穴ぐさ傾向と対策
キーンランドCも前走で連外の馬に勝機が!?
先週(8月22日~23日)の穴ぐさは[5.2.10.98](複勝率14.8%)で、札幌記念で【A】評価だったペルシアンナイトが②着に食い込みました。その他にも日曜日(23日)の穴ぐさは複勝率が22.0%で、単勝回収率140%・複勝回収率119%という成績で、穴ぐさ報告掲示板にも多数の書き込みをしていただき、ありがとうございました。改めて、馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!
土曜日よりも日曜日の成績が良いのは先々週も同様で、8月の穴ぐさは土・日で次のような成績となっています。
【2020年8月の穴ぐさ】
曜日 | 着別度数 | 複勝率 |
土曜日 | [5.3.9.174] | 8.9% |
日曜日 | [12.11.20.159] | 21.3% |
土曜日の穴ぐさを選ぶ時に気が抜けているわけではないのですが、このような成績になっているということは、土曜日に馬場傾向を見ることによって、日曜日の精度が上がっている面があるのかもしれません。
改めて、今夏の札幌・新潟・小倉のコース別での穴ぐさ成績をご覧ください。
【2020年夏の札幌・新潟・小倉での穴ぐさ】
コース | 着別度数 | 複勝率 |
札幌ダ1000m | [1.2.1.21] | 16.0% |
札幌ダ1700m | [4.4.4.57] | 17.4% |
札幌ダ2400m | [0.0.1.1] | 50.0% |
札幌芝1200m | [2.2.3.28] | 20.0% |
札幌芝1500m | [0.0.1.19] | 5.0% |
札幌芝1800m | [0.0.0.9] | 0.0% |
札幌芝2000m | [0.3.2.21] | 19.2% |
札幌芝2600m | [0.1.1.6] | 25.0% |
新潟ダ1200m | [0.2.3.36] | 12.2% |
新潟ダ1800m | [1.0.3.35] | 10.3% |
新潟芝1000m | [2.1.0.12] | 20.0% |
新潟芝1200m | [1.2.2.6] | 45.5% |
新潟芝1400m | [1.1.0.13] | 13.3% |
新潟芝1600m | [1.1.1.22] | 12.0% |
新潟芝1800m | [0.1.1.16] | 11.1% |
新潟芝内2000m | [1.0.0.7] | 12.5% |
新潟芝外2000m | [0.0.1.8] | 11.1% |
新潟芝2200m | [1.1.0.8] | 20.0% |
新潟芝2400m | [0.0.1.7] | 12.5% |
小倉ダ1000m | [0.0.1.7] | 12.5% |
小倉ダ1700m | [2.0.4.16] | 27.3% |
小倉芝1200m | [0.0.3.25] | 10.7% |
小倉芝1800m | [0.0.2.7] | 22.2% |
小倉芝2000m | [1.0.0.4] | 20.0% |
小倉芝2600m | [0.0.0.3] | 0.0% |
穴ぐさが10頭以上出走したコースでは、複勝率1位が新潟芝1200m(45.5%)で、2位が小倉ダート1700m(27.3%)、3位が札幌芝1200m・新潟芝直1000m・新潟芝2200m(いずれも20.0%)となっています。今週末は札幌芝1200mでキーンランドCがあるので、貢献できるように頑張ります。
キーンランドCは古馬混合の芝1200m重賞で、先週の北九州記念はハンデ戦ではありましたが、同条件のレースでした。その北九州記念は8番人気だったレッドアンシェルが勝ち、②着に1番人気だったモズスーパーフレアが粘り込みました。モズスーパーフレアは5枠10番という枠順で、今年の芝1200m重賞での1番人気は、偶数馬番か奇数馬番かによって成績が大きく異なっています。
【2020年の芝1200m重賞での1番人気】
馬番 | レース | 着順・馬名 |
偶数馬番 | オーシャンS 葵S 函館スプリントS 北九州記念 |
