どうも! “馬迷男" 八木たかおです! 秋華賞はチェルヴィニアが見事な勝利。スタートの良さ、馬群から抜け出る脚の速さなど、総合力の高さを見せつけて、オークスに続く牝馬二冠を達成しました。

そのチェルヴィニアが口取式の直後、本馬場の芝を食べ始めたことがちょっとした話題に。レース前後に時折ある出来事ですが、G1レベルではあまり見ない光景かも。レース後はテンションが上がっていたり、疲労があったりするものですが、チェルヴィニアにはまだまだ余裕があったのかもしれません。個人的には“大物感“を覚えた｢チェルヴィニア京都芝つまみ食い事件｣でした。古馬との対決となる次走で、新女傑誕生に期待です。

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2重賞で対象騎手計5人が馬券圏内!

その秋華賞は、ルメール騎手騎乗のチェルヴィニアが1番人気①着、武豊騎手騎乗のボンドガールが5番人気②着、戸崎騎手騎乗のステレンボッシュが2番人気③着。対象騎手による見事なワンツースリーとなりました。

また、府中牝馬Sはルメール騎手騎乗のブレイディヴェーグが2番人気①着、川田騎手騎乗のマスクトディーヴァが1番人気③着となり、2頭が馬券圏内に入りました。

馬券は秋華賞の3連複22.3倍、府中牝馬Sの3連複40.9倍が的中です。府中牝馬Sは結果的に人気2頭からの総流しとなりましたが、②着が10番人気シンティレーションだったことで好配当となりました。シンティレーションは前走で3勝クラスの新潟日報賞を勝ち上がって、昇級初戦での重賞挑戦でしたが、前走は牡牝混合戦で定量56kgを背負って勝っていた上、3歳時にはフラワーCで勝ったスタニングローズから0秒4差の③着がありました。10番人気は完全に人気の盲点だったようです。

▲秋華賞は5→10→14で決着

▲府中牝馬Sは5→10→6で決着

今週の重賞は菊花賞(京都芝外3000m)、富士S(東京芝1600m)、の2レース。当該コースにおいて、好成績を収めている騎手をチェックしていきます。菊花賞は2020年以降の全場で行われた芝3000m以上のレースを対象にしました。富士Sは従来通り昨年以降です。なお、リストアップする騎手は対象期間内に2度以上、馬券圏内に入っている騎手としています。

■芝3000m以上で注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[4.3.3.3]	30.8%	76.9%	128%	136%
川田騎手	[1.3.2.10]	6.3%	37.5%	18%	63%
戸崎騎手	[0.0.4.7]	0.0%	36.4%	0%	112%
松山騎手	[2.0.2.8]	16.7%	33.3%	51%	76%
西村淳騎手	[2.0.0.4]	33.3%	33.3%	111%	55%
和田竜騎手	[2.5.0.15]	9.1%	31.8%	52%	137%

※データ対象は2020年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

複勝率に注目するとルメール騎手が抜けています。川田騎手、戸崎騎手を含めた3人を対象騎手としましょう。

■東京芝1600mで注目したい騎手

騎手	着別度数	勝率	複勝率	単回 収率	複回 収率
ルメール騎手	[27.17.15.22]	33.3%	72.8%	79%	101%
藤岡佑騎手	[1.0.1.2]	25.0%	50.0%	102%	95%
川田騎手	[8.3.1.14]	30.8%	46.2%	120%	66%
戸崎騎手	[12.11.10.50]	14.5%	39.8%	57%	69%
松山騎手	[5.4.2.21]	15.6%	34.4%	133%	63%
田辺騎手	[4.2.10.31]	8.5%	34.0%	26%	72%

※データ対象は2023年以降。黄地は当該重賞に騎乗予定あり

ルメール騎手が抜けた好成績。藤岡佑騎手、戸崎騎手、松山騎手を含めた4人を対象騎手とします。

→府中牝馬Sで【穴ぐさ】シンティレーションが10番人気②着!←

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世代別作戦の対象馬が2勝!

