人気①着と期待に応えてくれました。

そのテレQ杯で｢厳選馬｣に指名していたグランデサラスは6番人気⑩着。4角に差し掛かったところですでに反応が鈍く見えたので、能力を発揮できなかったようです。これまで相手なりに走れていた馬なので、次走以降の立て直しに注目します。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして、｢今週の厳選馬｣に指名するのは佐渡Sのオメガキャプテンです。前走･多摩川Sは⑦着でしたが、メンバー中2位の上がりを記録。東京芝→新潟芝内回りの転戦となるので、『直線距離が同じ』の次に期待できる『直線距離短縮』の無印となります。

3勝クラスに昇級してからの2戦は掲示板に入れていませんが、勝ち馬との差は前々走0秒2、前走0秒5とわずか。その前々走･湘南Sから据え置きのハンデ56kgですから、同じだけ走れば馬券圏内が十分期待できそう。

近8走でトップジョッキーの戸崎騎手が6回、横山武騎手が2回騎乗していることからも、陣営の期待度の高さが伺えます。また、6走前の去年8月に同距離･同コースで1勝クラスを勝ち上がっていて、コースも季節も問題無し。さらに、芝1400mの持ち時計もメンバー上位ですから、買い材料が揃っています。

世代別の｢メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も確認します。2歳OP･ひまわり賞の対象馬エイヨーアメジストは1番人気②着でした。ここまでの対象馬の成績は[0.1.0.1]。今週は2歳OP、3歳OPもありません。

→函館2歳Sで【穴ぐさ】ニシノラヴァンダが8番人気②着!←

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、現3歳世代の新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

20日小倉2R(3歳未勝利戦、芝1800m)はマクフィ産駒のナムライリスが4番人気①着。この馬を馬券に軸にして3連複37.6倍が的中しました。

▲20日小倉2Rは12→10→5で決着

そして、2歳新馬戦の馬券も的中しました。20日小倉5R(芝1800m)はアドマイヤマーズ産駒のメイショウツヨキが4番人気②着となり、この馬を軸にして3連複46.2倍をゲット。アドマイヤマーズ産駒はやはり期待できそうです。

▲20日小倉5Rは7→6→9で決着

■3歳芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
リアルスティール	[25.16.13.100]	244%	133%
スワーヴリチャード	[20.24.23.128]	109%	101%
ニューイヤーズデイ	[8.7.7.64]	101%	71%
マクフィ	[4.3.2.29]	140%	78%

■3歳ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
ダノンレジェンド	[17.13.12.79]	138%	106%
カリフォルニアクローム	[16.12.4.132]	155%	112%
エスポワールシチー	[6.6.10.45]	333%	161%

■2歳芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
アドマイヤマーズ	[3.4.2.6]	119%	118%

3歳戦では先週、芝のリアルスティール産駒が1勝、③着1頭。また、芝のマクフィ産駒が1勝、ダートのエスポワールシチー産駒が②着1回でした。20日札幌2R(3歳未勝利戦、ダート1000m)はエスポワールシチー産駒のタマモアルタイルが②着だったのですが、前走④着だったこの馬が武豊騎手騎乗でも6番人気。なかなか人気にならない“美味しい特性"が発動されました。

そして、2歳戦では先週、芝のアドマイヤマーズ産駒が[0.1.1.2]と好調をキープ。また、2歳世代の回収率に目を向けると、芝で気になる種牡馬が4頭浮上してきました。

■2歳、今後の注目種牡馬(芝)

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
キングマン	[2.0.0.0]	190%	110%
グレーターロンドン	[1.1.0.3]	122%	352%
シスキン	[1.1.0.0]	430%	160%
ディスクリートキャット	[1.0.2.2]	130%	144%

いずれの産駒もまだ出走頭数が少ないので、もうしばらく様子を見たいところですが、今後の活躍次第では観測種牡馬にするかもしれません。

 

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