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穴ぐさ傾向と対策

エリザベス女王杯でもノーザンファーム生産馬の取捨がカギに!?


先週(11月2日~3日)の穴ぐさは[6.4.9.96](複勝率16.5%)で、単勝回収率が118%、複勝回収率が140%でした。日曜日の重賞では、アルゼンチン共和国杯タイセイトレイルが②着、みやこSヴェンジェンスが①着と、ともに【A】評価の馬が連対圏に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

今週末からは再びG1シリーズが始まり、エリザベス女王杯が予定されています。秋華賞を制したクロノジェネシスオークス以来となるラヴズオンリーユー府中牝馬Sで好走したスカーレットカラーラッキーライラックなどが出走を予定していて、登録馬19頭のうち9頭がノーザンファーム生産馬です。

今年、JRAの芝G1は15レースが行われていて、なんとそのうち12レースでノーザンファーム生産馬が優勝しています。ノーザンファーム生産馬が馬券に絡まなかったのは、出走頭数が2頭ずつだったスプリントG1(高松宮記念スプリンターズS)で、その他に勝てなかったのは日本ダービーとなっています。

ノーザンファーム以外の生産馬で優勝した3頭は、高松宮記念ミスターメロディ日本ダービーロジャーバローズスプリンターズSタワーオブロンドンで、いずれもひと桁馬番でした。今年のJRAの芝G1(15レース)は、次のようにまとめることができます。

【2019年のJRA芝G1】
枠順 ノーザンファーム生産馬 ノーザンファーム以外
の生産馬
1枠 [1.1.1.6] [1.1.1.14]
2枠 [1.0.2.10] [1.1.2.10]
3枠 [4.0.1.7] [0.0.0.16]
4枠 [1.1.0.11] [1.4.1.10]
5枠 [0.1.1.9] [0.3.0.16]
6枠 [1.0.1.8] [0.0.0.20]
7枠 [2.1.3.11] [0.0.1.21]
8枠 [2.1.1.10] [0.1.0.24]

ノーザンファーム以外の生産馬で優勝した3頭は1~4枠で、連対圏に入った13頭のうち12頭は1~5枠です。6~8枠だと[0.1.1.65]で、馬券に絡んだのはシゲルピンクダイヤだけ(桜花賞②着、秋華賞③着)なので、ノーザンファーム以外の生産馬は真ん中から内枠が欲しいところでしょう。

上表を見ると、ノーザンファーム生産馬なら枠を問わないと思う人もいるかもしれませんが、実はそうでもありません。ノーザンファーム生産馬に関しては、単勝人気と絡めて次のように表現することができます。

【2019年のJRA芝G1でのノーザンファーム生産馬】
枠順 1~3番人気 4番人気以下
1枠 [1.1.1.3] [0.0.0.3]
2枠 [0.0.1.4] [1.0.1.6]
3枠 [1.0.0.2] [3.0.1.5]
4枠 [1.0.0.1] [0.1.0.10]
5枠 [0.0.0.2] [0.1.1.7]
6枠 [1.0.0.2] [0.0.1.6]
7枠 [2.0.3.1] [0.1.0.10]
8枠 [2.0.0.1] [0.1.1.9]

ノーザンファームの生産馬で優勝した15頭のうち、11頭は1~3番人気に支持されていた馬で、4番人気以下で勝利した4頭は2~3枠でした。ノーザンファームの生産馬であっても、1~3番人気でなければ優勝するには内目の枠が欲しいということです。

ということで、今年のJRAの芝G1は、ノーザンファーム生産で1~3番人気に推された馬か、1~4枠に入った馬が優勝している、ということになります。エリザベス女王杯でもこの傾向が継続されるか、どうぞご注目ください。

11月9日~10日に行われる3場(東京・京都・福島)の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

11月9日~10日
場所
東京 Bコース・3週目
京都 Bコース・2週目
福島 Aコース・2週目

11月9日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R オキザリス賞 [0.1.1.13]
東京10R 三鷹特別 [1.0.1.10]
東京11R 武蔵野S [1.2.3.32]
京都9R 宝ヶ池特別 [0.1.1.11]
京都10R 観月橋S [0.0.1.20]
京都11R デイリー杯2歳S [0.1.1.20]
福島10R 三春駒特別 [2.0.3.20]
福島11R 奥羽S 出走ナシ
福島12R 相馬特別 [1.3.1.24]

