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穴ぐさ傾向と対策

日本ダービーも「馬体重増減なし」を狙いたい!


先週(5月23日~24日)の穴ぐさは[3.4.7.104](複勝率11.9%)でした。オークスで激走した馬が出たものの、穴ぐさに指名できず申し訳ありませんでした。

そのオークスは1番人気のデアリングタクトが苦しい競馬を強いられましたが、直線で1頭だけ違う末脚を見せて差し切りましたね。63年ぶりとなる無敗の3歳牝馬二冠制覇で、道悪桜花賞良馬場オークスを勝利したわけですから、歴史的な快挙ですね。

デアリングタクトは父エピファネイア×母父キングカメハメハという配合で、②着に入ったウインマリリンは父スクリーンヒーロー×母父フサイチペガサスです。レース上がり34秒2というレースでしたが、父ロベルト系×母父ミスプロ系の2頭が父サンデー系を蹴散らす結果になりました…。

デアリングタクトの勝利により、今年の東京芝OPでの1番人気は次のような成績となりました。

【2020年の東京芝のOPでの1番人気】
性別 着順
牡馬 ④⑦⑨④⑦⑤⑤⑧⑨着
牝馬 ⑩⑤

先週はメイSとオークスが行われ、牝馬デアリングタクトは1番人気で勝ったものの、メイSのブレステイキング(牡馬)は⑨着に敗れ、相変わらず1番人気に推された男馬は期待に応えられないケースが続いています。今週は日本ダービーがあり、1番人気は無敗の皐月賞馬・コントレイルだと思われますが、果たして、このイヤなデータを打破できるでしょうか。

コントレイルは皐月賞制覇時の馬体重が462kgで、これは前走のホープフルSの時と同じでした。デアリングタクトはエルフィンS→桜花賞→オークスをいずれも466kgで制しています。今年のJRAのG1では、馬体重が前走時と同じだった馬が活躍していて、ダービーでも馬体重の変動には着目すべきかと思われます。

【2020年のJRAのG1で馬体重が前走時と同じだった馬】
レース 着順馬名
5月24日
オークス
①着デアリングタクト(466kg)
5月17日
ヴィクトリアマイル
①着アーモンドアイ(486kg)
⑨着ビーチサンバ(468kg)
5月10日
NHKマイルC
①着ラウダシオン(494kg)
③着ギルデッドミラー(468kg)
⑤着ルフトシュトローム(482kg)
⑨着ボンオムトゥック(450kg)
⑫着ストーンリッジ(456kg)
⑮着プリンスリターン(450kg)
⑯着シャチ(456kg)
5月3日
天皇賞・春
③着ミッキースワロー(478kg)
④着ユーキャンスマイル(500kg)
4月19日
皐月賞
①着コントレイル(462kg)
⑰着キメラヴェリテ(538kg)
4月18日
中山グランドジャンプ
①着オジュウチョウサン(510kg)
中止メドウラーク(512kg)
4月12日
桜花賞
①着デアリングタクト(466kg)
③着スマイルカナ(416kg)
⑯着ウーマンズハート(460kg)
4月5日
大阪杯
⑧着レッドジェニアル(486kg)
3月29日
高松宮記念
①着モズスーパーフレア(494kg)
⑤着シヴァージ(500kg)
⑦着セイウンコウセイ(504kg)
⑬着モズアスコット(494kg)
2月23日
フェブラリーS
①着モズアスコット(494kg)
④着ワンダーリーデル(530kg)
⑮着デルマルーヴル(494kg)

今年のJRAのG1は障害戦(中山グランドジャンプ)を含めて10レースが行われ、そのうち8レースを馬体重増減なしの馬が制しています。増減なしの馬は[8.0.3.16](勝率29.6%、連対率29.6%、複勝率40.7%)という成績で、マイナス体重だった馬が[0.6.3.75](複勝率10.7%)、プラス体重だった馬が[2.4.4.38](複勝率20.8%)ですから、抜けた好成績と言えます。

馬体重増減なしの馬の好走が顕著なのは3歳限定のG1で、上表から3歳戦の4レース(桜花賞皐月賞NHKマイルCオークス)を抽出すると、このようになっています。

【2020年のJRAの3歳限定G1で馬体重が前走時と同じだった馬】
レース 1~9番人気 10番人気以下
オークス ①着デアリングタクト(1番人気) なし
NHKマイルC ①着ラウダシオン(9番人気)
③着ギルデッドミラー(6番人気)
⑤着ルフトシュトローム(4番人気)
⑨着ボンオムトゥック(12番人気)
⑫着ストーンリッジ(13番人気)
⑮着プリンスリターン(10番人気)
⑯着シャチ(16番人気)
皐月賞 ①着コントレイル(1番人気) ⑰着キメラヴェリテ(10番人気)
桜花賞 ①着デアリングタクト(2番人気)
③着スマイルカナ(9番人気)
⑯着ウーマンズハート(10番人気)

1~9番人気だった馬と10番人気以下だった馬で分けると上記の通りで、馬体重増減なしの馬ひと桁人気だと[4.0.2.1]で、ほとんど崩れていません。というか、今年の3歳限定G1は4レースすべてを前走時と同じ馬体重で出走してきたひと桁人気の馬が制しているので、日本ダービーにおいても前走時と同じ馬体重で出走してきた馬に注目すべきでしょう!

