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穴ぐさ傾向と対策

阪神大賞典も1~3番人気の取捨がカギに!?


先週(3月11日~12日)の穴ぐさは[1.5.6.107](複勝率10.1%)で、中山牝馬S【A】評価だったストーリアが6番人気で②着に入り、フィリーズレビュー【B】評価だったムーンプローブが7番人気で②着に食い込みました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

フィリーズレビューを制したのは1月生まれ(2020年1月27日生まれ)のシングザットソングで、中山牝馬Sを勝利したのは父ドリームジャーニー×母父クロフネスルーセブンシーズでしたね。シングザットソングダンチヒストームキャットも持たない馬でしたが、②着に入ったムーンプローブダンチヒの5×4というクロスを持っていました。

今週末は重賞が4レース予定されていて、そのうち2レース(スプリングSフラワーC)が中山芝1800mでの施行です。「また中山芝1800mの重賞か」と言いたくなるかもしれませんが、同コースでの重賞(中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーC)はいつも春先に集中的に組まれていて、逆に言えば、偏りが出やすいので、ポイントを押さえて臨みたいですね。

先週のこのコーナーでお伝えした通り、昨年以降の中山芝1800mの準OP以上では1番人気が連対圏に入れておらず、昨年以降のO型コースの芝1800mの重賞では父か母父がノーザンダンサー系の馬がよく勝っています。

【2022年の中山芝1800mでの準OP以上】
人気 着別度数
1番人気 [0.0.4.6]
2番人気 [5.1.0.4]
3番人気 [1.1.1.7]
4番人気 [0.1.0.9]
5番人気 [2.1.1.6]
6番人気以下 [2.6.4.86]

【2022年以降のO型コースの芝1800mでの重賞】
レース 勝ち馬 母父
2023年
中山牝馬S
スルーセブンシーズ ドリームジャーニー クロフネ
2023年
中山記念
ヒシイグアス ハーツクライ Bernstein
2023年
小倉大賞典
ヒンドゥタイムズ ハービンジャー ディープインパクト
2022年
札幌2歳S
ドゥーラ ドゥラメンテ キングヘイロー
2022年
クイーンS
テルツェット ディープインパクト Danehill Dancer
2022年
中京記念
ベレヌス タートルボウル デュランダル
2022年
ラジオNIKKEI賞
フェーングロッテン ブラックタイド キングヘイロー
2022年
福島牝馬S
アナザーリリック リオンディーズ サクラバクシンオー
2022年
フラワーC
スタニングローズ キングカメハメハ クロフネ
2022年
スプリングS
ビーアストニッシド アメリカンペイトリオット ネオユニヴァース
2022年
中山牝馬S
クリノプレミアム オルフェーヴル Giant's Causeway
2022年
中山記念
パンサラッサ ロードカナロア Montjeu
2022年
小倉大賞典
アリーヴォ ドゥラメンテ Harlan's Holiday

父・母父欄の赤色がノーザンダンサー系で、13レースのうち12レースで父か母父がノーザンダンサー系の馬が優勝しています。中山牝馬Sを勝ったスルーセブンシーズは母父がクロフネで、同レースでは1番人気だったアートハウスが④着に敗れてしまいました。スプリングSフラワーCでも、父か母父がノーザンダンサー系の馬をマークして、1番人気は過信禁物というスタンスで臨むのが良さそうです。

現3歳世代の芝1800~2000mの重賞では、父か母父がノーザンダンサー系の馬が連対している、という側面もあります。

【現3歳世代の芝1800~2000mの重賞で父か母父がノーザンダンサー系で連対圏に入った馬】
レース 着順・馬名 母父
弥生賞ディープ
インパクト記念
着タスティエーラ
着トップナイフ
サトノクラウン
デクラレーションオブウォー
マンハッタンカフェ
スピニングワールド
共同通信杯 着ファントムシーフ ハービンジャー Medaglia d'Oro
きさらぎ賞 着オープンファイア ディープインパクト Ghostzapper
京成杯 着ソールオリエンス キタサンブラック Motivator
ホープフルS 着トップナイフ デクラレーションオブウォー スピニングワールド
京都2歳S 着トップナイフ デクラレーションオブウォー スピニングワールド
東スポ杯2歳S 着ダノンザタイガー ハーツクライ Tale of the Cat
札幌2歳S 着ドゥーラ ドゥラメンテ キングヘイロー

