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穴ぐさ傾向と対策

エプソムCも4歳の父サンデー系が連勝を伸ばす!?


先週(6月5日~6日)の穴ぐさは[6.3.3.71](複勝率14.5%)で、単勝回収率が158%でした。安田記念【A】評価だったダノンキングリーが8番人気で優勝し、鳴尾記念【B】評価だったショウナンバルディが9番人気で②着に激走しました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

ヴィクトリアマイルオークスダービーと人気薄で馬券に絡んだ馬を穴ぐさとして指名できていなかったので、ホッとしたと同時に、久しぶりに日曜日の夜によく眠れました(笑)。

安田記念はアタマ差の②着だったグランアレグリア中2週での臨戦で、優勝したダノンキングリー7ヶ月ぶりという休み明けでした。この出走間隔だけを見ると、以前ではちょっと想像しづらい結果と言えますが、これが現代の競馬なのでしょうね。

ただ、ダノンキングリーグランアレグリアディープインパクト産駒で、改めて今春の東京芝1600mの特別競走におけるディープインパクト系の強さを見せつけられたとも言えます。今週末は土曜日(12日)芦ノ湖特別(2勝クラス)が予定されていますので、ディープインパクトの血脈を持つ馬に注目しましょう。

今週末からは東京・中京・札幌という3場開催で、東京でエプソムC、札幌で函館スプリントSが予定されています。エプソムC東京芝1800mでの施行で、東京芝の重賞では父サンデー系が連勝中なので、そのデータをご覧ください。

【今春の東京芝重賞での勝ち馬】
日付
レース
勝ち馬 馬体重
6月6日
安田記念
ダノンキングリー ディープインパクト 456kg
5月30日
目黒記念
ウインキートス ゴールドシップ 468kg
5月30日
日本ダービー
シャフリヤール ディープインパクト 444kg
5月23日
オークス
ユーバーレーベン ゴールドシップ 462kg
5月16日
ヴィクトリアマイル
グランアレグリア ディープインパクト 498kg
5月15日
京王杯SC
ラウダシオン リアルインパクト 514kg
5月9日
NHKマイルC
シュネルマイスター Kingman 480kg
5月1日
青葉賞
ワンダフルタウン ルーラーシップ 466kg
4月25日
フローラS
クールキャット スクリーンヒーロー 506kg

勝ち馬に関して父と馬体重を記しました。ピンク色がサンデー系で、京王杯SC(ラウダシオン)以降は父サンデー系が6連勝中です。そして、オークス(ユーバーレーベン)以降は馬体重444~468kgの馬が勝っていて、比較的小柄な父サンデー系が鋭い決め手を発揮して勝利するケースが目立つんですよね。エプソムCもそんなタイプが面白そうです。

今春の東京芝1800mでの傾向としては、4歳馬が活躍していることを挙げられます。

【今春の東京芝1800mでの古馬の特別競走】
年齢 着別度数
4歳 [5.3.0.11]
5歳 [0.1.4.19]
6歳 [0.1.1.7]
7歳以上 [0.0.0.11]

今春の東京芝1800mでの古馬の特別競走は5レースが行われ、いずれも4歳馬が勝利しています。この勝ち馬5頭は1~2番人気で、上記の5レースで1~2番人気に推された4歳馬は[5.1.0.1]という好成績なんですよね。

今年のエプソムCは3歳馬の登録がなく、4歳馬は、アドマイヤビルゴアルジャンナガロアクリークサトノフラッグファルコニアマイラプソディなどが登録しています。登録している4歳馬7頭はいずれも父サンデー系ですから、これらの中で上位人気に推された馬にはぜひ注目したいですね。

6月12日~13日に行われる東京、中京、札幌の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

6月12日~13日
場所
東京 Cコース・3週目
中京 Bコース・3週目
札幌 Aコース・1週目

6月12日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 三浦特別 [0.5.1.23]
東京10R 芦ノ湖特別 [1.1.1.5]
東京11R ジューンS [1.0.2.21]
中京9R 春日井特別 出走ナシ
中京10R 清洲S [0.0.1.22]
中京11R 桑名S [2.0.2.30]
札幌10R 積丹特別 [0.1.2.17]
札幌11R 大倉山特別 [2.2.0.24]
札幌12R HTB賞 [1.1.1.14]

6月13日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 八王子特別 [1.1.1.16]
東京10R 夏至S [0.0.3.23]
東京11R エプソムC [1.2.3.36]
中京9R 恵那特別 [3.0.2.13]
中京10R 常滑特別 出走ナシ
中京11R 三宮S [0.1.0.26]
札幌10R 十勝岳特別 [0.2.1.18]
札幌11R 函館スプリントS [1.1.1.33]
札幌12R 桑園特別 [0.1.0.8]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
恵那特別(2勝クラス、中京ダート1200m)

恵那特別での穴ぐさは[3.0.2.13](複勝率27.8%)で、複勝回収率は231%です。中京ダート1200mの時に限ると[3.0.1.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は250%です。

ダート1200mで馬券に絡んだ4頭の穴ぐさは馬番7番より外枠で、そのうち3頭はふた桁馬番でした。4頭は前走が右回りでふた桁着順でしたが、中8週以内での臨戦で、いずれも左回りで③着以内の好走歴があったので、左回り実績馬の巻き返しに注意しましょう。

注目レース
HTB賞(2勝クラス、札幌芝1800m)

HTB賞での穴ぐさは[1.1.1.14](複勝率17.6%)で、複勝回収率は113%です。

馬券圏内に激走した3頭の穴ぐさは4代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていて、そのうち2頭は北海道(札幌・函館)の芝で勝利実績がありました。洋芝実績のある馬をマークして臨みましょう。

注目レース
十勝岳特別(1勝クラス、札幌芝1800m)

十勝岳特別での穴ぐさは[0.2.1.18](複勝率14.3%)で、複勝回収率は111%です。

③着以内に入った3頭は父サンデー系×母父ノーザンダンサー系という配合で、馬体重が454~470kgでした。3頭は4角4番手以内から馬券圏内に入りましたが、中4週以上での臨戦で、2頭は2ヶ月半以上の休養明けでした。間隔が開いていても先行力のあるタイプは侮らない方が良さそうです。

ちなみに…
エプソムCでの穴ぐさは[1.2.3.36]で、函館スプリントSでは[1.1.1.33]です。昨年のエプソムCでは【C】評価だったダイワキャグニーが9番人気で優勝し、同馬を含めて過去10年のエプソムCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、過去10年の函館スプリントSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭います。

エプソムCで激走した6頭のうち5頭は馬番1~6番で、その5頭はすべて芝重賞で③着以内に入った実績がありました。同じく6頭のうち5頭は父か母父がサンデー系で、内目の枠に入ったサンデー系内包馬を侮らないようにしましょう。

6頭のうち4頭は東京芝1800~2000mで特別競走を勝利したことがあったので、東京実績も確認しておくと良さそうです。

函館スプリントSで激走した9頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、前走も1200mだった馬が1頭だけで、7頭は前走が1400m以上だったので、距離短縮馬が侮れないでしょう。

激走した9頭のうち、牝馬の3頭は芝1200mのOPで連対歴がなく、牡セン馬の6頭のうち5頭は芝1200mのOPで連対実績があったので、実績と性別をリンクさせて評価すると良いでしょう。激走した9頭のうち7頭は関西馬です。


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