穴ぐさ傾向と対策
高松宮記念の勝ち馬も簡単に!?
3月23~24日にサーバー不調のため、当サイトにアクセスしづらい状態が続いておりました。ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけして、誠に申し訳ありませんでした。今後はこのようなことがないよう改善してまいります。
先週(3月20日~22日)の穴ぐさは[9.4.6.102](複勝率15.7%)で、スプリングSは【B】評価だったガロアクリークが勝ち、阪神大賞典では【B】評価だったトーセンカンビーナが②着に入りました。
トーセンカンビーナは最終的に5番人気でしたが、レース当日の15時前までは6番人気で、ガロアクリークは発走5分前まで単勝オッズが30倍くらいあったのに、最終的に16.6倍になったんですよね。馬券が電話・インターネット投票だけの影響なのか、よく分かりませんが、ちょっと驚きの動きでした。何はともあれ、馬券を獲ったみなさんはおめでとうございました!
今週はG1の高松宮記念があり、他に日経賞、毎日杯、マーチSという重賞も予定されています。ドバイワールドカップ諸競走が中止となってしまいましたが、新型コロナウイルスの影響で仕方ないですね…。早く終息することを祈るばかりです…。
ご存知の通り、高松宮記念は芝1200mのG1で、今年の芝1200m重賞は、シルクロードSが3番人気だったアウィルアウェイが勝ち、オーシャンSは1番人気だったダノンスマッシュが制しました。芝1200m重賞は、昨年のキーンランドC(勝ち馬ダノンスマッシュ)以降、7レース連続で1~3番人気馬が優勝しています。
芝1200m重賞は昨年の高松宮記念以降は13レースが行われ、施行コースを直線に坂のあるコース(5レース)と直線平坦コース(8レース)で分けると、次のようになっています。
【2019年高松宮記念以降の芝1200m重賞】
人気 | 直線に坂のあるコース (中山、阪神、中京) |
直線平坦コース (京都、小倉、札幌、函館) |
1番人気 | [3.0.1.1] | [2.0.1.5] |
2番人気 | [1.0.2.2] | [1.4.1.2] |
3番人気 | [1.2.1.1] | [2.2.1.3] |
4番人気 | [0.0.0.5] | [1.0.1.6] |
5番人気 | [0.0.0.5] | [1.0.1.6] |
6番人気以下 | [0.3.1.47] | [1.2.3.76] |
直線平坦コースでは4番人気以下の馬も勝っていますが、直線に坂のあるコースでの5レースは1~3番人気が勝利しています。1番人気は[3.0.1.1]で、馬券圏外になったのは昨年の高松宮記念でのダノンスマッシュ(④着)だけです。
昨年の高松宮記念でのダノンスマッシュは7枠13番という外枠で、外を回らされました。つまらないことを言うようですが、直線に坂のあるコースでの5レースでは、馬番別の成績が次のようになっています。
【2019年高松宮記念以降の直線に坂のあるコースでの芝1200m重賞】
馬番 | 1~3番人気 | 4番人気以下 |
ひと桁馬番 | [5.1.4.0] | [0.3.1.31] |
ふた桁馬番 | [0.1.0.4] | [0.0.0.26] |
人によっては興ざめするデータかもしれません。あくまで5レースに関するデータではありますが、1~3番人気はひと桁馬番だと[5.1.4.0]で馬券圏外がなく、4番人気以下で③着以内に入った4頭もひと桁馬番です。もっと細かく言うと、1~3番人気で馬券圏内に入った11頭は馬番10番以内で、4番人気以下で③着以内に入った4頭は馬番4~7番でした。
ということで、この流れが続くと考えれば、今年の高松宮記念も勝つのはひと桁馬番の1~3番人気馬ですかね。ちょっと安直に考えすぎかもしれませんが(笑)。
この傾向が覆される可能性としては、レース当日の天候による影響があるかもしれませんね。週末の中京競馬場は、24日(火)の時点では雨が降る予報が出ていて、道悪馬場になると傾向に変化が生じる可能性もあるでしょう。当日の馬場傾向を分析して臨むようにしたいですね。
3月28日~29日に行われる3場(中山、阪神、中京)の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
3月28日~29日
場所 | 芝 |
中山 | Aコース・5週目 |
阪神 | Aコース・5週目 |
中京 | Bコース・2週目 |
3月28日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
中山9R | 両国特別 | [0.0.1.6] |
中山10R | 伏竜S | [0.1.1.10] |
中山11R | 日経賞 | [0.2.2.21] |