今週末は東京・京都の2場開催で、東京芝はCコースに変更となりますので、ご注意ください。5月30日~31日に行われる東京、京都の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

5月30日~31日
場所
東京 Cコース・1週目
京都 Dコース・3週目

5月30日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 富嶽賞 [1.1.2.28]
東京10R 葉山特別 [1.1.2.18]
東京11R 欅S [0.1.2.35]
京都9R 紫野特別 [0.0.0.5]
京都10R 東大路S [1.2.1.20]
京都11R 葵S [1.1.4.28]

5月31日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京8R 青嵐賞 [1.0.0.19]
東京9R 薫風S [4.2.1.27]
東京10R むらさき賞 [3.0.2.31]
東京11R 日本ダービー [1.2.2.36]
東京12R 目黒記念 [2.1.3.34]
京都9R 與杼特別 [1.0.0.34]
京都10R 安土城S [0.0.0.18]
京都11R 白百合S [0.2.2.9]
京都12R 朱雀S [3.0.3.27]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
日本ダービー(G1、東京芝2400m)

日本ダービーでの穴ぐさは[1.2.2.36](複勝率12.2%)で、複勝回収率は130%です。昨年は【A】評価だったロジャーバローズが12番人気で優勝しました。

昨年時のロジャーバローズは1枠1番で、過去10年で7番人気以下で③着以内に入った8頭のうち7頭が馬番1~7番です。激走した8頭は中5週以内の臨戦で、前走が芝2000~2400mのOPでした。その8頭のうち6頭は前走が①~③着で、残りの2頭は前走が3番人気だったので、前走で好走しているか、上位人気に推されていたタイプをマークしておきましょう。

2012年以降の激走馬5頭はいずれも左回りで勝利実績があり、前走で4角4番手以内のレースをしていたので、先行力のある左回り実績馬が侮れなさそうです。

注目レース
葵S(重賞、京都芝1200m)

葵Sでの穴ぐさは[1.1.4.28](複勝率17.6%)で、複勝回収率は102%です。

OP特別だった頃も含めて(重賞は近2年)、過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は11頭いて、すべて中8週以内の臨戦で、前走が1400m以上でした。順調に使われている距離短縮馬に注目すべきでしょう。激走した11頭のうち9頭はひと桁馬番で、ふた桁馬番だった2頭は芝OPで勝ち鞍があったので、出走馬をOP実績で分類しておくと良いでしょう。

注目レース
白百合S(OP特別、京都芝外1800m)

白百合Sでの穴ぐさは[0.2.2.9](複勝率30.8%)で、複勝回収率は149%です。

馬券圏内に入った4頭のうち2頭は前走で500万(1勝クラス)を勝っていて、残りの2頭のうち1頭は2~4走前がOP、1頭は前走と3~5走前がOPでした。4頭は中5週以内の臨戦で、キャリア6~7戦だったので、経験値をチェックしておくと良さそうです。

注目レース
薫風S(3勝クラス、東京ダート1600m)

薫風Sでの穴ぐさは[4.2.1.27](複勝率20.6%)で、複勝回収率は120%です。

激走した7頭の穴ぐさは4~6歳で、中2~4週の臨戦でした。7頭のうち6頭は左回りで勝ち鞍があり、同じく7頭のうち6頭は近4走以内にダートで連対歴があったので、順調に使われていて近走に好走歴がある馬をマークしておきましょう。

注目レース
朱雀S(3勝クラス、京都芝1200m)

朱雀Sでの穴ぐさは[3.0.3.27](複勝率18.2%)で、複勝回収率は120%です。

2015年以降に③着以内に入った4頭はひと桁馬番で、いずれも前走から2ヶ月以上開いていました。その4頭のうち3頭は前走がふた桁着順でしたが、4頭はいずれも2~3走前に③着以内の好走歴があったので、前走で人気を落としている馬に妙味がありそうです。

注目レース
葉山特別(2勝クラス、東京芝1600m)

葉山特別での穴ぐさは[1.1.2.18](複勝率18.2%)で、複勝回収率は114%です。

③着以内に入った4頭は4~6歳で、いずれも3代血統表内にミスプロ系を持っていました。4頭は左回りで勝ち鞍があり、4頭のうち3頭は左回りのマイル戦で勝利実績があったので、左回り実績を確認しておくと良いでしょう。

ちなみに…
目黒記念での穴ぐさは[2.1.3.34]で、昨年は【C】評価だったソールインパクトが9番人気で③着に入りました。過去10年では7番人気以下で馬券に絡んだ馬が13頭います。

激走馬13頭は5歳以上の牡セン馬で、そのうちふた桁馬番だった3頭のうち2頭はハンデ58kgで、ひと桁馬番だった10頭のうち8頭はハンデ51~55kgでした。

13頭のうち4頭は左回りの芝重賞で連対実績があり、芝重賞での連対歴がなかった9頭のうち8頭は近3走以内に芝で連対歴がありました。左回りでの重賞実績か、ある程度の勢いを感じられるタイプをマークしておきましょう。




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