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穴ぐさ傾向と対策

セントライト記念も2~4番人気に勝機が!?


先週(9月11日~12日)の穴ぐさは[3.4.7.67](複勝率17.3%)で、複勝回収率が100%でした。京成杯AHでは【B】評価だったコントラチェックがハナを切り、12番人気でクビ差②着に粘り込みましたね。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

京成杯AHの後の12Rでも穴ぐさが馬券に絡み、多くの的中報告を掲示板に書き込んでいただき、ありがとうございました。掲示板への書き込みやTwitterでのご報告は、穴ぐさを選ぶ私たちの励みになりますので、今後ともよろしくお願いできればと思います。

京成杯AHを制したのはカテドラルで、「メインレースの考え方」で同馬を本命(◎)としていました。7番人気での優勝だったので、本来であればカテドラル【穴ぐさ・A】にすべきだったのですが……、穴ぐさ指名を見送ってしまいました。

単勝馬券の売れ行きだけでなく、他の券種(馬単や3連単など)での売れ方も見て、最終的な単勝人気の予想を立てて、穴ぐさに指名するかどうかを判断しているのですが、京成杯AHカテドラルは単勝以外の売れ行きを見たところ、最終的に4~5番人気になるだろうと推測したんですよね。それがハズレてしまった、ということでした。この辺りは、もう少し精度を上げて臨むようにしたいと思います。

一方、中京で行われたセントウルSは、1番人気だったレシステンシアが勝ち、クビ差②着に2番人気のピクシーナイトが入る堅い決着でした。先週の中京芝では特別競走が3レースあり、いずれも「①着が1番人気・②着が2番人気」だったんですよね。地力の高い馬が力を発揮しやすい、という傾向は、先週にお伝えした通りでした……。

セントウルS②着のピクシーナイトはモーリス産駒で、先週の中京芝ではやはり、ロベルト系を持つ馬の好走が目立ったので、振り返っておきましょう。ロベルト系の部分をオレンジ色にしてあります。

【2021年9月11~12日の中京芝の1勝クラス以上】
月日
レース
①着
②着
母父
9月12日
1勝クラス
エルカスティージョ
ミッドサマーハウス
ロードカナロア
ハーツクライ
ジャングルポケット
タニノギムレット
9月12日
セントウルS
レシステンシア
ピクシーナイト
ダイワメジャー
モーリス
Lizard Island
キングヘイロー
9月12日
長久手特別
ロバートソンキー
ノースザワールド
ルーラーシップ
ディープインパクト
サンデーサイレンス
Giant's Causeway
9月11日
ムーンライトH
フライライクバード
ストリクトコード
スクリーンヒーロー
ディープインパクト
シンボリクリスエス
City Zip
9月11日
1勝クラス
ジャックドール
ウィンドリッパー
モーリス
ルーラーシップ
Unbridled's Song
ファルブラヴ

先週は中京芝で1勝クラス以上のレースは5回あり、そのうち4レースで父か母父がロベルト系の馬が連対しました。例外の長久手特別は父か母父がロベルト系の馬が出走していなかったので、今週末でも中京芝の1勝クラス以上ではロベルト系内包馬がいたら要注目でしょう。

今週末は、日曜日の中京でローズS、月曜日の中山でセントライト記念が予定されています。どちらも3歳限定重賞ですが、現3歳世代限定の芝重賞は、1番人気が勝てないケースが多いので、その点は用心すべきかと思います。

【2021年の3歳限定の芝重賞での1番人気】
条件 良馬場 道悪馬場
牝馬限定戦 ⑧⑧⑰
牡牝混合戦 ②②②② ⑮⑥

1番人気の着順を、牝馬限定戦・牡牝混合戦に分け、良馬場・道悪馬場でも分けて掲載しました。牝馬限定戦では[1.1.2.5]で、良馬場だと[0.1.2.5]という成績です。牡牝混合戦では[2.5.4.6]で、こちらも良馬場だと[1.5.3.4]と勝ち切れないケースが増えています。今週末は道悪馬場になる可能性もあるようですが、いずれにしても1番人気は信頼しすぎない方が良さそうに思われます。