この傾向を見ても、スプリングSフラワーCでは、ノーザンダンサー系の有無が重要そうです。

フラワーC牝馬限定戦ですから、早生まれの馬のチェックも怠らないようにしましょう。

【現3歳世代の牝馬限定重賞】
レース 1~2月生まれ 3~5月生まれ
フィリーズレビュー ⑥⑧⑭⑰⑱着 ④⑤⑦⑨⑩⑪⑫⑬⑮⑯着
チューリップ賞 ⑤⑥⑮着 ④⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑯⑰着
クイーンC ⑤⑥⑭着 ④⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑮⑯着
フェアリーS ⑧⑩⑫⑭着 ④⑤⑥⑦⑨⑪⑬⑮⑯着
阪神JF ④⑥⑧⑨⑩⑪⑮着 ⑤⑦⑫⑬⑭⑯⑰⑱着
ファンタジーS ⑥⑧⑩着 ④⑤⑦⑨⑪⑫着
アルテミスS ④⑥⑧⑩着 ⑤⑦⑨着

現3歳世代の牝馬限定重賞(7レース)では、1~2月生まれの馬が[5.4.2.29](複勝率27.5%)で、3~5月生まれの馬が[2.3.5.57](複勝率14.9%)です。クイーンCチューリップ賞フィリーズレビューと1~2月生まれの馬が3連勝中ですから、フラワーC早生まれの馬は要注意でしょう。

中京ではファルコンSが予定されていて、中京芝1600m以下の重賞では馬番7番以内の馬が連勝中で、そのほとんどが父サンデー系です。

【2022年以降の中京芝1600m以下の重賞】

レース
距離
勝ち馬 馬番
2023年
シルクロードS
1200m
ナムラクレア 2 ミッキーアイル
2023年
シンザン記念
1600m
ライトクオンタム 2 ディープインパクト
2023年
京都金杯
1600m
イルーシヴパンサー 7 ハーツクライ
2022年
セントウルS
1200m
メイケイエール 5 ミッキーアイル
2022年
葵S
1200m
ウインマーベル 7 アイルハヴアナザー
2022年
高松宮記念
1200m
ナランフレグ 2 ゴールドアリュール
2022年
ファルコンS
1400m
プルパレイ 1 イスラボニータ
2022年
シルクロードS
1200m
メイケイエール 3 ミッキーアイル
2022年
シンザン記念
1600m
マテンロウオリオン 10 ダイワメジャー
2022年
京都金杯
1600m
ザダル 7 トーセンラー

中京芝1600m以下の重賞は昨年以降に10レースあり、そのうち9レースで馬番7番以内の馬が勝ち、優勝馬の10頭のうち9頭が父サンデー系です。父がサンデー系以外で勝利したのは昨年の葵Sでのウインマーベル(アイルハヴアナザー産駒)で、同馬は母父がフジキセキですから、ファルコンSでは父か母父がサンデー系で馬番7番以内の馬に注目でしょう。

阪神では、古馬の長距離G2の阪神大賞典が行われます。芝3000m以上のOPは昨年以降に8レースが行われ、人気別成績が次のようになっています。

【2022年以降の芝3000m以上のOP】
人気 着別度数
1番人気 [3.1.1.3]
2番人気 [4.0.1.3]
3番人気 [1.1.1.5]
4番人気以下 [0.6.5.87]

8レースの勝ち馬は、1~3番人気に推された馬でした。阪神大賞典も上位人気馬の取捨をどう考えるかがポイントになりそうで、上記の8レースでの1~3番人気については、枠順に関してこんな傾向が見られます。

【2022年以降の芝3000m以上のOPでの1~3番人気】
レース 1~3番人気
の中で枠が
いちばん内の馬
1~3番人気
の中で枠が
真ん中の馬
1~3番人気
の中で枠が
いちばん外の馬
2023年
ダイヤモンドS
⑩着
2023年
万葉S
⑧着 ④着
2022年
ステイヤーズS
⑨着 ④着
2022年
菊花賞
⑧着 ④着
2022年
天皇賞・春
⑤着
2022年
阪神大賞典
④着
2022年
ダイヤモンドS
⑤着 ⑨着
2022年
万葉S
着別度数 [1.0.2.5] [4.1.0.3] [3.1.1.3]

