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穴ぐさ傾向と対策

桜花賞も騎手との相性がカギ!?


先週(4月4日~5日)の穴ぐさは[1.6.5.73](複勝率14.1%)で、ダービー卿CT【A】評価のボンセルヴィーソが②着、【B】評価のレイエンダが③着に入る【穴ぐさダブル】となりました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

大阪杯はラッキーライラックが内を捌いて差し切り、3度目のG1制覇を果たしましたね。ラッキーライラックは馬体重が520kgで、今年も大型馬が制する結果となりました。先週にお伝えしたデータで考えれば、皐月賞大型馬には注目すべきでしょう。

ラッキーライラックは中4週の臨戦で、②着のクロノジェネシスは中6週、③着のダノンキングリーは中4週でした。上位人気5頭の中では、4ヶ月ぶり(中18週)だったワグネリアンが⑤着、2ヶ月ぶり(中9週)だったブラストワンピースが⑦着で、結果的に間隔が開いていた馬が馬券圏外に敗れることになりました。

近年はG1を休み明けで挑戦してくる馬が珍しくないわけですが、その扱いには注意した方が良いのでは?と感じます。

2017年以降の芝G1に限ると、勝率は中8週以内の馬(勝率5.6%)よりも、中9週以上の馬(勝率8.4%)の方が高くなっています。ただ、中9週以上の馬については若い馬の方が成績が良いというデータがあり、休み明けの古馬は用心が必要だと思うんですよね。

【2017年以降の芝G1】
年齢 中8週以内 中9週以上
2歳 勝率5.9% 勝率8.7%
3歳 勝率5.3% 勝率16.7%
4歳 勝率8.3% 勝率6.3%
5歳 勝率9.2% 勝率7.7%
6歳以上 勝率0.6% 勝率2.7%

3歳以下の馬は中9週以上の方が勝率が高い反面、4~5歳は中8週以内の方が勝率が高くなっています。今後の春の芝G1シリーズにも休み明けで出走してくる馬がいると思いますが、3歳限定戦古馬戦は分けて考えるようにすべきでしょう。

今週末は桜花賞、来週末は皐月賞が予定されていて、これらは3歳限定戦ですから、休み明けでも特段に割り引く必要はないかもしれませんが、このコーナーでずっと記してきている通り、今年の3歳重賞では1番人気馬が勝てていないので、その点が気になるところです。

改めて、現3歳世代の芝重賞について、人気別の成績をご覧いただきましょう。

【現3歳世代の芝重賞】
人気 2019年 2020年
1番人気 [8.1.1.4] [0.5.3.5]
2番人気 [0.7.3.4] [4.2.2.5]
3番人気 [2.4.4.4] [2.0.1.10]
4番人気 [2.0.2.10] [1.4.1.7]
5番人気 [1.0.1.12] [1.1.1.10]
6番人気 [1.1.0.12] [2.0.1.10]
7番人気以下 [0.1.3.85] [3.1.4.78]

昨年は14レースのうち8レースで1番人気馬が勝ち、2番人気馬が0勝だったのに対して、今年は13レースが行われ、1番人気馬が0勝です。

現3歳世代の芝重賞のうち、牝馬限定戦は8レースが行われて、1番人気馬と優勝馬は次の通りとなっています。

【現3歳世代の牝馬限定の芝重賞】
レース 1番人気 優勝馬
フラワーC 着シーズンズギフト アブレイズ(12番人気)
フィリーズレビュー 着カリオストロ エーポス(5番人気)
チューリップ賞 着レシステンシア マルターズディオサ(4番人気)
クイーンC 着ルナシオン ミヤマザクラ(2番人気)
フェアリーS 着アヌラーダプラ スマイルカナ(3番人気)
阪神JF 着リアアメリア レシステンシア(4番人気)
ファンタジーS 着マジックキャッスル レシステンシア(6番人気)
アルテミスS 着リアアメリア リアアメリア(1番人気)

現3歳の芝重賞の中でも牝馬限定戦1番人気は、牡牝混合戦よりも成績が悪く、昨年の阪神JF以降は連対圏に入れていません。今年の5戦については、1番人気で③着となった2頭が偶数馬番で、馬券圏外となった3頭が奇数馬番だったので、桜花賞での1番人気もまずは偶数馬番が欲しいところでしょうか。

