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穴ぐさ傾向と対策

菊花賞のディープインパクト系も2~4番人気が!?


先週(10月16日~17日)の穴ぐさは[4.6.10.93](複勝率17.7%)でした。先週のこのコーナーでは、今年の3歳牝馬限定の芝1600m以上の重賞において父か母父がディープインパクト系の馬がよく連対していることを記しましたが、秋華賞は、その想像を超えてディープインパクト系が活躍する結果になりました。

優勝したアカイトリノムスメディープインパクト産駒で、②着のファインルージュキズナ産駒、③着のアンドヴァラナウトは母父がディープインパクト。さらに、④着のエイシンヒテンエイシンヒカリ産駒、⑤着のスライリーは母父がディープインパクト、⑥着のステラリアキズナ産駒、⑦着(同着)のアールドヴィーヴルは母父がディープインパクトです。上位には、父がディープインパクト系か母父がディープインパクトの馬がズラッと並びました。

今週末は菊花賞があり、今年は阪神芝3000mでの開催となりますが、長距離戦においても、やはりディープインパクト系の馬たちの取捨がポイントになりそうなんですよね。というのも、今年の3歳限定の芝2200m以上の重賞においても、父か母父がディープインパクト系の馬がこれだけ好走しているからです。

【2021年の3歳限定の芝2200m以上の重賞】
レース ①着
②着
③着
母父
神戸新聞杯 ①着ステラヴェローチェ
②着レッドジェネシス
③着モンテディオ
バゴ
ディープインパクト
ジャスタウェイ
ディープインパクト
Storm Cat
Tejano Run
セントライト記念 ①着アサマノイタズラ
②着ソーヴァリアント
③着オーソクレース
ヴィクトワールピサ
オルフェーヴル
エピファネイア
キングヘイロー
シンボリクリスエス
ディープインパクト
日本ダービー ①着シャフリヤール
②着エフフォーリア
③着ステラヴェローチェ
ディープインパクト
エピファネイア
バゴ
Essence of Dubai
ハーツクライ
ディープインパクト
オークス ①着ユーバーレーベン
②着アカイトリノムスメ
③着ハギノピリナ
ゴールドシップ
ディープインパクト
キズナ
ロージズインメイ
キングカメハメハ
アドマイヤムーン
京都新聞杯 ①着レッドジェネシス
②着ルペルカーリア
③着マカオンドール
ディープインパクト
モーリス
ゴールドシップ
Storm Cat
スペシャルウィーク
Darshaan
青葉賞 ①着ワンダフルタウン
②着キングストンボーイ
③着レッドヴェロシティ
ルーラーシップ
ドゥラメンテ
ワールドエース
ディープインパクト
フォーティナイナー
シンボリクリスエス

ディープインパクト系の馬をピンク色にしました。今年、3歳限定の芝2200m以上の重賞は6レースが行われ、すべてのレースで父か母父がディープインパクトの馬が馬券に絡んでいます。セントライト記念以外の5レースでは連対し、青葉賞・京都新聞杯・日本ダービー・神戸新聞杯の4レースでは優勝していますから、菊花賞でも見逃せないでしょう。

上記の6レースにおいて、父か母父がディープインパクトの馬は[4.2.2.15](複勝率34.8%)という成績で、この23頭は次のように分けられます。

【2021年の3歳限定の芝2200m以上の重賞における父か母父がディープインパクトの馬】
人気 着別度数
1~5番人気 [4.2.1.5]
6番人気以下 [0.0.1.10]

【2021年の3歳限定の芝2200m以上の重賞における父か母父がディープインパクトの馬】
馬番 着別度数
馬番1~10番 [4.2.1.9]
馬番11~17番 [0.0.1.6]

連対圏に入った6頭は馬番10番以内1~5番人気に推されたタイプです。馬番10番以内で1~5番人気だった馬は[4.2.1.2](複勝率77.8%)と好走する確率が非常に高いので、菊花賞でも狙ってみる価値がありそうです。

今年の菊花賞に登録している馬では、ディープインパクト産駒はシュヴァリエローズディープモンスターノースザワールドレッドジェネシスの4頭がいて、母父がディープインパクトの馬はオーソクレースステラヴェローチェディヴァインラヴの3頭です。

気になることとしては、今年の3歳限定の芝重賞で1番人気があまり勝てていないことを挙げられるでしょう。先週の秋華賞でもソダシが⑩着に敗れてしまいましたが、今年の3歳限定の芝重賞で1番人気は[3.6.7.14]という成績で、5月以降に限ると[0.3.2.7]と未勝利です。

今年の3歳限定の芝重賞で、ディープインパクト産駒は[5.6.4.39]、母父がディープインパクトの馬は[4.3.7.31]という成績ですが、人気別では次のようになっています。

【2021年の3歳限定の芝重賞における父か母父がディープインパクトの馬】
人気 着別度数
1番人気 [0.2.3.5]
2番人気 [3.3.1.3]
3番人気 [3.0.1.7]
4番人気 [3.0.1.4]
5番人気 [0.2.1.5]
6番人気以下 [0.2.4.46]

今年の3歳限定の芝重賞で父か母父がディープインパクトの馬は9勝をマークしていますが、勝利したのは2~4番人気で、1番人気だと[0.2.3.5]と未勝利なんですよね。

