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穴ぐさ傾向と対策

桜花賞でも母父ノーザンダンサー系の台頭が!?


先週(4月3日~4日)の穴ぐさは[2.5.1.74](複勝率9.8%)で、大阪杯【B】評価だったモズベッロが6番人気で②着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

モズベッロは昨年の宝塚記念でも【穴ぐさ・B】で激走してくれていて(12番人気③着)、その時も道悪馬場(稍重)で鞍上が池添騎手でした。道悪馬場を苦にしないタイプで、これで池添騎手とは①②⑦③②着ですから相性も良いのでしょうね。

穴ぐさでのG1の③着以内数(騎手)を調べてみたら、1位は福永騎手(13回)で、2位が池添騎手(6回)でした。昨年は宝塚記念の他にもダービーヴェルトライゼンデ(10番人気・穴ぐさA)で③着に入ってくれていて、本当にありがたいことです。

大阪杯を制したのはレイパパレで、逃げて4馬身差の快勝でした。レイパパレ6枠8番モズベッロは1枠1番で、ともに母父がノーザンダンサー系だったんですよね。改めて、今年の阪神芝重賞での傾向を振り返りましょう。

【2021年の阪神芝重賞】
人気 着別度数
1番人気 [3.1.1.3]
2番人気 [1.2.0.5]
3番人気 [3.1.0.4]
4番人気 [1.0.3.4]
5番人気 [0.1.0.7]
6番人気 [0.1.1.6]
7番人気以下 [1.1.3.56]

【2021年の阪神芝重賞】
馬番 着別度数
馬番1~8番 [9.5.4.46]
馬番9~18番 [0.2.4.39]

今年、阪神芝での重賞は8レースが行われ、勝ち馬の9頭中8頭が1~4番人気で(チューリップ賞は①着同着)、いずれも馬番8番以内の馬が優勝しています。

阪神芝は今週末で連続開催9週目となりますが、芝は今週からBコース使用に替わりますので、真ん中から内枠の馬に有利に働く傾向は継続されるかもしれませんね。

今年の阪神芝の重賞では、母父ノーザンダンサー系の馬の好走が多いことも先週のこのコーナーで記しました。その傾向も振り返りましょう。

【2021年の阪神芝重賞で③着以内に入った母父ノーザンダンサー系の馬】
レース 着順・馬名 枠順 母父
大阪杯 着レイパパレ
着モズベッロ
6枠8番
1枠1番
クロフネ
Harlan's Holiday
毎日杯 着グレートマジシャン 7枠7番 Sholokhov
阪神大賞典 着ディープボンド 5枠6番 キングヘイロー
フィリーズレビュー 着シゲルピンクルビー
着ヨカヨカ
3枠5番
4枠8番
High Chaparral
Danehill Dancer
チューリップ賞 着メイケイエール
着エリザベスタワー
1枠1番
5枠5番
ハービンジャー
Doyen
阪急杯 着レシステンシア
着ミッキーブリランテ
4枠8番
3枠6番
Lizard Island
Dansili
京都牝馬S 着ブランノワール 7枠14番 Singspiel
京都記念 着ラヴズオンリーユー 4枠4番 Storm Cat

母父ノーザンダンサー系の馬は、8レースすべてで馬券に絡んでいて、京都牝馬S以外の7レースでは馬番8番以内に入った母父ノーザンダンサー系の馬が連対しています。

先週の大阪杯では、母父ノーザンダンサー系で馬番8番以内だったのがモズベッロサリオスレイパパレの3頭だったんですよね。先週の時点ではこの傾向をそこまで強調するつもりはなかったんですが、今週は胸を張って掲載させていただきます(笑)。

今週の桜花賞に母父ノーザンダンサー系の馬は5頭が登録しています。その5頭は、エリザベスタワーエンスージアズムシゲルピンクルビーメイケイエールヨカヨカで、いずれも前走の芝重賞で連対圏に入っています。この中から馬番8番以内に入る馬は現れるでしょうか!?

ちなみに、現3歳世代の牝馬限定重賞は今年は5レースが行われ、次のようなデータがあります。

【2021年の現3歳世代の牝馬限定重賞】
馬番 着別度数
ひと桁馬番 [6.3.3.33]
ふた桁馬番 [0.1.2.30]

【2021年の現3歳世代の牝馬限定重賞】
生まれ 着別度数 複勝率
1月生まれ [2.0.1.6] 33.3%
2月生まれ [1.1.2.14] 22.2%
3月生まれ [1.0.2.14] 17.6%
4月生まれ [2.2.0.21] 16.0%
5~6月生まれ [0.1.0.8] 11.1%

東京&中山で行われた3レースを含めて、5レースの優勝馬はいずれもひと桁馬番でした。また、誕生月別の成績を見ると、きれいに早くに生まれた順に好走率が高くなっています。

今年の桜花賞に登録している馬では、エリザベスタワー(1月23日生まれ)、サトノレイナス(2月26日生まれ)、シゲルピンクルビー(1月26日生まれ)、メイケイエール(2月23日生まれ)などが1~2月生まれですね。このうちエリザベスタワーシゲルピンクルビーメイケイエールは、前述の通り、母父ノーザンダンサー系ですから、どんな枠順になるか、注目ですね。

今週末からは、中山、阪神、新潟という3場開催になります。阪神芝はBコースとなりますので、ご注意ください。4月10日~11日に行われる中山、阪神、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月10日~11日
場所
中山 Bコース・2週目
阪神 Bコース・1週目
新潟 Bコース・1週目