1~3番人気の3頭の中で枠順がいちばん内ではなかった2頭の成績が良く、3頭の中で枠順が真ん中だった馬か、3頭の中で枠順がいちばん外だった馬が7連勝中です。

昨年以降の芝3000m以上のOPでは、1~3番人気の中で枠が内過ぎない馬の好走率が高いので、阪神大賞典もそんな視点で上位人気馬をチェックしてみてはいかがでしょうか。

3月18~19日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

3月18~19日
場所
中山 Aコース・4週目
阪神 Aコース・6週目
中京 Aコース・2週目

3月18日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 館山特別 [0.0.0.11]
中山10R 韓国馬事会杯 [2.0.1.40]
中山11R フラワーC [1.4.2.41]
阪神9R 淡路特別 [0.0.1.13]
阪神10R 淀屋橋S [2.4.2.36]
阪神11R 若葉S [1.1.0.26]
中京9R 弥富特別 [0.0.0.6]
中京10R 豊橋S [3.3.1.31]
中京11R ファルコンS [0.3.4.40]

3月19日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R スピカS [2.1.2.17]
中山10R 千葉S [2.4.2.39]
中山11R スプリングS [2.2.3.33]
阪神9R 山陽特別 [0.4.2.28]
阪神10R 鳴門S [0.0.4.41]
阪神11R 阪神大賞典 [0.1.0.22]
中京9R フローラルウォーク賞 [0.0.0.19]
中京10R 熱田特別 [1.2.3.25]
中京11R 名古屋城S [2.1.3.24]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
スプリングS(G2、中山芝1800m)

スプリングSでの穴ぐさは[2.2.3.33](複勝率17.5%)で、2017年以降に限ると[2.1.2.11](複勝率31.3%)で、複勝回収率は134%です。

近10年のスプリングSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、そのうち3頭が穴ぐさです。4頭は父&母父がサンデー系&ノーザンダンサー系の組み合わせで、そのうち3頭は前走が①着でした。前走で敗れいていた馬も2走前に勝っていたので、近2走以内に勝ち鞍がある馬をマークしておきましょう。

注目レース
千葉S(OP特別、中山ダート1200m)

千葉Sでの穴ぐさは[2.4.2.39](複勝率17.0%)で、ハンデ戦の時に限ると[2.2.1.13](複勝率27.8%)で、複勝回収率は132%です。

ハンデ戦の時に③着以内に入った5頭の穴ぐさは4~6歳の牡セン馬で、2018年以降の4頭はハンデ54~55kgで、父か母父がサンデー系かミスプロ系でした。5頭のうち、1頭は前走①着で、残りの4頭は前走が掲示板外でしたが、いずれも2走前に③着以内に入っていたので、近2走に馬券圏内がある馬をチェックして臨みましょう。

注目レース
名古屋城S(OP特別、中京ダート1800m)

名古屋城Sでの穴ぐさは[2.1.3.24](複勝率20.0%)で、複勝回収率は135%です。

ダート1700mだった頃も含めて馬券圏内に入った6頭の穴ぐさは5~6歳で、そのうち5頭は関西馬です。6頭は左回りでO型のダートで③着以内の好走歴があり、そのうち5頭は近3走以内に連対歴があったので、左回りや近走の成績を確認しておきましょう。

ちなみに…
阪神大賞典での穴ぐさは[0.1.0.22]で、フラワーCでは[1.4.2.41]、ファルコンSでは[0.3.4.40]です。昨年のフラワーCでは【C】評価だったニシノラブウインクが9番人気で②着に入りました。

近10年の阪神大賞典では7番人気以下で③着以内に入った馬が3頭いて、5~6歳の父サンデー系です。3頭は馬番1~5番で、1~3月に勝利実績があったので、1~3月に実績のある内枠の馬に注意しましょう。

近10年のフラワーCでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも父か母父がサンデー系です。6頭のうち5頭は馬番10番以内で、残りの1頭は4角2番手に先行していました。6頭のうち5頭は直線に坂のある芝で連対歴があり、4頭は馬体重が442kg以下だったので、小柄でも評価を下げ過ぎない方が良さそうです。

近10年のファルコンSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、いずれも馬番8番以内でした。7頭は父か母父がサンデー系かノーザンダンサー系で、キャリア6~9戦だったので、豊富な経験がある内目の枠の馬が侮れないでしょう。


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