先週は6鞍に対象馬がいて[1.2.0.7]。秋華賞でボンドガールが5番人気②着と頑張ったほか、白秋Sでソンシが1番人気①着、大阪スポーツ杯でミスティックロアが1番人気②着でした。

｢厳選馬｣に指名していた大原Sのデコラシオンは8番人気④着。ゴール前で③着馬にクビだけ交わされる惜しい内容で、テレビ中継を見ていて思わず仰け反りました。しかし、果敢に上位人気以外から｢厳選馬｣を指名したナイスチャレンジということにしておきましょう。

◆各競馬場の直線距離による分類

●ロング
芝:東京､阪神外回り､新潟外回り
ダート:東京､中京

●ミドル
芝:阪神内回り､京都外回り､中京､新潟内回り
ダート:新潟､阪神

●ショート
芝:中山､京都内回り､福島､小倉､札幌､函館
ダート:中山､京都､福島､小倉､札幌､函館

今週の対象馬はページ最下部をご覧ください。3連単･馬単の頭、WIN5で狙うなら、『直線距離が同じ』の｢★｣付きということになります。『直線距離延長』の｢○｣付き、『直線距離短縮』の無印は頭以外で狙います。

そして｢今週の厳選馬｣に指名するのは甲斐路Sのトーセンリョウ。前走･新潟日報賞はメンバー中2位の上がりで差してくるも、0秒4差の⑤着でした。新潟芝外回り→東京芝の転戦となるので、最も期待できる『直線距離が同じ』の｢★｣付きとなります。

前走も惜しい競馬でしたが、暑さが堪えていたとか。確かに過去10戦で6～10月に出走したのは前走だけなので、暑さが影響するタイプなのかもしれません。天気予報をチェックすると、日曜の東京の最高気温は20～21度ほど。この気温なら人間だけでなく、馬もありがたいはず。東京芝は[1.2.0.3]と相性が良く、3勝クラスに上がってからは掲示板外が一度だけ。芝2000mの持ち時計もメンバー中1位ですから、外枠に入らなければ好走を期待しても良さそうです。

世代別の｢メンバー中最も速い上がりを使っていた馬作戦｣も振り返っておきましょう。先週の対象馬は、3歳OP･秋華賞のチェルヴィニアが1番人気①着、ボンドガールが5番人気②着、ミアネーロが4番人気⑥着、2歳OP･もみじSのリリーフィールドが4番人気①着と好調でした。

ここまでの3歳OPの対象馬の成績は[17.15.15.48](勝率17.9%、複勝率49.5%)、2歳OPの対象馬の成績は[3.3.2.8](勝率18.8%、複勝率50.0%)です。

今週の対象馬は、最後の3歳OPとなる菊花賞がアスクカムオンモア、ミスタージーティー、2歳OP･アイビーSがシルバーレインです。

→府中牝馬Sで【穴ぐさ】シンティレーションが10番人気②着!←

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対象馬が9番人気③着と激走!

先週の馬体重500kg以上マル外は、3場の平地競走で[1.1.2.8](複勝率33.3%、複勝回収率85%)。複勝率はまずまずなのに、回収率はもうひとつでした。

しかし、狙える傾向が出ている1600m以下の東京ダートでは先週、2頭が出走して、13日6R(1勝クラス、ダート1600m)でウェットシーズンが2番人気①着。

また、京都では大阪スポーツ杯でミスティックロアが1番人気②着だったほか、12日7R(1勝クラス、ダート1400m)でボブズヤアンクルが9番人気③着と激走しました。

文末まとめに、各場のダートに前走馬体重500kg以上のマル外が出走する場合は、馬名の前に｢外｣をつけて掲載しています。

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続いて観測種牡馬の情報です。回収率に重点を置いて、新馬戦&未勝利戦で好成績を挙げている種牡馬の観測を続けています。

13日京都3R(未勝利戦、芝2000m)ではオルフェーヴル産駒のリアライズオーラムが2番人気②着で、3連単7.7倍が的中。｢一発の魅力とそこそこの安定度｣を評価しているオルフェーヴル産駒が人気でも好走してくれました。

▲13日京都3Rは1→7→2で決着

■芝

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
モーリス	[13.6.5.41]	332%	129%
オルフェーヴル	[3.6.5.25]	210%	102%
サトノダイヤモンド	[4.3.7.29]	86%	80%
シスキン	[2.2.0.1]	198%	108%

■ダート

種牡馬	着別度数	単回 収率	複回 収率
ミッキーアイル	[4.3.1.11]	98%	63%

先週は芝のサトノダイヤモンド産駒が新馬戦と未勝利戦で[0.1.0.2]。先週の時点で単複回収率が共に100%を割っていましたが、さらに下がってしまいました。ここで一旦、観測種牡馬から外すことにします。

そこで新たに観測したい種牡馬を探してみたのですが、現2歳世代では芝のモーリス産駒が好調。産駒が出走すると人気になりがちな種牡馬ながら、この回収率は魅力。6月23日東京1Rで10番人気①着だったレーヴドロペラが単勝174.2倍、複勝45.9倍をつけたため、回収率をグンと上げていますが、その他のレースでも1番人気は[8.2.0.1]とほぼ完璧な成績ですし、人気薄でも好走しています。安定感に注目して観測種牡馬に加えてみましょう。

 

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