4月10日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 野島崎特別 [0.2.1.17]
中山10R 船橋S [2.0.2.38]
中山11R ニュージーランドT [3.0.2.35]
阪神9R 千里山特別 [0.0.1.16]
阪神10R 難波S [1.0.2.31]
阪神11R 阪神牝馬S [0.1.3.36]
新潟10R ひめさゆり賞 [1.0.0.8]
新潟11R 福島中央テレビ杯 [2.3.1.33]
新潟12R 平ヶ岳特別 [1.0.1.6]

4月11日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 千葉日報杯 [0.1.1.22]
中山10R 印西特別 [0.1.0.2]
中山11R 春雷S [4.0.2.29]
阪神8R 吹田特別 [0.2.2.10]
阪神9R 忘れな草賞 [1.1.1.10]
阪神10R 大阪-ハンブルクC [2.2.2.27]
阪神11R 桜花賞 [3.2.3.33]
阪神12R 梅田S [1.2.1.31]
新潟10R 石打特別 [0.0.3.27]
新潟11R やまびこS [0.0.2.4]
新潟12R 直江津特別 [0.0.0.6]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
桜花賞(G1、阪神芝外1600m)

桜花賞での穴ぐさは[3.2.3.33](複勝率19.5%)で、複勝回収率は126%です。過去10年の桜花賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち5頭が穴ぐさです。

7番人気以下で馬券に絡んだ7頭のうち6頭は前走がチューリップ賞で、例外の1頭は前走がフィリーズレビューでした。7頭のうち6頭は前走が1~5番人気でもあったので、チューリップ賞フィリーズレビューで上位人気に推されていた馬をマークしておきましょう。

激走した7頭のうち4頭はディープインパクト産駒で、3頭はダイワメジャー産駒です。一昨年②着のシゲルピンクダイヤは8枠16番でしたが、同馬以外の激走馬6頭は馬番10番以内だったので、真ん中より内枠に入ったタイプに注意しましょう。

注目レース
ニュージーランドT(G2、中山芝1600m)

ニュージーランドTでの穴ぐさは[3.0.2.35](複勝率12.5%)で、複勝回収率は100%です。過去10年のニュージーランドTでは7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭います。

激走した11頭のうち8頭は前走がOPで、それ以外の3頭は前走が500万(現1勝クラス)で①~②着でした。前走がOPだった8頭のうち7頭は前走が③~⑥着で、OPでひと桁着順に敗れていた馬は侮らない方が良さそうです。

近9年の中山で激走した馬は9頭いて、そのうち7頭はひと桁馬番でした。その9頭のうち8頭は中3週以内の臨戦で、同じく9頭のうち8頭はキャリア5~8戦だったので、ある程度のキャリアがあって順調に使われている馬に妙味がありそうです。

注目レース
春雷S(OP特別、中山芝1200m)

春雷Sでの穴ぐさは[4.0.2.29](複勝率17.1%)で、複勝回収率は115%です。昨年はラヴィングアンサーが9番人気で①着、一昨年はビップライブリーが8番人気で①着となり、近4年のうち3年で穴ぐさが勝利しています。

ラヴィングアンサービップライブリーダイワメジャー産駒で、馬券に絡んだ穴ぐさ6頭は、4代血統表内にノーザンテーストダンチヒストームキャットを持っていました。6頭は4~6歳の関西馬で、そのうち5頭は前走が京都か阪神で掲示板外でした。中山に遠征してきている馬の巻き返しに期待しましょう。

注目レース
忘れな草賞(OP特別、阪神芝2000m)

忘れな草賞での穴ぐさは[1.1.1.10](複勝率23.1%)で、複勝回収率は143%です。

激走した3頭の穴ぐさは中1~3週での臨戦で、いずれも偶数馬番でした。3頭は5代血統表内にノーザンダンサーのクロスを持っていて、3頭のうち2頭は休み明け2戦目だったので、使われての良化が見込めるタイプをマークしておきましょう。

注目レース
梅田S(3勝クラス、阪神ダート1800m)

梅田Sでの穴ぐさは[1.2.1.31](複勝率11.4%)で、複勝回収率は127%です。

③着以内に入った4頭の穴ぐさは4~5歳の牡馬で、父か母父がミスプロ系です。4頭のうち3頭は前走が⑨着以下でしたが、いずれも近4走以内に1000万(現2勝クラス)を勝ち上がっていた馬で、4~5歳で準OPのキャリアが浅いタイプは見限らない方が良いでしょう。

注目レース
吹田特別(2勝クラス、阪神ダート1800m)

吹田特別での穴ぐさは[0.2.2.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は219%です。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは5歳以下の牡セン馬で、父か母父がサンデー系かミスプロ系でした。4頭は中5週以内の臨戦で、いずれもダートで4角2番手以内からの勝利実績があったので、先行力の有無をチェックしておくと良さそうです。

ちなみに…
阪神牝馬Sでの穴ぐさは[0.1.3.36]です。過去10年の阪神牝馬Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、1600m戦の近5年では4頭が激走しています。

芝1600mに替わった近5年での勝ち馬は1~4番人気で、激走した4頭は②~③着でした。その4頭はディープインパクト産駒(2頭)、ダイワメジャー産駒、ステイゴールド産駒で、いずれも父サンデー系です。4頭は母父か母母父がノーザンダンサー系なので、そのような配合馬をマークしておきましょう。

4頭はふた桁馬番で、4角2~4番手から馬券圏内に入っています。4頭は中6週以上での臨戦で、そのうち3頭は前走で①~③着に好走していたので(例外馬は前走が0秒6差⑥着)、好調そうな馬が人気薄で放置されていたら積極的に狙いたいですね。


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