11月10日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R tvk賞 [1.1.1.10]
東京10R 奥多摩S [0.1.1.33]
東京11R オーロC [2.0.1.28]
京都9R 黄菊賞 [0.0.0.6]
京都10R 修学院S [1.4.0.16]
京都11R エリザベス女王杯 [2.1.1.33]
京都12R ドンカスターC [0.1.0.24]
福島10R 福島2歳S [1.3.4.28]
福島11R 福島記念 [0.2.2.33]
福島12R 福島放送賞 [1.0.2.28]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
福島2歳S(OP特別、福島芝1200m)

福島2歳Sでの穴ぐさは[1.3.4.28](複勝率22.2%)で、複勝回収率は109%です。昨年はマイネルアルケミーが10番人気で③着に入りました。

馬券に絡んだ8頭は中8週以内の臨戦で、8頭のうち6頭は前走で4角2番手以内の競馬をしていました。その他に2頭は前走がOPで④~⑤着に走っていたので、前走で先行策を採っていた馬か、前走のOPで掲示板に載っていた馬をマークしておきましょう。

注目レース
修学院S(3勝クラス、京都芝外1800m)

修学院Sでの穴ぐさは[1.4.0.16](複勝率23.8%)で、複勝回収率は103%です。

連対圏に入った5頭のうち4頭はひと桁馬番で、同じく5頭のうち4頭は中4週以内の臨戦でした。5頭のうち4頭は前走が京都芝で馬券圏外に敗れていましたが、その4頭のうち3頭は京都芝で勝利実績があったタイプなので、京都実績馬は前走着順だけで評価を下げ過ぎないようにしましょう。

注目レース
三春駒特別(1勝クラス、福島芝1800m)

三春駒特別での穴ぐさは[2.0.3.20](複勝率20.0%)で、複勝回収率は140%です。

③着以内に入った5頭は父か母父がサンデー系で、中1~8週の臨戦でした。5頭はいずれも前走で掲示板外に敗れていましたが、4頭の前走は左回りで、5頭のうち4頭は右回りでしか勝ち鞍がなかったタイプなので、右回りでの実績をチェックして臨むようにしましょう。

ちなみに…
エリザベス女王杯での穴ぐさは[2.1.1.33]、武蔵野Sでは[1.2.3.32]、福島記念では[0.2.2.33]、デイリー杯2歳Sでは[0.1.1.20]です。昨年は、エリザベス女王杯【B】評価だったクロコスミアが②着、武蔵野S【B】評価だったクインズサターンが②着、デイリー杯2歳S【A】評価だったメイショウショウブが②着に入りました。

過去10年のエリザベス女王杯では7番人気以下で馬券に絡んだ馬が6頭いて、いずれも①~②着です。その6頭は中3~4週の臨戦で、前走が京都大賞典(2頭)か府中牝馬S(4頭)でした。

6頭のうち5頭は3番手以内に先行して粘り込んでいて、6頭はいずれも5代血統表内にナスルーラの系統を持っていました。スピードのあるタイプは2200m戦でも侮れないでしょう。

過去10年の武蔵野Sでは7番人気以下で馬券圏内に入った馬が10頭いて、そのうち8頭はダート重賞で③着以内に入ったことがありました。例外の2頭は東京ダートのOPで連対歴があり、実績のある馬が侮れなさそうです。

10頭のうち6頭は前走から距離を短縮されていて、それら以外の4頭のうち3頭は前走が①~④着でした。距離短縮馬か、前走で好調さを見せていたタイプをマークしておきましょう。

過去10年の福島記念では7番人気以下で馬券圏内に入った馬が9頭いて、いずれも牡馬で、福島開催での8頭のうち7頭はひと桁馬番でした。福島での8頭は父がサンデー系かノーザンダンサー系だったので、枠順と父系のチェックをして臨みましょう。

過去10年のデイリー杯2歳Sでは6番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、6~8番人気でした。4頭の父はダイワメジャージャングルポケットブラックタイドで、いずれも1~2番手に先行しての粘り込みなので、前に行きそうな馬はマークしておくと良さそうです。

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