では、現3歳世代の牝馬限定芝重賞において、どんな馬を狙えば良いのか、データを探ってみたところ、騎手に関してこんなデータがありました。

【現3歳世代の牝馬限定の芝重賞】
前走 騎手が
継続騎乗
騎手が
乗り替わり
前走①着 [4.1.2.17] [1.2.1.28]
前走②着 [1.1.1.4] [1.1.0.3]
前走③着 [0.0.0.4] [0.1.0.2]
前走④着以下 [0.0.4.11] [1.2.0.23]

騎手が継続騎乗だった馬が[5.2.7.36](勝率10.0%、連対率14.0%、複勝率28.0%)で、騎手が乗り替わった馬が[3.6.1.56](勝率4.5%、連対率13.6%、複勝率15.2%)です。騎手が前走時と同じ馬の方が好走率が高く、その中でも前走①~②着馬が[5.2.3.21](勝率16.1%、連対率22.6%、複勝率32.3%)と好成績です。

桜花賞も人気には過度に惑わされず、騎手との相性を吟味して馬券検討をすると良いのではないでしょうか。

今週末からは福島開催も始まる予定です。4月11日~12日に行われる中山、阪神、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月11日~12日
場所
中山 Bコース・2週目
阪神 Bコース・2週目
福島 Aコース・1週目

4月11日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 野島崎特別 [0.2.1.14]
中山10R 千葉日報杯 [0.1.1.19]
中山11R ニュージーランドT [3.0.2.32]
阪神9R 丹波特別 [0.1.2.15]
阪神10R 白鷺特別 [1.0.4.11]
阪神11R 阪神牝馬S [0.1.3.33]
福島10R ひめさゆり賞 [1.0.0.5]
福島11R 福島中央テレビ杯 [2.2.1.31]
福島12R 桑折特別 [1.0.2.31]

4月12日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 印西特別 出走ナシ
中山10R 美浦S [2.3.3.17]
中山11R 春雷S [3.0.2.27]
阪神8R 天王寺特別 [2.0.1.18]
阪神9R 忘れな草賞 [1.1.1.10]
阪神10R 大阪-ハンブルクC [2.2.2.24]
阪神11R 桜花賞 [3.2.3.30]
阪神12R 梅田S [1.2.1.28]
福島10R 飯盛山特別 [3.1.1.23]
福島11R 吾妻小富士S [1.2.3.29]
福島12R 花見山特別 [2.0.0.18]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
桜花賞(G1、阪神芝外1600m)

桜花賞での穴ぐさは[3.2.3.30](複勝率21.1%)で、複勝回収率は136%です。昨年は【A】評価だったシゲルピンクダイヤが②着に食い込み、2013年以降は7年のうち5年で穴ぐさが馬券圏内に入っています。

過去10年の桜花賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち6頭が穴ぐさです。7頭のうち6頭の前走がチューリップ賞で、残り1頭は前走がフィリーズレビューでした。7頭のうち4頭は前走が②~③着で、7頭はいずれも芝1400m以上のOPで馬券に絡んだことがあったので、OP実績は確認しておきましょう。

昨年②着のシゲルピンクダイヤは8枠16番で、激走した7頭のうち6頭は馬番7~16番です。2013年以降に激走した6頭はディープインパクト産駒(3頭)とダイワメジャー産駒(3頭)ですから、両産駒もマークしておくと良いでしょう。

注目レース
ニュージーランドT(G2、中山芝1600m)

ニュージーランドTでの穴ぐさは[3.0.2.32](複勝率13.5%)で、複勝回収率は108%です。昨年は2~4番人気が馬券圏内を占める堅い決着だったので、今年は穴馬の出番があってほしいところです。

過去10年のニュージーランドTでは7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち10頭がひと桁馬番で、同じく11頭のうち10頭は中5週以内の臨戦でした。

11頭のうち、前走が1勝クラス(500万)だった3頭は前走が①~②着で、前走がOPだった8頭は前走が⑤着以内か3~4番人気でした。11頭は父か母父がノーザンダンサー系かミスプロ系だったので、荒れ馬場でも持続力を発揮できそうなタイプが狙い目になりそうです。

