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穴ぐさ傾向と対策

高松宮記念も大きければ大きいほど良い!?


先週(3月19日~21日)の穴ぐさは[6.4.2.107](複勝率10.1%)で、フラワーC【C】評価だったニシノラブウインクが9番人気で②着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

先週の穴ぐさの単勝回収率は316%で、これは19日(土)の中京12Rで【C】評価だったセイレーン単勝249.5倍(14番人気)で①着になったことが大きく影響したものです。

穴ぐさが単勝万馬券で勝利を収めたケースは、これまでに何度もありましたが、単勝200倍超えは初めてでした。こちらも、馬券をゲットしたみなさんはおめでとうございました!

今年の最終レース(12レース)での穴ぐさは[10.7.10.158](複勝率14.6%)という成績で、特に3月に好成績を収めています。3月の最終レースでは[5.3.3.34](複勝率24.4%)で、単勝回収率(718%)だけでなく、複勝回収率も100%を超えています(176%)ので、今週末以降もご注目ください。

今週末は、ドバイワールドカップデーの諸競走があり、JRAでは高松宮記念が予定されています。

中京芝での重賞は、先週にファルコンS、先々週に金鯱賞がありましたが、どちらも優勝したのは内枠の馬でした。今年、中京芝での特別競走は33レースが行われ、馬番11番より外枠の馬は勝てていないので、そのことは高松宮記念でも気にした方が良さそうです。

【2022年の中京芝の特別競走】
枠順 着別度数
馬番1~10番 [33.31.25.224]
馬番11~18番 [0.2.8.72]

33レースの勝ち馬はすべて馬番10番以内で、重賞に限ると、シルクロードS(勝ち馬メイケイエール)以降は4レース連続で馬番1~3番の馬が勝利を収めています。シンザン記念以降の7レースはいずれも馬番4番以内の馬が連対しているので、高松宮記念でも馬番4番以内の馬はマークしておくべきでしょう。

昨年以降は芝1200mでの重賞が15レースあり、1番人気不振の傾向が見られます。1番人気は[1.3.0.11]で、優勝したのは昨年のセントウルSでのレシステンシアだけなんですよね。

【2021年以降の芝1200m重賞】
人気 着別度数
1番人気 [1.3.0.11]
2番人気 [3.4.2.6]
3番人気 [3.4.2.6]
4番人気 [2.2.2.9]
5番人気 [2.0.1.12]
6番人気以下 [4.2.8.146]

昨年以降の芝1200m重賞での人気別成績は上記の通りで、好走率は1番人気よりも2~3番人気の方が高くなっています。高松宮記念も、1~3番人気はあまり差を付けずに評価した方がいいかもしれませんね。

レシステンシアは昨年のセントウルSを勝ち、昨年の高松宮記念ではクビ差の②着に入りましたが、両レースでの馬体重は506~508kgでした。昨年以降の古馬混合の芝1200m重賞では、馬格のあるタイプの方が好走率が高いので、そのデータもご覧ください。

【2021年以降の古馬混合の芝1200m重賞】
馬体重 着別度数
498kg以下 [7.6.5.117]
勝率5.2%
連対率9.6%
複勝率13.3%
500kg以上 [5.6.7.44]
勝率8.1%
連対率17.7%
複勝率29.0%

498kg以下の馬よりも500kg以上の馬の方が成績は良く、昨年のスプリンターズSは500kg以上の馬が①~③着を独占しました。520kg以上の馬に限ると[2.3.3.10](複勝率44.4%)で、複勝回収率は128%もあるので、大きければ大きいほどいいと思っても良さそうです。

ちなみに、今年の中京芝1200m戦という見地に立つと、奇数馬番よりも偶数馬番の方が良いという傾向も見られます。

【2022年の中京芝1200m】
馬番 着別度数
偶数馬番 [5.4.6.31]
勝率10.9%
連対率19.6%
複勝率32.6%
奇数馬番 [1.2.0.44]
勝率2.1%
連対率6.4%
複勝率6.4%

偶数奇数で成績に大きな違いが見られていて、奇数馬番で馬券に絡んだ3頭は1~3番人気でした。高松宮記念でも、偶数奇数かは気にしてもいいかもしれません。

中京芝は今週末からBコースに変更となるので、ご注意ください。3月26~27日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