現3歳世代の牝馬限定の芝重賞は9レースが行われ、いずれも父がディープインパクトの系統か、父がステイゴールドの系統の馬が馬券に絡んでいます。

【2021年の3歳限定の牝馬限定芝重賞で父がディープインパクト系かステイゴールド系で③着以内に入った馬】
レース 父ディープインパクト系 父ステイゴールド系
紫苑S 着ファインルージュ(父キズナ)
着ミスフィガロ(父ディープインパクト)
着スルーセブンシーズ(父ドリームジャーニー)
オークス 着アカイトリノムスメ(父ディープインパクト)
着ハギノピリナ(父キズナ)
着ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)
フローラS 着スライリー(父オルフェーヴル)
着ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)
桜花賞 着サトノレイナス(父ディープインパクト)
着ファインルージュ(父キズナ)
フラワーC 着エンスージアズム(父ディープインパクト) 着ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)
フィリーズレビュー 着ミニーアイル(父ミッキーアイル)
チューリップ賞 着メイケイエール(父ミッキーアイル)
クイーンC 着アカイトリノムスメ(父ディープインパクト)
フェアリーS 着ファインルージュ(父キズナ)

9レースのうち、父ディープインパクト系の馬が8レースで③着以内に入り、父ステイゴールド系の馬が4レースで馬券に絡んでいます。この流れを考えれば、今年のローズSは、ロベルト系内包馬に注目しつつ、父ディープインパクト系と父ステイゴールド系から馬券を組み立てる作戦が有効なのではないでしょうか。

現3歳世代の牡牝混合の芝重賞は17レースが行われ、人気別の成績が次のようになっています。

【2021年の3歳限定の牡牝混合芝重賞】
人気 牡馬 牝馬
1番人気 [2.5.4.4] [0.0.0.2]
2番人気 [4.3.4.5] [0.0.0.1]
3番人気 [5.1.0.9] [0.1.0.1]
4番人気 [5.0.1.10] [0.0.0.1]
5番人気 [0.0.0.16] [0.0.0.1]
6番人気以下 [0.6.7.129] [1.1.1.16]

牝馬は葵Sをレイハリアが13番人気で優勝していますが、牡馬で勝利した16頭はいずれも1~4番人気でした。1番人気が勝ち切れないケースが多いとはいえ、5番人気以下の牡馬は未勝利ですから、セントライト記念も1~4番人気を中心に考えるのが良いのではないでしょうか。

中山芝では現3歳世代の牡牝混合重賞が5レース行われ、皐月賞エピファネイア産駒のエフフォーリアが勝つなど、父がサンデー系以外の馬が馬券に絡むケースが多いので、その成績をご覧ください。

【2021年の中山での3歳限定の牡牝混合芝重賞】
レース ①着
②着
③着
皐月賞 ①着エフフォーリア
②着タイトルホルダー
③着ステラヴェローチェ
エピファネイア
ドゥラメンテ
バゴ
ニュージーランドT ①着バスラットレオン
②着タイムトゥヘヴン
③着シティレインボー
キズナ
ロードカナロア
エピファネイア
スプリングS ①着ヴィクティファルス
②着アサマノイタズラ
③着ボーデン
ハーツクライ
ヴィクトワールピサ
ハービンジャー
弥生賞 ①着タイトルホルダー
②着シュネルマイスター
③着ダノンザキッド
ドゥラメンテ
Kingman
ジャスタウェイ
京成杯 ①着グラティアス
②着タイムトゥヘヴン
③着テンバガー
ハーツクライ
ロードカナロア
モーリス

サンデー系をピンク色、ミスプロ系を黄色、ロベルト系をオレンジ色、ノーザンダンサー系を赤色にしてあります(バゴはブラッシンググルーム系)。上記の5レースでは、父サンデー系の馬が[3.1.1.25](複勝率16.7%)で、父がサンデー系以外の馬が[2.4.4.29](複勝率25.6%)なので、セントライト記念においても父がサンデー系以外の馬に注目する手がありそうです。

なお、上記の5レースにおいて父がサンデー系以外の馬は、馬体重が458kg以下だと[0.0.0.6]、460~518kgだと[2.4.4.20]、520kg以上だと[0.0.0.3]となっています。小さすぎず大きすぎないタイプを狙うといいかもしれません。