注目レース
春雷S(OP特別、中山芝1200m)

春雷Sでの穴ぐさは[3.0.2.27](複勝率15.6%)で、複勝回収率は111%です。昨年はビップライブリーが8番人気で勝利を収めました。

馬券に絡んだ5頭は4~6歳馬で、4代血統表内にダンチヒストームキャットノーザンテーストを持っていました。5頭は前走が芝OPで④着以下に敗れていましたが、そのうち4頭は近2走以内に4角4番手以内の競馬をしていました。5頭のうち4頭は4角3番手以内に先行して③着以内に入ったので、先行力のありそうな馬は侮れないでしょう。

注目レース
忘れな草賞(OP特別、阪神芝2000m)

忘れな草賞での穴ぐさは[1.1.1.10](複勝率23.1%)で、複勝回収率は143%です。

激走した3頭の穴ぐさは中3週以内の臨戦で、いずれも偶数馬番でした。3頭は5代血統表内にノーザンダンサーのクロスを持っていて、3頭のうち2頭は休み明け2戦目だったので、使われての良化が見込めるタイプをマークしておきましょう。

注目レース
美浦S(3勝クラス、中山芝1800m)

美浦Sでの穴ぐさは[2.3.3.17](複勝率32.0%)で、複勝回収率は184%です。今年は芝1800m戦に戻りますが、芝1800mに限ると[1.3.3.10](複勝率41.2%)で、複勝回収率が244%です。

芝1800mで③着以内に入った7頭は3~6歳で、7頭のうち5頭は中山芝で勝ち鞍がありました。7頭はいずれも前走が中山以外で⑤着以下で、中5週以内の臨戦だったので、順調に使われている中山実績馬をチェックしておきましょう。

注目レース
梅田S(3勝クラス、阪神ダート1800m)

梅田Sでの穴ぐさは[1.2.1.28](複勝率12.5%)で、複勝回収率は139%です。昨年は【A】評価だったフィールドセンスが③着に入りました。

激走した4頭は4~5歳の牡馬で、父か母父がミスプロ系でした。4頭のうち3頭は前走が⑨着以下でしたが、いずれも近4走以内に勝ち鞍を挙げていたので、2~4走前の着順も確認して臨むようにしましょう。

注目レース
野島崎特別(2勝クラス、中山芝1800m)

野島崎特別での穴ぐさは[0.2.1.14](複勝率17.6%)で、複勝回収率は101%です。昨年はトーホウアイレスが9番人気で②着に入りました。

馬券圏内に入った3頭は馬番5番以内で、父がサンデー系かミスプロ系でした。3頭は前走も芝1800mを使われて⑤着以下に敗れていましたが、その時と同じ騎手が騎乗して激走したので、騎手が継続騎乗している内枠の馬をチェックしておきましょう。

注目レース
白鷺特別(2勝クラス、阪神芝外2400m)

白鷺特別での穴ぐさは[1.0.4.11](複勝率31.3%)で、複勝回収率は141%です。

③着以内に入った5頭は4~6歳の牡馬で、父がマンハッタンカフェハーツクライバゴジャングルポケットホワイトマズルでした。5頭のうち4頭は近4走以内に芝での③着以内があり、同じく5頭のうち4頭は中7週以内の臨戦だったので、近走成績と順調度を確認して臨みましょう。

ちなみに…
阪神牝馬Sでの穴ぐさは[0.1.3.33]で、昨年は【A】評価だったミエノサクシードが9番人気で③着に食い込みました。芝1600mに替わった近4年での勝ち馬は1~4番人気で、7番人気以下で③着以内に入った馬は3頭います。

その3頭は父サンデー系で、母父か母母父がノーザンダンサー系でした。3頭は馬番10~14番で、内枠である必要はなさそうです。3頭は前走が芝1400~1600mで①~③着に好走していて、そのうち2頭は前走が芝重賞でした。残りの1頭は過去に芝G1で掲示板に載ったことがあったので、実績のある馬が人気薄で放置されていたら狙い目でしょう。


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