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穴ぐさ傾向と対策

ローズSも1番人気は過信禁物!?


先週(9月12日~13日)の穴ぐさは[5.1.5.65](複勝率14.5%)で、単勝回収率が113%でした。ただ、重賞で激走した穴馬を指名できず、申し訳ありませんでした。馬場や展開の読みが甘い結果となってしまいました。

セントウルSは8枠16番だったダノンスマッシュが1番人気に推されて、1分7秒9で押し切って優勝しました。京成杯AHでは、同じく8枠16番だったスマイルカナが逃げ粘って②着に入り、「セントウルSと京成杯AHは連対馬の枠がつながりやすい」と記した先週の内容は当たりましたね。

今週末はローズSセントライト記念があり、この2レースについても調べたところ、同じ馬番の馬が同年に連対したのは2011年(ローズS②着が7枠11番のマイネイサベル&セントライト記念①着が6枠11番のフェイトフルウォー)まで遡ります。近10年ではその時だけで、ローズSセントライト記念はリンクしにくいと覚えておいて良いかもしれませんね。

ローズSセントライト記念はどちらもG2で、先週にお伝えした通り、今年の芝G2戦は上位人気馬が勝利するケースが多いわけですが、3歳戦に限ると1番人気が勝てていないので、その点は気になります。

【2020年の芝G2戦】
人気 古馬混合戦 3歳限定戦
1番人気 [8.0.1.4] [0.2.2.4]
2番人気 [5.3.2.3] [2.3.2.1]
3番人気 [0.0.2.11] [1.1.1.5]
4番人気 [0.1.2.10] [3.1.0.4]
5番人気 [0.3.0.10] [1.1.1.5]
6番人気 [0.3.2.8] [1.0.0.7]
7番人気 [0.1.1.11] [0.0.1.7]
8番人気 [0.1.0.12] [0.0.0.8]
9番人気以下 [0.1.3.59] [0.0.1.52]

古馬の芝G2戦は1~2番人気が13連勝中ですが、今年の3歳限定の芝G2は春までに8レース行われ、1番人気が[0.2.2.4]という成績です。この8レースは、牡牝混合戦と牝馬限定戦で次のように分けられます。

【2020年の3歳限定の芝G2戦の1番人気】
条件 レース 1番人気
牡牝混合戦 京都新聞杯
青葉賞
ニュージーランドT
スプリングS
弥生賞
着アドマイヤビルゴ
着フィリオアレグロ
着オーロラフラッシュ
着ヴェルトライゼンデ
着ワーケア
牝馬限定戦 フローラS
フィリーズレビュー
チューリップ賞
着スカイグルーヴ
着カリオストロ
着レシステンシア

1番人気の成績が良くないのは牝馬限定戦で、1番人気で馬券に絡んだのはチューリップ賞のレシステンシア(③着)だけです。ただ、同レースの同馬は単勝1.4倍でした。

先週の紫苑Sでも1番人気だったスカイグルーヴは⑨着に敗れていて、今年の3歳牝馬限定の芝G2~G3では1番人気が[0.1.1.5]と勝てていません。この流れでいくと、今年のローズSの1番人気も信頼度は低いと考えるべきかもしれませんね。

セントライト記念は中山芝2200mでの施行で、先週の中山芝の特別競走では1600m以上だとトニービンを持つ馬の好走が目立ったので、今週末でも注目でしょう。

【2020年9月12~13日の中山芝1600m以上の特別競走】
日付レース 連対馬 トニービン
13日
11R京成杯AH
①着トロワゼトワル
②着スマイルカナ
母父母父トニービン
13日
9R白井特別
①着デクレアラー
②着ハローユニコーン
母父父トニービン
父母父トニービン
12日
11R紫苑S
①着マルターズディオサ
②着パラスアテナ

父母父トニービン
12日
9Rアスター賞
①着ドゥラモンド
②着イルーシヴパンサー
父母母父トニービン
父母父トニービン

先週は中山芝1600m以上での特別競走が4レースあり、連対圏に入った8頭のうち6頭がトニービンを持っていました。昨年のセントライト記念はルーラーシップ産駒のリオンリオン(父母父トニービン)が勝ち、3年前にも母父ジャングルポケットのミッキースワロー(母父父トニービン)が優勝していますから、今年もトニービンを持つ馬は侮れないのではないでしょうか。

