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穴ぐさ傾向と対策

函館記念もサンデー系&ミスプロ系の馬が!?


先週(7月11日~12日)の穴ぐさは[6.6.7.98](複勝率16.2%)で、全体的な成績は悪くなかったものの、重賞で好走した穴馬を指名しきれませんでした。申し訳ありません。天候の変化による馬場状態に見極めが甘かったと反省しています……。

今週末は、函館2歳S中京記念函館記念という3重賞が予定されていて、中京記念函館記念ハンデ戦です。先週の七夕賞もハンデ重賞で、勝利したのは3番人気のクレッシェンドラヴでしたが、1番人気だったジナンボーは⑨着に敗れ、やはり今年のハンデ重賞での1番人気は苦難の道が続いています。

改めて、今年の芝のハンデ重賞での人気別成績をご覧ください。

【2020年の芝のハンデ重賞】
人気 ハンデ54kg以下 ハンデ55kg以上
1番人気 [1.0.1.2] [0.0.0.11]
2番人気 [1.0.1.2] [1.2.1.7]
3番人気 [2.0.1.1] [2.1.1.7]
4番人気 [0.0.0.5] [2.0.0.8]
5番人気 [0.2.1.6] [0.0.1.5]
6番人気 [0.1.1.7] [0.2.0.4]
7番人気以下 [5.6.5.73] [1.1.2.56]

1番人気は[1.0.1.13]で、ハンデ55kg以上だった馬に限ると[0.0.0.11]です。昨年の函館記念はハンデ56kgだったマイスタイルが1番人気で優勝しましたが、今年の1番人気は上記のデータを覆せるでしょうか。

先週の七夕賞でハンデ54kg以下だった馬は[0.0.1.4]で、連続連対記録こそ途絶えたもののヴァンケドミンゴが③着に入り、同馬は馬体重が464kgでした。今年の芝のハンデ重賞でハンデ54kg以下の馬は、馬体重が498kg以下の馬が活躍しているので、そのデータも改めてご覧ください。

【2020年の芝のハンデ重賞でのハンデ54kg以下の馬】
馬体重 着別度数
498kg以下 [9.9.9.65]
500kg以上 [0.0.1.31]

今年の函館記念は登録馬が17頭で、そのうちハンデ54kg以下の馬が8頭います。一方、中京記念の登録馬は22頭で、ハンデ54kg以下の馬が12頭います。今年の芝のハンデ重賞(15レース)では、中山金杯以外の14レースでハンデ54kg以下の馬が③着以内に入っているので(13レースで連対)、函館記念中京記念でもハンデ54kg以下で馬体重が498kg以下のタイプに注目しましょう。

函館記念は函館芝2000mでの施行で、今夏の函館芝の中距離戦(特別競走)ではサンデー系とミスプロ系を持つ馬がよく勝っているので、優勝馬の血統データを振り返ってみましょう。

【2020年の函館芝1800~2000mの特別競走の優勝馬】
日付
レース名
優勝馬 母父
7月11日
五稜郭S
ナイママ ダノンバラード ジャングルポケット
7月11日
恵山特別
タイセイメガロス ダイワメジャー Empire Maker
7月5日
巴賞
トーラスジェミニ キングズベスト マンハッタンカフェ
7月4日
北海H
ジョブックコメン ドリームジャーニー クロフネ
7月4日
臥牛山特別
レオンドーロ スクリーンヒーロー マイネルラヴ
6月28日
松前特別
スズカロング ワークフォース サンデーサイレンス
6月27日
北斗特別
ワールドウインズ ルーラーシップ フジキセキ
6月21日
奥尻特別
レーガノミクス ロードカナロア スペシャルウィーク
6月20日
八雲特別
ザイラ フェノーメノ Carson City
6月14日
洞爺湖特別
マイネルズイーガー アイルハヴアナザー アグネスタキオン
6月13日
遊楽部特別
レースガーデン ディープインパクト キングカメハメハ
※ピンク色がサンデー系、黄色がミスプロ

今夏は函館芝1800~2000mの特別競走が11レースあり、優勝馬はすべて父か母父がサンデー系かミスプロ系です。というか、父&母父がサンデー系&ミスプロ系という馬が非常に多く、優勝馬の11頭のうち8頭が該当します(父サンデー系×母父ミスプロ系が3頭、父ミスプロ系×母父サンデー系が5頭)。

父&母父がサンデー系&ミスプロ系という馬が勝てなかったのは3レースで、臥牛山特別を勝ったレオンドーロは母父がマイネルラヴで、父スクリーンヒーローの母父がサンデーサイレンスですし、五稜郭Sで勝利したナイママの父ダノンバラードは父ディープインパクト×母父Unbridledですから、やはりサンデー系とミスプロ系を持っているということです。父ドリームジャーニー×母父クロフネというジョブックコメンが優勝した北海Hは②&③着に入った2頭が父ミスプロ系×母父サンデー系で、とにかくサンデー系とミスプロ系を持つ馬がよく好走しています。

昨年の函館記念を制したマイスタイルは父ハーツクライ×母父フォーティナイナーという配合で、③着にも父ステイゴールド×母父キングカメハメハというステイフーリッシュが入りましたから、今年もサンデー系とミスプロ系を持つ馬に要注目じゃないでしょうか!?