①着ダノンスマッシュ(1枠2番) ①着ビアンフェ(6枠12番) ①着ダイアトニック(3枠6番) ②着モズスーパーフレア(5枠10番) |
奇数馬番 | シルクロードS 高松宮記念 CBC賞 函館2歳S |
⑱着レッドアンシェル(1枠1番) ⑫着タワーオブロンドン(5枠9番) ⑫着クリノガウディー(4枠7番) ⑬着モンファボリ(8枠15番) |
今年は芝1200m重賞が8レース行われ、1番人気は偶数馬番だと[3.1.0.0]と連対率100%ですが、奇数馬番だと[0.0.0.4]でいずれもふた桁着順に大敗しています。偶然にしては出来すぎているぐらい明暗クッキリで、今週末のキーンランドCは1番人気がダイアトニックではないかと思われますが、同馬も偶数馬番を引き当てたいところではないでしょうか。
ちなみに、ダイアトニックに関しては少々気になることもあって、今年の古馬混合の芝1200m重賞(6レース)では、前走で連外に敗れていた馬が優勝しているんですよね。
【2020年の古馬混合の芝1200m重賞】
前走着順 | 着別度数 |
前走①着 | [0.3.3.16] |
前走②着 | [0.1.0.7] |
前走③着 | [2.0.1.4] |
前走④着 | [2.0.0.5] |
前走⑤着 | [0.0.0.5] |
前走⑥着以下 | [2.2.2.45] |
優勝した6頭はいずれも前走が③~⑧着で、前走連対馬は[0.4.3.23]です。キーンランドCには、函館スプリントS連対のダイアトニック、ダイメイフジや、UHB賞連対のライトオンキュー、カッパツハッチなどが登録していますが、果たしてどんな結果となるでしょうか。
一方、新潟では新潟2歳Sが予定されていて、今夏の新潟芝の特別競走では相変わらず上位人気馬が勝利するケースが多くなっています。
【2020年夏の新潟芝の特別競走】
人気 | 直線1000m | 内回り 1200m 1400m 2200m 2400m |
外回り 1600m 1800m 2000m |
1番人気 | [1.1.1.0] | [0.1.3.4] | [5.0.2.2] |
2番人気 | [2.1.0.0] | [3.1.0.4] | [3.2.1.3] |
3番人気 | [0.0.0.3] | [0.3.1.4] | [0.1.1.7] |
4番人気 | [0.0.0.3] | [1.1.0.6] | [1.3.0.5] |
5番人気 | [0.0.0.3] | [3.0.0.5] | [0.0.0.9] |
6番人気 | [0.0.0.3] | [0.0.0.8] | [0.1.0.8] |
7番人気以下 | [0.1.2.30] | [1.2.4.61] | [0.2.5.74] |
今夏は新潟芝で特別競走が20レース行われて、そのうち19レースの勝ち馬が1~5番人気です。6番人気以下で勝利したのは先週の日本海Sでのソロフレーズ(14番人気)だけで、外回りコースでの9レースはすべて1~4番人気馬が優勝しています。外回りコースで4番人気で勝ったのは関屋記念のサトノアーサーで、9レースのうち8レースで1~2番人気が優勝していますから、新潟2歳Sも上位人気馬に注目でしょうか。
小倉芝は今週末からBコースに変更となるので、ご注意ください。8月29日~30日に行われる3場(新潟、小倉、札幌)の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
8月29日~30日
場所 | 芝 |
新潟 | Aコース・6週目 |
小倉 | Bコース・1週目 |
札幌 | Cコース・2週目 |
8月29日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
新潟9R | 岩室温泉特別 | [0.1.2.38] |
新潟10R | 稲妻S | [1.4.1.19] |
新潟11R | BSN賞 | [1.2.2.25] |
小倉9R | ひまわり賞 | [0.0.0.3] |
小倉10R | 西海賞 | [0.0.1.7] |
小倉11R | 釜山S | [1.1.1.14] |
札幌9R | ルスツ特別 | [0.1.0.2] |
