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穴ぐさ傾向と対策

アルゼンチン共和国杯で注目したい血脈は?


先週(10月30日~31日)の穴ぐさは[4.3.4.104](複勝率9.6%)で、④~⑤着が21頭とワンパンチが利かないケースが多くなってしまいました。申し訳ありません。

天皇賞・秋は直線で上位人気3頭の争いになり、3歳馬のエフフォーリアが1馬身差で押し切って優勝しました。先週のこのコーナーで、今秋の東京芝2000mの特別競走ではサドラーズウェルズを持つ馬がよく勝利していることを記しましたが、エフフォーリアエピファネイア産駒で、馬場がマッチした部分もあったのかもしれませんね。

土曜日に東京芝1600mで行われたアルテミスSで優勝したのもエピファネイア産駒のサークルオブライフで、同産駒は今秋の東京芝で[4.3.1.15](勝率17.4%)という成績です。この勝率(17.4%)は、今秋の東京芝で産駒が10頭以上出走した種牡馬の中で2位で(1位は[3.2.1.9]勝率20.0%のキングカメハメハ)、今週末以降も注目して損はないでしょう。

今週末は東京でアルゼンチン共和国杯京王杯2歳S、阪神でみやこSファンタジーSが予定されています。アルゼンチン共和国杯エピファネイア産駒の登録はありませんが、同じ父ロベルト系ではスクリーンヒーロー産駒のフライライクバードマイネルウィルトスがいて、その他に母父ロベルト系ではオーソリティ(母父シンボリクリスエス)がいます。

今年、芝2500mの特別競走は6レースが行われていて、ロベルト系やグレイソヴリン系を持つ馬の好走が多いので、その結果をご覧ください。

【2021年の芝2500mの特別競走】
月日
レース名
レース上がり
着順・馬名 ロベルト系
グレイソヴリン系
9月25日
九十九里特別
35秒9
着ベスビアナイト 父母父トニービン
5月30日
目黒記念
32秒8
着アドマイヤアルバ 父母父トニービン
4月18日
サンシャインS
36秒8
着アドマイヤポラリス 父父母父トニービン
4月3日
安房特別
34秒8
着ノーチカルチャート 父父母父トニービン
3月27日
日経賞
34秒9
着ウインマリリン スクリーンヒーロー
3月6日
潮来特別
36秒5
着エドノフェリーチェ
着アスティ
母父ブライアンズタイム
母父ジャングルポケット

4代血統表内にロベルト系かグレイソヴリン系を持つ馬が6レースすべてで馬券に絡んでいて、レース上がりが32秒8と速かった目黒記念以外の5レースでは連対馬が出ています。

アルゼンチン共和国杯は、昨年がオーソリティ(母父シンボリクリスエス)、一昨年がムイトオブリガード(ルーラーシップ産駒)、3年前がパフォーマプロミス(母父タニノギムレット)が優勝していて、3代血統表内にロベルト系かグレイソヴリン系を持つ馬が7連勝中なんですよね。そのことを加味しても、今年もロベルト系とグレイソヴリン系を持つ馬に注目する意味はあるのではないかと思います。

京王杯2歳SファンタジーSは2歳重賞で、今年の2歳重賞では次のような傾向が見られます。

【2021年の2歳重賞】
騎手 着別度数
継続騎乗 [5.6.4.24]
乗り替わり [1.0.2.18]

【2021年の2歳重賞】
枠順 着別度数
1枠 [1.0.3.2]
2枠 [0.1.0.5]
3枠 [0.1.0.4]
4枠 [0.0.0.6]
5枠 [0.0.1.6]
6枠 [2.2.0.5]
7枠 [0.2.0.9]
8枠 [3.0.2.5]

今年の2歳重賞は6レースが行われ、連対圏に入った12頭のうち11頭は騎手が継続騎乗していた馬です。また、外枠の馬の好走が目立っていて、6~8枠の馬が6レースすべてで連対していて、そのうち5レースで優勝しています。6~8枠で騎手が継続騎乗した馬は[4.4.2.10](複勝率50.0%)と好成績ですから、このタイプはマークしておきたいですね。