7月18日~19日に行われる福島、阪神、函館の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

7月18日~19日
場所
福島 Bコース・1週目
阪神 Bコース・4週目
函館 Bコース・2週目

7月18日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R いわき特別 [0.1.2.12]
福島10R 鶴ヶ城特別 [0.1.3.33]
福島11R 阿武隈S [1.2.1.13]
阪神9R 戎橋特別 [1.2.1.22]
阪神10R 能勢特別 [0.0.0.7]
阪神11R ジュライS [0.4.0.17]
函館10R 湯浜特別 [1.0.0.17]
函館11R 函館2歳S [0.4.1.32]
函館12R かもめ島特別 [1.0.3.9]

7月19日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
福島9R 信夫山特別 [2.0.0.15]
福島10R 横手特別 [0.3.3.30]
福島11R 福島テレビオープン [1.1.2.21]
阪神9R 神鍋特別 出走ナシ
阪神10R オークランドRCT [0.2.2.18]
阪神11R 中京記念 [2.2.0.35]
函館9R 下北半島特別 [1.1.0.21]
函館10R 駒場特別 [0.1.0.17]
函館11R 函館記念 [1.4.5.29]
函館12R 潮騒特別 [2.2.1.18]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
函館記念(G3、函館芝2000m)

函館記念での穴ぐさは[1.4.5.29](複勝率25.6%)で、複勝回収率は128%です。過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が17頭いて、すべて②~③着です。

2012年以降に激走した15頭のうち6頭は前走が巴賞で、それ以外の9頭のうち8頭は前走が芝重賞でした。前走が巴賞だった6頭のうち4頭は前走が休み明けで、残りの2頭は前走が⑤~⑥着でした。2013年以降に前走・巴賞で激走した4頭は巴賞を休み明けで走り、叩き2戦目の臨戦だったので、一度使われて上積みがありそうなタイプが狙い目でしょう。

前走が芝重賞だった8頭のうち7頭は、過去に芝重賞で勝利実績がありました。その7頭のうち5頭は前走から2ヶ月以上開いていたので、重賞実績馬は間隔が開いていても侮らない方が良さそうです。

2014年以降に激走した11頭のうち9頭は父か母父がサンデー系で、例外の2頭は父か母父がロベルト系でした。2015年以降に激走した9頭のうち7頭は函館芝札幌芝で勝ったことがあったので、やはり北海道の洋芝実績にも注目すべきでしょう。

注目レース
阿武隈S(3勝クラス、福島芝2000m)

阿武隈Sでの穴ぐさは[1.2.1.13](複勝率23.5%)で、複勝回収率は129%です。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは5~6歳の牡馬で、前走が東京芝やダートで④着以下でした。4頭は福島、小倉、札幌など、右回りで小回りの芝で勝利実績があったので、小回りの芝に替わって変わり身が期待できそうなタイプを見逃さないようにしましょう。

注目レース
潮騒特別(2勝クラス、函館芝1200m)

潮騒特別での穴ぐさは[2.2.1.18](複勝率21.7%)で、複勝回収率は123%です。

③着以内に入った5頭は4~8枠で、父がサンデー系以外でした(3頭は母父がサンデー系)。5頭のうち牝馬は1頭で、牡セン馬で馬券に絡んだ4頭は馬体重が490~518kgだったので、開催最終週のレースらしく、パワーのありそうなタイプが狙い目になりそうです。

注目レース
かもめ島特別(2勝クラス、函館芝1800m)

かもめ島特別での穴ぐさは[1.0.3.9](複勝率30.8%)で、複勝回収率は243%です。

激走した4頭は4~5歳で、父がサンデー系かノーザンダンサー系でした。4頭のうち3頭は馬体重が450kg以下でしたが、いずれも函館芝ダートで勝ち鞍があったので、力の要る馬場に実績がある馬をマークしておきましょう。

ちなみに…
函館2歳Sでの穴ぐさは[0.4.1.32]で、中京記念では[2.2.0.35]です。過去10年の函館2歳Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて(いずれも②~③着)、中京記念では10頭います。

函館2歳Sで激走した8頭は馬番1~10番で、いずれも前走が芝1200~1800mでの①着でした。2014年以降の激走馬6頭は前走を1~5番人気で勝っていて、2015年以降の5頭は前走が新馬戦だったので、前走での人気をチェックしておきましょう。

激走した8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、同じく8頭のうち7頭は前走時馬体重が432~466kgだったので、そのようなタイプはマークしておくと良さそうです。

中京記念での激走馬10頭のうち、マイル戦(中京)で激走した馬は6頭で、いずれも父か母父がサンデー系でした。6頭のうち5頭はハンデ55~58kgの牡馬で、その5頭は過去に芝2000m以上の重賞で馬券に絡んだことがあったので、1600mよりも長い距離で実績ある男馬は重いハンデでも侮れないでしょう。

激走した6頭のうち5頭は馬番9番より外枠でもあり、阪神での開催となる今年も開催最終週に行われるので、真ん中から外枠の馬に妙味が出てくるのではないでしょうか。


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