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穴ぐさ傾向と対策

チューリップ賞も弥生賞も馬体重に注目!


先週(2月27日~28日)の穴ぐさは[6.8.7.99](複勝率17.5%)でした。好走率は悪くなかったものの、阪急杯中山記念で人気薄で馬券に絡んだ馬を指名しきれず、申し訳ありませんでした。

先週、多くの調教師やジョッキーの方々が引退されましたね。『サラブレモバイル』としては、特に印象深いのが蛯名騎手で、穴ぐさのG1優勝というのはこれまでに30回あるのですが、その最多勝利ジョッキーが蛯名騎手なんですよね。2007年有馬記念のマツリダゴッホ、2016年皐月賞のディーマジェスティ、2016年宝塚記念のマリアライトという3勝を挙げていただきました。

どんな舞台でも頼りになるジョッキーで、騎手を引退されることは寂しいですが、調教師に転身されるので、今後は蛯名調教師としてご活躍されることを期待したいと思います。

先週のこのコーナーでは、今年のハンデ戦以外の芝重賞は上位人気馬が勝利するケースが続いている、と記して、中山記念阪急杯も1番人気馬(ヒシイグアス、レシステンシア)が制する結果になりました。改めて、今年の芝重賞での人気別成績をご覧ください。

【2021年の芝重賞】
人気 ハンデ戦以外 ハンデ戦
1番人気 [5.0.2.5] [1.2.0.4]
2番人気 [1.2.2.7] [1.1.2.3]
3番人気 [3.2.1.6] [0.1.0.6]
4番人気 [2.0.1.9] [1.0.1.5]
5番人気 [1.3.0.8] [0.1.0.6]
6番人気 [0.0.4.8] [0.1.0.6]
7番人気 [0.1.1.10] [2.0.0.5]
8番人気 [0.2.0.10] [0.0.1.6]
9番人気以下 [0.2.1.74] [2.1.3.55]

ハンデ戦以外の芝重賞は、12レースすべてで1~5番人気馬が勝利しています。今週末の芝重賞(弥生賞チューリップ賞オーシャンS)もハンデ戦以外ですから、頭(①着)は堅いんですかね…。

弥生賞とチューリップ賞は皐月賞&桜花賞へ向けての重要なレースで、3歳限定戦ですから、やはりノーザンファーム生産馬に注目しないといけませんね。再三お伝えしている通り、現3歳世代の芝重賞はノーザンファーム生産馬の連勝が続いていて、昨年の札幌2歳S以降、なんと18連勝中です。

今年、3歳限定重賞は6レースが行われ、人気別成績が次のようになっています。

【2021年の3歳限定の芝重賞】
人気 着別度数
1番人気 [1.0.2.3]
2番人気 [1.2.2.1]
3番人気 [2.0.0.4]
4番人気 [2.0.0.4]
5番人気 [0.1.0.5]
6番人気 [0.0.2.4]
7番人気 [0.1.0.5]
8番人気 [0.2.0.4]
9番人気以下 [0.0.0.34]

【2021年の3歳限定の芝重賞】
前走人気 着別度数
前走1番人気 [4.1.2.13]
前走2番人気 [2.2.2.9]
前走3番人気 [0.1.0.8]
前走4番人気 [0.1.1.5]
前走5番人気 [0.1.0.4]
前走6番人気以下 [0.0.1.25]

レース本番での人気前走での人気に分けて掲載しましたが、勝ち馬6頭(もちろんノーザンファーム生産馬)は1~4番人気で、前走で1~2番人気に推されていました。連対圏に入った12頭は、前走で1~5番人気に推され、レース本番で1~8番人気だった馬、とも言えますね。

チューリップ賞に登録しているノーザンファーム生産馬で、前走が1~2番人気だったのはシャーレイポピーストゥーティの2頭。弥生賞に登録しているノーザンファーム生産馬で、前走が1~2番人気だったのはダノンザキッドだけとなっていますが、果たしてこの中から勝ち馬が現れるでしょうか。

ちなみに、今年の3歳限定重賞は、馬体重が減っていなかった馬がよく勝っているので、馬体重の変動にも注目すると良いかもしれません。

【2021年の3歳限定の芝重賞の勝ち馬】
月日
レース
勝ち馬 馬体重
2月14日
共同通信杯
エフフォーリア 514kg(プラス4kg)
2月13日
クイーンC
アカイトリノムスメ 450kg(プラス4kg)
2月7日
きさらぎ賞
ラーゴム 512kg(増減なし)
1月17日
京成杯
グラティアス 498kg(プラス10kg)
1月11日
フェアリーS
ファインルージュ 492kg(プラス4kg)
1月10日
シンザン記念
ピクシーナイト 536kg(マイナス2kg)

