穴ぐさ傾向と対策
毎日王冠は素直に上位人気のディープインパクト産駒!?
9月29日～10月2日の穴ぐさは[1.6.4.61](複勝率15.3%)で､複勝回収率が104%でした｡ただ､シリウスSやスプリンターズSで激走馬を指名できず､すみませんでした｡攻める気持ちに欠けていたと思うので､引き締め直して今週末以降の秋競馬に臨むようにします｡
今週末からは東京･京都開催のスタートになります｡毎日王冠は登録馬が13頭､京都大賞典は12頭と少ないものの､G1馬も複数頭いて､さすがのメンバーになりそうです｡
毎日王冠にはアエロリット､キセキ､ケイアイノーテックというG1馬が登録していますが､注目すべきはディープインパクト産駒と感じています｡というのも､近年の東京芝1800mの重賞では､ほとんどのレースでディープインパクト産駒が馬券に絡んでいるからです｡
2014年以降は東京芝1800mでの重賞が22回行われていて(共同通信杯とエプソムCが5レースずつ､毎日王冠と府中牝馬Sと東スポ杯2歳Sが4レースずつ)､ディープインパクト産駒はそのうち20レースで馬券圏内に入っています｡
【2014年以降の東京芝1800m重賞でのディープインパクト産駒】
| レース | 着順 |
| 2018年エプソムC | ①③⑥⑬⑮ |
| 2018年共同通信杯 | ②⑥ |
| 2017年東スポ杯2歳S | ① |
| 2017年府中牝馬S | ② |
| 2017年毎日王冠 | ①②③⑥⑨ |
| 2017年エプソムC | ⑫⑰ |
| 2017年共同通信杯 | ③ |
| 2016年東スポ杯2歳S | ③ |
| 2016年府中牝馬S | ③⑧ |
| 2016年毎日王冠 | ②③⑤⑥⑨ |
| 2016年エプソムC | ⑥⑦⑨⑩⑭ |
| 2016年共同通信杯 | ①⑦⑨ |
| 2015年東スポ杯2歳S | ② |
| 2015年府中牝馬S | ② |
| 2015年毎日王冠 | ①②④⑤⑥⑦⑨⑩⑫⑬ |
| 2015年エプソムC | ①②③⑤⑨ |
| 2015年共同通信杯 | ①③⑤⑥⑦ |
| 2014年東スポ杯2歳S | ②③⑨⑬ |
| 2014年府中牝馬S | ②④⑧ |
| 2014年毎日王冠 | ③④⑬ |
| 2014年エプソムC | ①⑭ |
| 2014年共同通信杯 | ②③⑦⑫ |
22レースでのディープインパクト産駒の成績は[8.11.11.41](複勝率42.3%)で､馬券に絡めなかったのは2016年&17年のエプソムCです｡共同通信杯､毎日王冠､府中牝馬S､東スポ杯2歳Sでは､いずれも馬券圏内に入っていて､その17レースのうち13レースで連対圏に入る馬が出ています｡
東京芝1800mの重賞ではディープインパクト産駒を見逃す手はない感じですが､上表をご覧いただけば分かる通り､時に大量のディープインパクト産駒が出走するケースがあります｡そんな時､どんなタイプを選ぶのが良いか?ですが､人気によって成績が次のように異なるので､これは頭の中に入れておくと良いのではないでしょうか｡
【2014年以降の東京芝1800m重賞でのディープインパクト産駒】
| 人気 | 着別度数 |
| 1番人気 | [2.5.3.2] |
| 2番人気 | [3.1.1.4] |
| 3番人気 | [2.3.0.3] |
| 4番人気 | [0.1.3.3] |
| 5番人気 | [0.1.2.3] |
| 6番人気 | [1.0.0.3] |
| 7番人気以下 | [0.0.2.23] |
好走率が高いのはやはり上位人気に推された馬で､6番人気以内と7番人気以下では大きな違いがあります｡優勝した8頭のうち7頭は1～3番人気でしたから､東京芝1800mの重賞では素直に上位人気のディープインパクト産駒を信頼するのが良いのではないでしょうか!?