札幌10R | 摩周湖特別 | [0.0.0.9] |
札幌11R | オホーツクS | [1.0.1.16] |
札幌12R | ニセコ特別 | [0.1.1.23] |
8月30日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
新潟9R | 五頭連峰特別 | [0.0.2.26] |
新潟10R | 朱鷺S | [3.0.1.22] |
新潟11R | 新潟2歳S | [0.1.3.36] |
小倉9R | 英彦山特別 | [0.2.0.4] |
小倉10R | 九州スポーツ杯 | [0.1.0.15] |
小倉11R | 小倉日経OP | [0.4.2.10] |
札幌9R | 小樽特別 | [3.2.3.26] |
札幌10R | 苫小牧特別 | [0.0.1.2] |
札幌11R | キーンランドC | [1.3.2.36] |
札幌12R | 支笏湖特別 | [0.0.1.11] |
☆注目レース☆
小倉日経OP(OP特別、小倉芝1800m)
小倉日経OPでの穴ぐさは[0.4.2.10](複勝率37.5%)で、複勝回収率は200%です。昨年はベステンダンクが11番人気で②着、ハイヒールが8番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。
馬券圏内に入った6頭は中8週以内の臨戦で、6頭のうち5頭はひと桁馬番でした。6頭のうち4頭は小倉芝1800~2000mで勝利実績があったので、順調に使われている小倉実績馬は侮らないようにしましょう。
☆注目レース☆
稲妻S(3勝クラス、新潟芝直1000m)
稲妻Sでの穴ぐさは[1.4.1.19](複勝率24.0%)で、複勝回収率は194%です。昨年はブラッククローバーが12番人気で②着に激走しました。
③着以内に入った穴ぐさは6頭のうち5頭が牝馬で、同じく6頭のうち5頭は中8週以内の臨戦でした。2012年以降の4頭はふた桁馬番でもあります。昨年②着のブラッククローバーは母父がサクラバクシンオーで、2012年以降に馬券に絡んだ4頭は4代血統表内にノーザンテーストを持っていたので、ノーザンテースト内包馬をチェックしておきましょう。
☆注目レース☆
小樽特別(1勝クラス、札幌芝1200m)
小樽特別での穴ぐさは[3.2.3.26](複勝率23.5%)で、複勝回収率は118%です。芝1200mの時に限ると[2.2.1.13](複勝率27.8%)で、複勝回収率は137%です。
芝1200mで③着以内に入った5頭は3~4歳で、中1~3週の臨戦でした。5頭のうち1頭は函館芝1200mでの未勝利戦を勝ち上がったばかりで、残りの4頭は前走を札幌芝で走って掲示板外に敗れていました。その4頭いずれも関西馬だったので、若い関西馬は前走着順だけで見限らない方が良さそうです。
■ちなみに…■
キーンランドCでの穴ぐさは[1.3.2.36]で、新潟2歳Sでは[0.1.3.36]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、キーンランドCで5頭、新潟2歳Sで9頭います。
キーンランドCで激走した5頭はいずれも芝OPでの連対歴があり、4頭は芝重賞での③着以内もありました。5頭は父か母父か母母父がノーザンダンサー系で、2015年以降の4頭は父か母父がサンデー系なので、サンデー系とノーザンダンサー系を持つ馬に注意しましょう。
5頭は牝馬(4頭)かセン馬(1頭)で、馬体重が472~496kgでした。5頭のうち4頭は4角7番手以下からメンバー中3位以内の上がりで差し込んでいるので、ある程度の馬格がある差し型が侮れなさそうです。
新潟2歳Sで激走した9頭のうち8頭は関東馬で、同じく9頭のうち8頭は中4~10週の臨戦でした。9頭のうち3頭の牡馬はひと桁馬番で、6頭の牝馬のうち4頭は7~8枠でした。
2011年以降の7頭は前走でメンバー中1~2位の上がりを計時していて、2012年以降の6頭は父がサンデー系かミスプロ系でもあります。前走で速い上がりを使っていたタイプはマークしておきましょう。