今週末は3日間開催で、9月19日~21日に行われる中山、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

9月19日~21日
場所
中山 Bコース・2週目
中京 Aコース・2週目

9月19日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 汐留特別 [2.3.1.19]
中山10R 松戸特別 [1.1.1.15]
中山11R レインボーS [1.2.2.14]
中京9R 野路菊S 出走ナシ
中京10R 大府特別 [0.0.0.3]
中京11R ケフェウスS 出走ナシ

9月20日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 鋸山特別 [2.0.0.12]
中山10R 御宿特別 [0.0.0.2]
中山11R ラジオ日本賞 [0.3.0.8]
中京9R 小牧特別 [2.2.0.10]
中京10R 納屋橋S [0.1.1.13]
中京11R ローズS [2.3.3.29]

9月21日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 浦安特別 [0.2.1.27]
中山10R テイエムオペラオーC 出走ナシ
中山11R セントライト記念 [1.4.1.36]
中京9R 金山特別 [1.2.0.17]
中京10R ブエナビスタC 出走ナシ
中京11R JRAアニバーサリーS 出走ナシ
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ローズS(G2、中京芝2000m)

ローズSでの穴ぐさは[2.3.3.29](複勝率21.6%)で、複勝回収率は127%です。昨年は【A】評価だったビーチサンバが②着に入り、近8年のうち6年で穴ぐさが馬券に絡んでいます。

過去10年のローズSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、そのうち8頭は前走が2勝クラス以下の芝で①~④着に入っていました。この8頭のうち7頭は中7週以内の臨戦で、その7頭のうち6頭は前走でメンバー中2位以内の上がりを使っていたので、上がり馬は前走で上位の決め手を見せていたタイプを狙うと良さそうです。

前走が重賞だったタイプは2頭が激走していて、フローラSオークスで6~8番人気でした。この2頭は芝重賞での③着以内があり、前走時馬体重が400~454kgだったので、小柄な重賞実績馬もチェックしておきたいですね。

激走した10頭のうち6頭は父がサンデー系で、2頭は母父がサンデー系でした。近10年は阪神芝外1800mでの施行ですが(今年は中京芝2000m)、激走馬は1~3枠(5頭)か7~8枠(5頭)で、内か外の極端枠の馬となっています。

注目レース
レインボーS(3勝クラス、中山芝1800m)

レインボーSでの穴ぐさは[1.2.2.14](複勝率26.3%)で、複勝回収率は141%です。昨年はギャラッドが②着、一昨年はドレッドノータスが①着、3年前はスズカビスタが②着、4年前はケイアイチョウサンが③着と、近4年連続で穴ぐさが③着以内に入っています。

激走した5頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系の牡セン馬で、4頭は馬番6番以内でした。5頭はいずれも近4走以内に芝で③着以内の好走歴があったので、サンデー系の有無と近走成績をチェックして臨みましょう。

注目レース
小牧特別(2勝クラス、中京芝2200m)

小牧特別での穴ぐさは[2.2.0.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は104%です。近3年連続で連対圏に入る馬が出ています。

連対した4頭はすべて5歳牡馬で、そのうち3頭は3代血統表内にグレイソヴリン系を持っていました。同じく4頭のうち3頭は左回りで直線距離の長い芝で勝利実績があったので、良い脚を長く使えそうなタイプが侮れないでしょう。

注目レース
松戸特別(2勝クラス、中山ダート2400m)

松戸特別での穴ぐさは[1.1.1.15](複勝率16.7%)で、複勝回収率は141%です。

馬券に絡んだ3頭の穴ぐさは4~5歳の牡セン馬で、前走が⑦着以下でしたが、2走前に馬券圏内に好走していました。3頭は490~550kgの大型で中9週以内の臨戦だったので、順調に使われている大型馬の巻き返しに注意しましょう。

ちなみに…
セントライト記念での穴ぐさは[1.4.1.36]で、過去10年の同レースでは7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、いずれも②~③着です。

激走馬5頭は偶数馬番で、前走が新潟東京でした。2014年以降の激走馬4頭は前走から2ヶ月半以上開いていて、そのうち3頭は前走がダービーでした。5頭は前走が4角5番手以内で、2014年以降の4頭は前走で4角4番手以内に付けていたので、先行型が侮れなさそうです。


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