阪神9R | 君子蘭賞 | [1.2.2.9] |
阪神10R | 天神橋特別 | [0.0.0.4] |
阪神11R | 毎日杯 | [0.1.1.23] |
中京10R | 熊野特別 | [1.0.1.19] |
中京11R | 名鉄杯 | [2.3.4.21] |
中京12R | 岡崎特別 | [0.0.1.29] |
3月29日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
中山9R | ミモザ賞 | [0.0.1.14] |
中山10R | 船橋S | [2.0.2.35] |
中山11R | マーチS | [2.0.1.36] |
阪神9R | 四国新聞杯 | [0.0.1.15] |
阪神10R | 武庫川S | [2.0.3.20] |
阪神11R | 六甲S | [1.0.1.22] |
中京9R | 大寒桜賞 | [0.0.1.4] |
中京10R | 名古屋城S | [2.0.2.17] |
中京11R | 高松宮記念 | [0.0.3.35] |
中京12R | 鈴鹿特別 | [0.1.3.30] |
☆注目レース☆
名鉄杯(OP特別、中京ダート1400m)
名鉄杯での穴ぐさは[2.3.4.21](複勝率30.0%)で、複勝回収率は143%です。昨年はローズプリンスダムが9番人気で③着に入りました。
ダートの時に限ると[0.1.1.10]で、馬券に絡んだ2頭は前走が⑤着以下でしたが、どちらも好走歴のないコースでした。2頭は過去にダートOPで勝ち鞍を挙げていたので、OP実績のある馬の巻き返しに注意しましょう。
☆注目レース☆
名古屋城S(3勝クラス、中京ダート1800m)
名古屋城Sでの穴ぐさは[2.0.2.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は150%です。
中京ダート1800mの時に限ると[2.0.1.6]で、馬券に絡んだ3頭はいずれも5歳牡馬です。3頭のうち1頭は前走も中京ダート1800mで走って勝ち鞍を挙げ、残りの2頭は前走がふた桁着順でしたが、右回りでした。その2頭も左回りのダート1800mで③着以内の好走歴があったので、左回り実績馬をマークしておきましょう。
☆注目レース☆
君子蘭賞(1勝クラス、阪神芝外1800m)
君子蘭賞での穴ぐさは[1.2.2.9](複勝率35.7%)で、複勝回収率は294%です。
馬券圏内に入った5頭は中3週以内の臨戦で、前走が芝で⑤着以下でしたが、5頭のうち4頭は2~3走前に勝ち鞍を挙げていました。5頭のうち3頭は前走がOPだったので、前走着順だけで見限らず、2走前の成績も含めて評価を下すようにしましょう。
■ちなみに…■
高松宮記念での穴ぐさは[0.0.3.35]で、日経賞では[0.2.2.21]、毎日杯では[0.1.1.23]、マーチSでは[2.0.1.36]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、高松宮記念が6頭、日経賞が7頭、毎日杯が3頭、マーチSが11頭です。
高松宮記念で激走した6頭は②~③着で、前走がオーシャンS(4頭)かシルクロードS(2頭)でした。中京で激走した5頭のうち4頭は左回りで勝ち鞍があったので、中京に限らず、東京や新潟の実績をチェックしておくと良さそうです。
激走した6頭のうち5頭は馬体重が490kg以上で、中京で激走した5頭のうち4頭はノーザンテーストかダンチヒを内包していました。馬体重が490kg以上だった5頭は5~7歳だったので、大型のベテランが侮れなさそうです。
日経賞で激走した7頭は4~6歳の牡馬で、2012年以降の6頭は父か母父がサンデー系です。その6頭は芝2200m以上で2勝以上を挙げていたので、長距離実績のあるサンデー系内包馬に注意しましょう。
重馬場となった2012年に12番人気で優勝したネコパンチ以外の6頭は近3走以内に芝で③着以内があったので、ある程度の好調さもポイントでしょう。
毎日杯で激走した3頭は7番人気で、過去10年では8番人気以下で③着以内に入った馬がいません。7番人気で馬券に絡んだ3頭は父か母父がミスプロ系で、前走が芝1800~2200mで③~④着でした。3頭は直線に坂のある芝で好走歴があったので、パワーの要る馬場もこなせそうなタイプを狙うと良さそうです。
マーチSで激走した11頭は5歳以上で、10頭が5~7歳でした。11頭のうち10頭は馬番4~12番で、内や外の極端枠ではない方が良さそうです。11頭のうち10頭は馬体重が490kg以上で、3頭は前走が①着でしたが、残りの8頭のうち7頭はダート重賞での連対歴がありました。勢いがあるか、ダート重賞で実績がある馬をマークしておきましょう。