シンザン記念こそマイナス2kgだったピクシーナイトが優勝しましたが、その後はプラス体重か前走時と同体重だった馬が勝っていて、クイーンCのアカイトリノムスメ以外は馬体重が492kg以上でもあります。弥生賞チューリップ賞の出走馬も、馬体重が減っていないタイプを上位に考えるべきですかね。

3月6日~7日に行われる中山、阪神、小倉の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

3月6日~7日
場所
中山 Aコース・2週目
阪神 Aコース・4週目
小倉 Bコース・4週目

3月6日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 潮来特別 [0.0.0.13]
中山10R 上総S [1.1.0.27]
中山11R オーシャンS [2.3.1.36]
阪神9R 小豆島特別 [0.0.0.10]
阪神10R 播磨S [1.0.2.30]
阪神11R チューリップ賞 [0.2.0.32]
小倉10R 芝桜賞 [1.0.0.1]
小倉11R 八代特別 [2.0.2.25]
小倉12R 大牟田特別 [2.0.1.27]

3月7日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 湾岸S [0.2.3.18]
中山10R 総武S [0.2.0.32]
中山11R 弥生賞 [1.1.2.17]
阪神9R アルメリア賞 [0.0.1.2]
阪神10R うずしおS [2.2.0.28]
阪神11R 大阪城S [2.0.1.29]
小倉10R 稲佐山特別 出走ナシ
小倉11R 壇之浦S [0.1.1.21]
小倉12R 由布院特別 [0.3.1.17]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
うずしおS(3勝クラス、阪神芝外1600m)

うずしおSでの穴ぐさは[2.2.0.28](複勝率12.5%)で、複勝回収率は115%です。1600m戦に限ると[1.2.0.8](複勝率27.3%)で、昨年はトーセンブレスが9番人気で②着、一昨年はメイショウオワラが10番人気で優勝しました。

マイル戦で連対した3頭の穴ぐさは5~6歳で、馬番7~8番でした。3頭はメンバー中2位の上がり(33秒1~34秒3)で差し込んでいて、いずれも近2走以内に33秒4~34秒2という上がりタイムを計時していたので、決め手のある馬が侮れないでしょう。

注目レース
湾岸S(3勝クラス、中山芝2200m)

湾岸Sでの穴ぐさは[0.2.3.18](複勝率21.7%)で、複勝回収率は106%です。

③着以内に入った5頭の穴ぐさは4~6歳で、そのうち4頭は父か母父がノーザンダンサー系でした。同じく5頭のうち4頭は5~6歳で、5頭のうち4頭は近3走以内に勝ち鞍を挙げていたので、ノーザンダンサー系内包で好調さの感じられるタイプをチェックしておきましょう。

注目レース
由布院特別(2勝クラス、小倉ダート1700m)

由布院特別での穴ぐさは[0.3.1.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は117%です。ダート1700mの時に限ると[0.1.1.10](ふた桁馬番16.7%)で、複勝回収率は116%です。

ダート1700mで激走した2頭の穴ぐさは馬番2~3番の内枠でした。2頭は前走が4角5番手で、中5週以内の臨戦だったので、順調に使われていて内目を立ち回れそうなタイプに妙味がありそうです。

ちなみに…
弥生賞での穴ぐさは[1.1.2.17]、チューリップ賞では[0.2.0.32]、オーシャンSでは[2.3.1.36]です。過去10年で7番人気以下で③着以内に入った馬は、弥生賞で6頭、チューリップ賞で5頭、オーシャンSで9頭います。

弥生賞で激走した6頭のうち、前走が1勝クラス(500万)だった馬は2頭で、その2頭は前走が①~②着でした。それら以外の4頭は前走が芝OPで④~⑥着だったので、前走のクラスと着順で選別する手がありそうです。

6頭のうち5頭は父か母父がサンデー系で、2013年以降の4頭は父サンデー系です。父か母父がサンデー系で激走した5頭は芝1800mで勝利実績があったので、2000m戦でもサンデー系内包でスピードのあるタイプが侮れないでしょう。

チューリップ賞で激走した5頭は②~③着で、前走が芝1500~1600mで⑤着以内でした。ディープインパクト産駒(3頭)、ダイワメジャー産駒(1頭)、ステイゴールド産駒(1頭)で、いずれも父サンデー系です。

2013年に②着に入ったウインプリメーラは前走のエルフィンS(②着)で上がり34秒2を計時していて、2015年以降に激走した4頭は前走の上がりがメンバー中3位以内(33秒9~34秒5)でした。前走で速い上がりを使っていた父サンデー系をマークしておきましょう。

オーシャンSで激走した9頭は5~8歳で、6~8歳馬が6頭います。9頭のうち8頭は馬体重が494kg以上だったので、馬格のあるタイプが侮れないでしょう。2014年以降に激走した6頭は1200m重賞で③着以内に入ったことがあったので、実績ある馬は高齢でも見限らない方が良さそうです。


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