11月6日~7日に行われる東京、阪神、福島の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

11月6日~7日
場所
東京 Bコース・2週目
阪神 Aコース・5週目
福島 Aコース・1週目

11月6日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 神奈川新聞杯 [0.3.1.21]
東京10R ノベンバーS [2.0.3.24]
東京11R 京王杯2歳S [3.2.2.33]
阪神9R 能勢特別 [0.0.0.10]
阪神10R 安芸S [0.1.0.35]
阪神11R ファンタジーS [1.3.1.32]
福島10R 土湯温泉特別 [0.2.2.26]
福島11R 河北新報杯 [2.1.2.36]
福島12R 飯坂温泉特別 [1.1.5.30]

11月7日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 百日草特別 [0.0.0.5]
東京10R 錦秋S [0.1.3.32]
東京11R アルゼンチン共和国杯 [1.1.2.40]
阪神9R もちの木賞 [2.1.0.17]
阪神10R 道頓堀S [0.1.2.26]
阪神11R みやこS [2.2.2.23]
福島10R 高湯温泉特別 [1.0.0.22]
福島11R フルーツラインC [4.1.3.32]
福島12R 三陸特別 [0.1.1.30]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
京王杯2歳S(G2、東京芝1400m)

京王杯2歳Sでの穴ぐさは[3.2.2.33](複勝率17.5%)で、複勝回収率は129%です。

過去10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、いずれも関西馬です。5頭は中9週以内での臨戦で、前走は芝OPでひと桁着順でした(5頭のうち4頭は前走が4角4番手以内)。5頭のうち4頭は父ミスプロ系で、残りの1頭は母父がミスプロ系なので、ミスプロ系内包の関西馬をマークしておきましょう。

注目レース
みやこS(G3、阪神ダート1800m)

みやこSでの穴ぐさは[2.2.2.23](複勝率20.7%)で、複勝回収率は103%です。一昨年は【A】評価だったヴェンジェンスが①着、昨年は【C】評価だったエイコーンが③着に食い込みました。

2010年以降のみやこS(10回、昨年以外は京都で施行)では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも前走が⑥着以内でした。9頭のうち8頭は中6週以内での臨戦だったので(例外の1頭は前走①着)、前走着順の悪くない馬で順調に使われているタイプに注意しましょう。

9頭のうち6頭は過去にダート重賞で馬券圏内に入ったことがあり、例外の3頭は近2走以内に準OPを勝ち上がっていました。昇級間近の馬か、ダート重賞での実績馬も確認しておくと良さそうです。

注目レース
神奈川新聞杯(2勝クラス、東京芝1400m)

神奈川新聞杯での穴ぐさは[0.3.1.21](複勝率16.0%)で、複勝回収率は129%です。近3年は10~12頭立てだったので、23頭が登録している今年は多頭数になってほしいところです。

芝1400mの時に馬券に絡んだ3頭の穴ぐさは中5週以内での臨戦で、偶数馬番でした。3頭は前走が馬券圏外でしたが、前走で上がり33秒6~34秒4を計時していて、過去に左回りの芝で勝利実績がありました。決め手のありそうな左回り実績馬が侮れないでしょう。

ちなみに…
アルゼンチン共和国杯での穴ぐさは[1.1.2.40]で、ファンタジーSでは[1.3.1.32]です。昨年のファンタジーSでは【A】評価だったオパールムーンが②着に差し込みました。

過去10年のアルゼンチン共和国杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、前走が⑥着以内で中5週以内での臨戦でした。5頭はいずれも前走から斤量が軽くなっていて、5頭のうち4頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを計時していたので、斤量や前走の上がり順位を確認しておくと良さそうです。5頭はいずれも東京芝の特別競走で③着以内に入ったことがあり、そのうち4頭は父サンデー系の4~5歳馬です。

過去10年のファンタジーS(昨年以外は京都で施行)では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、2012年以降の6頭は関西馬です。7頭は中4週以上での臨戦で、前走から2ヶ月以上開いていた馬が5頭います。7頭のうち4頭は1400m以上のレースに出走歴があり、1200m以下しか経験のなかった3頭のうち2頭は4代血統表内にサドラーズウェルズニジンスキーを持っていました。1400m以上の経験か、スタミナの裏付けがありそうなタイプが狙い目でしょう。


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