10月6日～8日に行われる東京､京都の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ成績は､次の通りです｡
10月6日～8日
| 場所 | 芝 |
| 東京 | Aコース･1週目 |
| 京都 | Aコース･1週目 |
10月6日
| 場所 | レース名 | 穴ぐさ成績 |
| 東京9R | 西湖特別 | [1.1.0.20] |
| 東京10R | 本栖湖特別 | [0.0.0.5] |
| 東京11R | サウジアラビアRC | [0.0.0.5] |
| 京都9R | 北國新聞杯 | [0.1.2.13] |
| 京都10R | 久多特別 | [0.4.3.17] |
| 京都11R | 平城京S | [1.1.2.15] |
10月7日
| 場所 | レース名 | 穴ぐさ成績 |
| 東京9R | 鷹巣山特別 | [0.0.1.13] |
| 東京10R | テレビ静岡賞 | [2.0.2.27] |
| 東京11R | 毎日王冠 | [3.1.4.24] |
| 京都9R | りんどう賞 | [0.0.0.7] |
| 京都10R | 清滝特別 | [0.1.2.11] |
| 京都11R | オパールS | [1.2.5.17] |
10月8日
| 場所 | レース名 | 穴ぐさ成績 |
| 東京9R | 山中湖特別 | [0.0.0.10] |
| 東京10R | 六社S | [1.1.1.15] |
| 東京11R | グリーンチャンネルC | [0.0.0.13] |
| 京都9R | 円山特別 | [0.1.0.29] |
| 京都10R | 長岡京S | [1.0.2.12] |
| 京都11R | 京都大賞典 | [0.2.1.14] |
☆注目レース☆
毎日王冠(G2､東京芝1800m)
毎日王冠での穴ぐさは[3.1.4.24](複勝率25.0%)で､複勝回収率は141%です｡昨年は先行したダイワキャグニーとヤングマンパワーが粘ったものの最後に交わされて④&⑤着だったので､今年は穴馬の出番が出てきてほしいものです｡
過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて､いずれも馬番8番以内です｡09年以降に激走した9頭は新潟か東京の芝で勝ったことがあったので､左回りで実績があり､ひと桁馬番に入った馬には注意しましょう｡激走した10頭のうち8頭は父か母父がサンデー系で､12年以降の激走馬は6頭中5頭が社台グループの生産馬となっています｡
☆注目レース☆
オパールS(OP特別､京都芝1200m)
オパールSでの穴ぐさは[1.2.5.17](複勝率32.0%)で､複勝回収率は144%です｡昨年はイッテツが③着に入りました｡
芝1200mの時に限ると穴ぐさは[1.2.4.16]で､激走した7頭のうち､母父サンデー系の馬は4頭いますが､父がサンデー系の馬は1頭もいません｡7頭のうち5頭は前走が重賞で⑨着以下に敗れていて､その他の2頭は前走がOP特別で④着でした｡前走で重賞を使われていた馬の巻き返しに注意しましょう｡
☆注目レース☆
久多特別(1000万､京都芝外1400m)
久多特別での穴ぐさは[0.4.3.17](複勝率29.2%)で､複勝回収率は140%です｡昨年はオメガタックスマンが②着に入り､穴ぐさがいた近5年連続で馬券に絡む馬が出ています｡
③着以内に入った穴ぐさは中6週以内の臨戦で､7頭中6頭は前走が馬券圏外でしたが､同じく7頭中6頭は近4走以内に③着以内の好走歴がありました｡順調に使われている馬は､前走着順だけで見限らないように気を付けましょう｡
■ちなみに…■
京都大賞典での穴ぐさは[0.2.1.14]で､サウジアラビアRCでは[0.0.0.5]です｡過去10年の京都大賞典で7番人気以下で③着以内に入った馬は5頭で､サウジアラビアRCと重賞のいちょうS(計4回)では7番人気以下で③着以内に入った馬がまだいません｡
京都大賞典で激走した5頭はいずれもひと桁馬番で､5頭中4頭は馬番1～3番でした｡5頭はいずれも直線平坦の芝重賞で③着以内に好走したことがあり､5頭中4頭は京都芝の特別競走で勝ったことがあったので､平坦コース実績馬をマークしておきましょう｡