9月18日~20日に行われる中山、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

9月18日~20日
場所
中山 Bコース・2週目
中京 Aコース・2週目

9月18日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 松戸特別 [1.1.2.17]
中山10R 御宿特別 [1.1.0.3]
中山11R 初風S [3.1.1.29]
中京9R 金山特別 [1.2.0.17]
中京10R 大府特別 [1.0.0.5]
中京11R ケフェウスS [0.1.0.2]

9月19日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 浦安特別 [0.2.1.30]
中山10R レインボーS [1.2.3.16]
中山11R ラジオ日本賞 [0.3.0.11]
中京9R 木曽川特別 [0.0.0.14]
中京10R 納屋橋S [0.2.1.15]
中京11R ローズS [2.3.3.32]

9月20日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 鋸山特別 [2.0.1.14]
中山10R ジャングルポケットC 出走ナシ
中山11R セントライト記念 [1.1.3.40]
中京9R ヤマボウシ賞 [1.0.1.11]
中京10R オルフェーヴルC 出走ナシ
中京11R JRAアニバーサリーS [0.0.0.3]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
ローズS(G2、中京芝2000m)

ローズSでの穴ぐさは[2.3.3.32](複勝率20.0%)で、複勝回収率は118%です。2011年以降の近10年では、穴ぐさのいた9年のうち6年で馬券に絡んでいます。

近10年のローズSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が12頭いて、そのうち前走が重賞だった馬は2頭で、10頭は前走が2勝クラス以下でした。その10頭は中10週以内の臨戦で、前走が①~④着で、8頭は前走でメンバー中2位以内の上がりを使っていたので、古馬相手の下級条件戦で上位の上がりを計時していたタイプが侮れないでしょう。

激走した12頭は馬体重が476kg以下で、2014年以降の8頭は466kg以下だったので、比較的小柄なタイプをマークしておくと良さそうです。12頭のうち、5頭が1~3枠で、6頭が7~8枠だったので、内か外の極端枠から穴を開ける馬が多く出ています。

注目レース
レインボーS(3勝クラス、中山芝1800m)

レインボーSでの穴ぐさは[1.2.3.16](複勝率27.3%)で、複勝回収率は141%です。2016年以降は5年連続で穴ぐさが馬券圏内に激走しています。

③着以内に入った6頭の穴ぐさは4~7歳の牡セン馬で、そのうち5頭は5~7歳でした。6頭のうち5頭は馬番6番以内で、同じく6頭のうち5頭は父か母父がサンデー系です。6頭はいずれも近4走以内に芝で③着以内の好走歴があったので、ある程度の好調さが感じられるベテランが侮れなさそうです。

注目レース
御宿特別(2勝クラス、中山芝1600m)

御宿特別での穴ぐさは[1.1.0.3](複勝率40.0%)で、複勝回収率は218%です。昨年は、グレイシアが7番人気で①着、イルヴェントデーアが9番人気で②着に入る【穴ぐさワンツー】となりました。

昨年に激走した2頭は前走が⑨着で、近7走が馬券圏外となっていましたが、秋の中山芝で勝利実績がありました。どちらも勝ち鞍を7~9月に挙げていたので、秋の中山開催で実績がある馬は近走を度外視して狙っても面白そうです。

注目レース
松戸特別(2勝クラス、中山ダート2400m)

松戸特別での穴ぐさは[1.1.2.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は140%です。昨年はフローリンが8番人気で③着に食い込みました。

馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは4~5歳の牡セン馬で、前走が④着以下でしたが、2~4走前に③着以内の好走歴がありました。4頭は5代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていたので、その2系統の有無をチェックして臨むと良さそうです。

ちなみに…
セントライト記念での穴ぐさは[1.1.3.40]です。昨年は12頭立てで馬券圏内を1~4番人気が占める堅い決着だったので、今年は多頭数となって穴馬の台頭余地があってほしいところです。

近10年では7番以下で馬券に絡んだ馬が5頭いて、いずれも②~③着です。5頭は偶数馬番で、そのうち中山での4頭は馬番2~4番でした。5頭は前走が新潟か東京で、前走で4角5番手以内の競馬をしていたので、先行力のあるタイプが侮れないでしょう。

5頭は馬体重が462~490kgで、そのうち3頭は5代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていたので、2200mをこなすスタミナがあるかどうかはチェックすべきでしょう。


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