母父がディープインパクトステラヴェローチェオーソクレースディープインパクト産駒のレッドジェネシスなどは菊花賞で上位人気に推されそうですが、何番人気か?にも注目すると面白そうです。

10月23日~24日に行われる東京、阪神、新潟の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

10月23日~24日
場所
東京 Aコース・3週目
阪神 Aコース・3週目
新潟 Aコース・3週目

10月23日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R アイビーS [0.1.0.1]
東京10R 赤富士S [1.3.3.34]
東京11R 富士S [0.0.4.39]
阪神9R 兵庫特別 [0.0.0.17]
阪神10R トルマリンS [0.0.0.2]
阪神11R 大阪スポーツ杯 [0.2.2.21]
新潟10R 岩船特別 [0.1.1.4]
新潟11R 新津特別 [0.0.0.3]
新潟12R 寺泊特別 [0.3.1.29]

10月24日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R tvk賞 [1.1.1.10]
東京10R 甲斐路S [0.1.0.14]
東京11R ブラジルC [0.4.2.35]
阪神8R なでしこ賞 [1.2.1.14]
阪神9R 北摂特別 [0.2.0.12]
阪神10R 元町S [0.3.3.21]
阪神11R 菊花賞 [1.2.3.39]
阪神12R 天王寺S [2.0.2.20]
新潟10R 柏崎特別 [1.0.2.22]
新潟11R 新潟牝馬S [0.0.0.3]
新潟12R 鳥屋野特別 [2.2.4.30]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
赤富士S(3勝クラス、東京ダート2100m)

赤富士Sでの穴ぐさは[1.3.3.34](複勝率17.1%)で、複勝回収率は138%です。

馬券に絡んだ7頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系かミスプロ系で、父&母父がサンデー系&ミスプロ系という馬が3頭います。7頭のうち6頭はひと桁馬番で、同じく7頭のうち6頭は偶数馬番でした。7頭は中7週以内での臨戦で、2013年以降の6頭は左回りで連対歴がありました。5頭は左回りで勝ち鞍があったので、左回りでの実績をチェックして臨むと良さそうです。

注目レース
元町S(3勝クラス、阪神芝外1600m)

元町Sでの穴ぐさは[0.3.3.21](複勝率22.2%)で、複勝回収率は103%です。芝1600mの時に限ると[0.2.1.12](複勝率20.0%)となっています。

芝1600mで③着以内に激走した3頭は父サンデー系の3~4歳馬で、いずれもノーザンファーム生産馬です。3頭は芝1800m以上で勝ち鞍があったので、1800m以上で実績がある若いタイプに注意しましょう。

注目レース
北摂特別(2勝クラス、阪神芝1200m)

北摂特別での穴ぐさは[0.2.0.12](複勝率14.3%)で、複勝回収率は111%です。

連対した2頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系の牡馬で、前走は⑤~⑥着だったものの3~4番人気に支持されていました。どちらも施行距離を超える距離で勝利実績があったので、芝1200mで行われる今年は芝1400m以上での勝ち鞍があるタイプが狙いやすそうです。

注目レース
なでしこ賞(1勝クラス、阪神ダート1400m)

なでしこ賞での穴ぐさは[1.2.1.14](複勝率22.2%)で、複勝回収率は150%です。

今年は阪神ダート1400mでの施行ですが、京都ダート1400mの時は3頭の穴ぐさが馬券に絡んでいて、父か母父がミスプロ系の馬です。3頭は中3週以内での臨戦で、で⑥着以内に入ったことがありました。ミスプロ系内包でスピードのありそうなタイプが侮れないでしょう。

注目レース
岩船特別(1勝クラス、新潟芝2200m)

岩船特別での穴ぐさは[0.1.1.4](複勝率33.3%)で、複勝回収率は190%です。

馬券圏内に入った2頭の穴ぐさは父サンデー系の3~4歳馬で、前走で掲示板外に敗れていましたが、初勝利を左回りの芝で挙げていました。2頭は母系にフェアリーキングニジンスキーを内包していたので、左回り実績とスタミナ血脈の有無をチェックしておくと良さそうです。

ちなみに…
菊花賞での穴ぐさは[1.2.3.39]で、富士Sでは[0.0.4.39]です。昨年の富士Sでは【C】評価だったケイアイノーテックが③着に食い込みました。

過去10年の菊花賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、良馬場だった時の6頭のうち5頭が穴ぐさです。激走した8頭のうち7頭は中8週以内での臨戦で、同じく8頭のうち7頭は前走が④着以内だったので、前走④着以内で中8週以内の馬をマークしておきましょう。

8頭は馬体重が488kg以下で、470~480kg台の馬が6頭います。今年は阪神開催ですが、長距離戦ですから、あまり大柄ではないタイプの方が良いかもしれませんね。8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系で、2016年以降の6頭のうち5頭はノーザンファーム生産馬となっています。

過去10年の富士Sで7番人気以下で③着以内に入った馬は5頭いて、いずれも②~③着です。5頭のうち4頭は馬番7番より外枠で、同じく5頭のうち4頭は芝1600mの重賞で③着以内の好走歴がありました。5頭のうち3頭は半年以上の休み明けで激走したので、実績馬は休み明けでも侮れないでしょう。

激走した5頭は3~5歳の牡馬で、馬体重が488~530kgでした。ある程度若くて馬格のあるタイプに注意すると良さそうです。


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