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穴ぐさ傾向と対策

チャンピオンズCのクリソベリルも枠順がカギに!?


先週(11月28日~29日)の穴ぐさは[2.3.8.75](複勝率14.8%)で、京都2歳Sでは【A】評価だったマカオンドールが③着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

ジャパンC【A】評価だったキセキがハイペースで飛ばす形になり、残り200mまでは先頭だったものの、さすがに最後は脚が上がって上位人気5頭の争いになりました。その中でもコントレイルデアリングタクトらに1馬身以上の差を付けたアーモンドアイは本当に強かったですね。ラストランでG1勝利数を9に伸ばし、まさしく有終の美を飾る快勝劇でした。

今年のジャパンCは三冠馬3頭が出走する世紀の一戦だったので、なんだか有馬記念後のような大きな山を超えた感を感じなくもないんですが、この後もG1レースは続きます。今週末はチャンピオンズCがあり、国内では8戦8勝のクリソベリルが出走予定です。

クリソベリルは3歳だった昨年時に優勝していて、昨年は3枠5番という枠順でした。ご存知の通り、チャンピオンズCは中京ダート1800mで行われていて、過去6回の優勝馬はいずれもひと桁馬番なんですよね。枠で記すと2~5枠です。

昨年のチャンピオンズCの翌週には浜名湖特別(2勝クラス)が同コースで行われ、勝利したのは2枠2番のバーンスターでした。今年に入ってからは中京ダート1800mでの特別競走が5レースあり、枠順別成績が次のようになっています。

【2020年の中京ダート1800mでの特別競走】
枠順 着別度数
1枠 [0.0.3.6]
2枠 [3.0.1.5]
3枠 [0.2.0.7]
4枠 [1.2.0.6]
5枠 [1.1.0.8]
6枠 [0.0.0.10]
7枠 [0.0.0.10]
8枠 [0.0.1.9]

勝ち馬5頭と②着馬5頭はいずれも2~5枠で、中京ダート1800mはとにかく2~5枠が良い印象があります。これだけ偏りがあると、それはそれでどうなのか?という気がしないでもないですが、このような傾向が出ている以上、馬券検討に活かさない手はないですよね。

昨年の浜名湖特別を勝利したバーンスターは馬体重が490kgで、今年の中京ダート1800mの特別競走では、馬体重別の成績が次のようにもなっています。

【2020年の中京ダート1800mでの特別競走】
馬体重 着別度数
490kg以下 [5.0.3.31]
492kg以上 [0.5.2.30]

勝利した5頭はいずれも490kg以下でした。3勝クラスを勝ったオーヴェルニュ(名古屋城S)とダイアナブライト(JRAアニバーサリーS)は父サンデー系で(スマートファルコン産駒とディープインパクト産駒)、パワー向きというよりスピードのあるタイプに向く印象だっただけに、今週末から始まる中京開催のダートがどのような馬場か、チェックをしてからチャンピオンズCに臨みたいですね。土曜日(5日)には浜名湖特別(2勝クラス)があるので、そこでの勝ち馬と枠順は確認するようにしましょう。

12月5日~6日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

12月5日~6日
場所
中山 Aコース・1週目
阪神 Aコース・5週目
中京 Aコース・1週目

12月5日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 葉牡丹賞 [2.2.2.19]
中山10R 北総S [0.1.2.33]
中山11R ステイヤーズS [1.3.2.30]
阪神9R 鳥取特別 [0.1.1.21]
阪神10R 御影S [0.2.3.15]
阪神11R チャレンジC [2.2.0.27]
中京10R 浜名湖特別 [0.0.2.16]
中京11R 浜松S [2.0.1.21]
中京12R 栄特別 [0.0.0.21]

12月6日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 舞浜特別 [0.1.0.31]
中山10R 市川S [4.1.5.24]
中山11R ラピスラズリS [0.2.1.26]
阪神9R さざんか賞 [1.0.1.4]
阪神10R 逆瀬川S [0.0.2.8]
阪神11R りんくうS 出走ナシ
中京9R こうやまき賞 [0.0.0.2]
中京10R 中京日経賞 [1.2.2.30]
中京11R チャンピオンズC [1.2.5.34]
中京12R 鳴海特別 [1.1.1.25]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
チャンピオンズC(G1、中京ダート1800m)