3月26~27日
場所
中山 Aコース・5週目
阪神 Aコース・7週目
中京 Bコース・1週目

3月26日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 春風S [2.5.2.32]
中山10R 伏竜S [1.1.1.15]
中山11R 日経賞 [0.2.2.27]
阪神9R 君子蘭賞 [1.2.3.13]
阪神10R 天神橋特別 [0.0.0.10]
阪神11R 毎日杯 [0.1.1.26]
中京9R 天白川特別 [0.0.0.5]
中京10R 熊野特別 [1.1.1.21]
中京11R 名鉄杯 [2.3.4.27]

3月27日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R ミモザ賞 [0.0.1.17]
中山10R 春興S [0.0.4.19]
中山11R マーチS [2.0.1.42]
阪神9R 四国新聞杯 [0.0.1.17]
阪神10R 御堂筋S [0.2.2.16]
阪神11R 六甲S [1.0.1.28]
中京9R 大寒桜賞 [0.1.1.8]
中京10R 鈴鹿S [0.1.3.36]
中京11R 高松宮記念 [0.0.3.41]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
春風S(3勝クラス、中山ダート1200m)

春風Sでの穴ぐさは[2.5.2.32](複勝率22.0%)で、近5年のうち4年で連対しています。昨年はスピリットワンベルが6番人気で①着、ロイヤルバローズが7番人気で②着に入る【穴ぐさワンツー】でした。

馬券圏内に入った9頭の穴ぐさは4~6歳で、そのうち8頭は偶数馬番で、7頭はふた桁馬番でした。9頭のうち7頭は前走が馬券圏外でしたが、その7頭のうち6頭は2~3走前に③着以内の好走歴があったので、2~3走前の着順もチェックして臨むようにしましょう。

注目レース
君子蘭賞(1勝クラス、阪神芝外1800m)

君子蘭賞での穴ぐさは[1.2.3.13](複勝率31.6%)で、複勝回収率は280%です。

③着以内に入った6頭の穴ぐさは中1~3週での臨戦で、前走が⑤着以下でしたが、そのうち5頭は2~3走前に勝ち鞍を挙げていました。芝1800mの時に馬券圏内に入った3頭は馬番3~8番だったので、ひと桁馬番で近3走以内に勝ち鞍がある馬をマークしておきましょう。

注目レース
大寒桜賞(1勝クラス、中京芝2200m)

大寒桜賞での穴ぐさは[0.1.1.8](複勝率20.0%)で、複勝回収率は118%です。昨年はグレアリングアイが9番人気で②着に食い込みました。

馬券圏内に激走した2頭の穴ぐさは父&母父がサンデー系&ミスプロ系という組み合わせで、祖母の父がヌレイエフ系でした。どちらも中京コースが初めてでしたが、左回りの芝で好走歴があったので、左回りでの実績を確認しておくと良さそうです。

ちなみに…
高松宮記念での穴ぐさは[0.0.3.41]で、日経賞では[0.2.2.27]、毎日杯では[0.1.1.26]、マーチSでは[2.0.1.42]です。

過去10年の高松宮記念では7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、4頭が前走オーシャンS、2頭が前走シルクロードSでした。6頭のうち4頭は前走が⑤着以内で、残りの2頭は前走が3~5番人気だったので、オーシャンS組とシルクロードS組の前走着順&前走人気をチェックしておきましょう。

激走した6頭のうち5頭は5~6歳で、同じく6頭のうち5頭は馬体重が490kg以上でした。6頭のうち5頭はノーザンテーストダンチヒを内包していたので、それらに合致する馬の期待値が高そうです。

過去10年の日経賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも父か母父がサンデー系の牡馬です。7頭は芝2200m以上での特別競走で勝利実績があり、2013年以降の6頭は近4走以内に芝で勝ち鞍を挙げていました。その6頭のうち5頭は前走が芝2200m以上のG1かG2だったので、そのようなタイプを選出しておきましょう。

過去10年のマーチSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、そのうち9頭は馬体重が488kg以上でした。10頭のうち5頭は前走が①~②着で、残りの5頭のうち3頭は2~3走前に③着以内の好走歴があったので、好調そうな大型馬をマークしておきましょう。ハンデ56kg以下だった7頭は馬番11番以内で、57.5kg以上だった3頭のうち2頭は馬番12番より外枠でした。

過去10年の毎日杯では6番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、いずれもひと桁馬番でした。4頭は前走が②~④着で、デビュー戦で勝利を挙げていました。4頭は中5週以内での臨戦だったので、そのような馬は侮らないようにしましょう。


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