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穴ぐさ傾向と対策

京都記念でも大きすぎない馬の台頭が!?


先週(2月2日~3日)の穴ぐさは[4.3.12.91](複勝率17.3%)で、単勝回収率が113%でした。最終レースでの穴ぐさが[2.0.3.13](複勝率27.8%)で、6レースのうち4レースで馬券に絡み、複勝回収率が124%となりました。

最終レースの穴ぐさには【A】~【C】の評価を付けていて、今年は評価別の成績が次の通りです。

【2019年最終レースでの穴ぐさ】
評価 着別度数 勝率 連対率 複勝率
A [3.1.3.18] 12.0% 16.0% 28.0%
B [1.0.3.21] 4.0% 4.0% 16.0%
C [0.2.1.20] 0.0% 8.7% 13.0%

最終レースでの穴ぐさは[4.3.7.59](複勝率19.2%)という成績で、複勝率は【A】>【B】>【C】と評価順になっています。今週末以降もその評価にご注目ください。

今週末は、東京競馬場で3歳限定の2重賞(クイーンC共同通信杯)、京都競馬場で伝統の古馬重賞・京都記念が予定されています。クイーンCは登録頭数が11頭、共同通信杯は8頭と少なくなっていますが、今年の3歳限定の芝重賞ではいずれも1番人気馬が馬券圏外に敗れていて、その状況にストップをかけられるでしょうか。

【2019年の3歳限定の芝重賞】
レース ①着
②着
③着
人気
きさらぎ賞 ①着ダノンチェイサー
②着タガノディアマンテ
③着ランスオブプラーナ
④着ヴァンドギャルド
3
6
7
1
京成杯 ①着ラストドラフト
②着ランフォザローゼス
③着ヒンドゥタイムズ
④着シークレットラン
4
2
7
1
フェアリーS ①着フィリアプーラ
②着ホウオウカトリーヌ
③着グレイスアン
⑤着アクアミラビリス
3
4
5
1
シンザン記念 ①着ヴァルディゼール
②着マイネルフラップ
③着ミッキーブリランテ
⑧着アントリューズ
4
10
2
1

勝ったのは3~4番人気馬で、1番人気は⑧⑤④④着です。クイーンCには阪神JF②着のクロノジェネシス共同通信杯には昨年の最優秀2歳牡馬のアドマイヤマーズが出走予定で、それぞれ1番人気になるんじゃないかと思われるので、どんなレースを見せてくれるか、注目ですね。

一方、京都記念が行われる京都競馬場は、今週末が連続開催6週目となりますが、芝OPの競走では大型馬がほとんど勝てていないことをご存知でしょうか。

【2019年の京都芝でのOP】
馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率
490kg以下 [9.9.9.58] 10.6% 21.2% 31.8%
492kg以上 [1.1.1.34] 2.7% 5.4% 8.1%

先週までで京都芝でのOPは10レースが行われ、勝ち馬の10頭中9頭が490kg以下です。492kg以上で勝利したのは万葉Sでのヴォージュ(522kg)だけで、②着も同じ万葉Sでのユーキャンスマイル(492kg)となっています。

今の京都芝は時計がかかりがちで、馬格があるパワータイプの方が良さそうな印象を受けるかもしれませんが、そんなこともありません。今週末の京都記念&洛陽Sでも、馬体重に注目してみてはいかがでしょうか。

今週からは小倉開催が始まります。2月9日~10日に行われる3場(東京、京都、小倉)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

2月9日~10日
場所
東京 Dコース・3週目
京都 Bコース・3週目
小倉 Aコース・1週目

2月9日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R テレビ山梨杯 [0.2.1.22]
東京10R 雲雀S [0.1.3.26]
東京11R クイーンC [0.2.3.30]
京都9R こぶし賞 [0.0.1.14]
京都10R 琵琶湖特別 [0.1.0.8]
京都11R 洛陽S [0.2.1.28]
小倉10R あすなろ賞 [0.1.1.5]
小倉11R 壇之浦特別 [0.1.1.15]
小倉12R 巌流島特別 [1.0.2.30]

2月10日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 初音S [0.1.1.23]
東京10R バレンタインS [1.2.4.10]
東京11R 共同通信杯 [0.0.1.18]
京都9R 松籟S [1.0.1.6]
京都10R 北山S [0.2.0.14]
京都11R 京都記念 [1.0.0.17]
小倉10R 小倉城特別 [0.1.0.14]
小倉11R 関門橋S [1.1.0.13]
小倉12R 帆柱山特別 [1.3.1.20]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
クイーンC(G3、東京芝1600m)

クイーンCでの穴ぐさは[0.2.3.30](複勝率14.3%)で、昨年は【A】評価だったアルーシャが③着、3年前には【C】評価だったフロンテアクイーンが②着に入っています。近5年で7番人気以下で馬券に絡んだ馬は、穴ぐさの2頭だけです。

過去10年での優勝馬は1~4番人気で、7番人気以下で③着以内に入った5頭は②~③着でした。その5頭は父か母父がサンデー系で、前走が重賞か芝1600m以下で③着以内に好走していました。5頭のうち4頭は馬番9番より外枠だったので、内枠にこだわりすぎずに狙うと良いでしょう。

注目レース
バレンタインS(OP特別、東京ダート1400m)

バレンタインSでの穴ぐさは[1.2.4.10](複勝率41.2%)で、複勝回収率は245%です。ダート1400mでの近2年では穴ぐさが7~9番人気で③着に入っています。

ダート1400mで③着となった2頭はどちらも4~5歳クロフネ産駒で、馬券圏外になった4頭は6~8歳でした。③着となった2頭は準OP以上でのダート1400mで勝利実績があったので、そのようなタイプに注目すると良いでしょう。

注目レース
あすなろ賞(500万、小倉芝2000m)

あすなろ賞での穴ぐさは[0.1.1.5](複勝率28.6%)で、複勝回収率は164%です。

馬券に絡んだ2頭は初勝利をO型コースの芝1800~2000mで挙げていて、メンバー中最速の上がりで差し切ったものでした。2頭は父か母父がサンデー系だったので、O型コースで決め手が活きてきそうなタイプを狙いましょう。

ちなみに…
共同通信杯での穴ぐさは[0.0.1.18]で、京都記念では[1.0.0.17]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、共同通信杯では3頭、京都記念では1頭です。

共同通信杯での激走馬3頭はいずれも③着で、中2~3週での臨戦でした。3頭は父か母父がサンデー系でしたが、前走は重賞で4角4番手以内に付けていたので、先行力があるタイプをマークしておくと良さそうです。

京都記念での激走馬は2009年③着のヴィクトリーだけで、近10年で6番人気で馬券に絡んだ馬は3頭います。その4頭のうち3頭は芝G1で③着以内に入ったことがあったので、実績はチェックしておくといいでしょう。4頭は1~3月の芝OPで勝ったことがあったので、冬実績も確認して臨みましょう。

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