チャンピオンズC&JCダートでの穴ぐさは[1.2.5.34](複勝率19.0%)で、複勝回収率は111%です。昨年は1~3番人気が馬券圏内を占める堅い決着で、一昨年に【A】評価だったウェスタールンドが②着に食い込んでいます。

そのウェスタールンドを含めて過去6回のチャンピオンズCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも前走がダート重賞で、中7週以内の臨戦でした。6頭は前走が1~4番人気で、そのうち4頭は前走で掲示板に載っていたので、前走のダート重賞で上位人気に推されていたタイプはマークしておきましょう。

激走した6頭のうち5頭はひと桁馬番で、同じく6頭のうち5頭は父サンデー系です。父サンデー系×母父ミスプロ系という馬が4頭います。一昨年②着のウェスタールンド以外の5頭は左回りで勝利実績があったので、左回りでの戦績も確認して臨みましょう。

注目レース
御影S(3勝クラス、阪神ダート1400m)

御影Sでの穴ぐさは[0.2.3.15](複勝率25.0%)で、複勝回収率は183%です。昨年はジャスパープリンスが12番人気で③着に激走しました。

馬券に絡んだ5頭は中5週以内の臨戦で、5頭のうち4頭が馬番8番以内で、同じく5頭のうち4頭が3~4歳でした。昨年③着のジャスパープリンス以外の4頭は1600m以上での連対歴があったので、1400mを超える距離での好走歴があるタイプも侮れなさそうです。

注目レース
逆瀬川S(3勝クラス、阪神芝外1800m)

逆瀬川Sでの穴ぐさは[0.0.2.8](複勝率20.0%)で、複勝回収率は189%です。昨年はアンネリースが9番人気で③着に入りました。

激走した2頭の穴ぐさは前走が修学院S(京都芝外1800m)で掲示板外でしたが、上がり34秒1~34秒3を計時していました。2頭は父サンデー系×母父ノーザンダンサー系で、その配合で前走で速い上がりを使っていた馬がいたらマークしておきましょう。

注目レース
浜名湖特別(2勝クラス、中京ダート1800m)

浜名湖特別での穴ぐさは[0.0.2.16](複勝率11.1%)で、ダート1800mの時に限ると[0.0.2.13](複勝率13.3%)で、複勝回収率が124%です。

ダート1800mで③着に入った2頭の穴ぐさはひと桁馬番の3歳馬で、父か母父がノーザンダンサー系でした。2頭は前走が掲示板外でしたが、中3週以内の臨戦で、2走前に勝ち鞍を挙げていたので、前走着順で評価を落としている若い馬を見限らないようにしましょう。

注目レース
葉牡丹賞(1勝クラス、中山芝2000m)

葉牡丹賞での穴ぐさは[2.2.2.19](複勝率24.0%)で、複勝回収率は139%です。

馬券圏内に入った6頭のうち5頭はひと桁馬番で、同じく6頭のうち5頭は中3週以内の臨戦でした。2010年以降の5頭は前走が芝1800~2000mで、そのうち4頭は前走で③着以内に好走していたので、未勝利勝ち直後の馬も含めて中距離で好走してきている馬の力をきちんと評価して臨みたいですね。

ちなみに…
ステイヤーズSでの穴ぐさは[1.3.2.30]で、チャレンジCでは[2.2.0.27]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、ステイヤーズSが5頭、チャレンジCが8頭です。

ステイヤーズSで激走した5頭は5歳以上の牡セン馬で、そのうち3回はトウカイトリックによるものですが、5頭は父がミスプロ系かサンデー系です。トウカイトリック以外の2頭は前走が2~3勝クラスで③~④着で、中4週以内の臨戦だったので、格上挑戦の馬でも順調に使われているタイプは見限らない方が良いでしょう。

5頭の馬体重は478kg以下で、昨年③着のエイシンクリック以外は4代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていたので、スタミナ豊富な血脈の有無もチェックして臨みたいですね。

チャレンジCで激走した8頭のうち6頭は芝1800mの時で、芝2000mで激走した馬は2頭です。その2頭は前走が③着以内で、1800mでの6頭を含めて激走馬の8頭はいずれも近3走以内に芝で③着以内の好走歴があったので、好調そうなタイプを選出すると良いでしょう。

芝2000mで激走した2頭は阪神での勝ち鞍がなかったものの、どちらも右回りでO型の芝1800~2000m3勝以上をマークしていました。右回りで馬場を1周するコースで実績があるタイプが侮れないでしょう。


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