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穴ぐさ傾向と対策

大阪杯は良馬場ならミスプロ系内包馬が!?


3月26日(日)15時頃からサーバーの不調により、サイトに繋がりづらい状態となってしまい、ユーザーの皆様には大変なご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。今後はこのようなことのないように再発防止に努めてまいります。申し訳ございません。

先週(3月25日~26日)の穴ぐさは[4.8.9.93](複勝率18.4%)で、日経賞【A】評価だったボッケリーニが5番人気で②着、【B】評価だったディアスティマが7番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】となり、マーチSでは【C】評価だったキタノヴィジョンが11番人気で③着に食い込みました。ただ、高松宮記念では貢献できず、申し訳ありませんでした。

高松宮記念は馬番1番だったトゥラヴェスーラが③着、2番人気だったナムラクレアが②着で、優勝したファストフォース7枠13番で12番人気でした。想像以上の不良馬場になり、なかなか難しい結果となりました。今週末は中山&阪神の2場開催で、阪神で大阪杯が予定されています。いまのところ、週末の阪神競馬は良馬場で行われそうで、そうなると芝はある程度の時計の決着になりそうです。

今年、JRAでは芝1800~2200mの重賞が16レース行われていて、いずれも勝ち馬は1~5番人気でした。ただ、古馬戦(9レース)に限ると、②着に人気薄が入るケースが多いので、人気別の成績をご覧ください。

【2023年のJRAの芝1800~2200m重賞】
人気 古馬戦 3歳限定戦
1番人気 [4.0.0.5] [1.1.2.3]
2番人気 [3.0.2.4] [3.2.1.1]
3番人気 [0.1.1.7] [2.1.1.3]
4番人気 [1.0.2.6] [0.0.0.7]
5番人気 [1.1.1.6] [1.1.0.5]
6番人気以下 [0.7.3.74] [0.2.3.44]

この条件でヒモ荒れが多いことは金鯱賞前にこのコーナーで掲載し、金鯱賞は①着プログノーシス(1番人気)→②着フェーングロッテン(3番人気)という決着でしたが、同レースは12頭立てだったんですよね。古馬戦のその他の8レースは13頭立て以上なので、大阪杯も多頭数ならヒモ荒れが期待できる気がしますが、どうでしょうか。

ちなみに、今年のJRAでの芝2000mの重賞は3歳限定戦を含めて6レースが行われ、優勝した馬は1~3番人気でした。この流れを考えると、大阪杯は①着欄:1~3番人気→②着欄:4番以下という馬券が有効かもしれません。

今年の古馬の芝1800~2200m重賞(JRA)では、父系別の成績が次のようになっています。

【2023年のJRAの古馬の芝1800~2200m重賞】
父系 着別度数
父サンデー系 [5.5.5.55]
父ロベルト系 [3.1.0.8]
父ノーザンダンサー系 [1.0.2.9]
父ミスプロ系 [0.3.2.24]
上記4系統以外の父系 [0.0.0.6]

勝ち馬の9頭のうち5頭が父サンデー系、3頭が父ロベルト系、1頭が父ノーザンダンサー系で、父キングマンボ系を含めて父ミスプロ系は勝てていないんですよね。

ただ、今年の芝2000mの重賞(JRA)では、決着タイムが2分を切るとミスプロ系内包馬の好走が増える傾向が見られるので、注意が必要かと感じます。

【2023年のJRAの芝2000m重賞】
決着時計
レース
①着
②着
③着
母父
1分59秒7
きさらぎ賞
①着フリームファクシ
②着オープンファイア
③着クールミラボー
ルーラーシップ
ディープインパクト
ドレフォン
スペシャルウィーク
Ghostzapper
キングカメハメハ
1分59秒8
金鯱賞
①着プログノーシス
②着フェーングロッテン
③着アラタ
ディープインパクト
ブラックタイド
キングカメハメハ
Observatory
キングヘイロー
ハーツクライ
2分0秒2
中山金杯
①着ラーグルフ
②着クリノプレミアム
③着フェーングロッテン
モーリス
オルフェーヴル
ブラックタイド
ファルブラヴ
Giant's Causeway
キングヘイロー
2分0秒4
弥生賞ディープ
インパクト記念
①着タスティエーラ
②着トップナイフ
③着ワンダイレクト
サトノクラウン
デクラレーションオブウォー
ハービンジャー
マンハッタンカフェ
スピニングワールド
ディープインパクト
2分2秒2
京成杯
①着ソールオリエンス
②着オメガリッチマン
③着セブンマジシャン
キタサンブラック
イスラボニータ
ジャスタウェイ
Motivator
ディープインパクト
メイショウサムソン
2分3秒1
愛知杯
①着アートハウス
②着アイコンテーラー
③着マリアエレーナ
スクリーンヒーロー
ドゥラメンテ
クロフネ
ヴィクトワールピサ
ケイムホーム
ディープインパクト
※愛知杯以外は良馬場。愛知杯は重馬場。

決着時計が速い順に並べると上記の通りで、父・母父欄はピンク色がサンデー系、赤色がノーザンダンサー系、黄色がミスプロ系、オレンジ色がロベルト系です。6レースのうち、決着時計が1分59秒台となった2レースでは父か母父がミスプロ系の馬が③着以内に2頭ずつ入っています(勝ち馬は父&母父がサンデー系&ミスプロ系の組み合わせ)。

G1の大阪杯は良馬場であれば決着タイムが1分58秒台となることが多いので、そうなればミスプロ系内包馬の台頭があって不思議ないように感じますが、どうなるでしょうか。

中山芝は今週末からBコースに替わるので、ご注意ください。4月1~2日に行われる中山、阪神の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

4月1~2日
場所
中山 Bコース・1週目
阪神 Aコース・8週目

4月1日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 千葉日報杯 [0.2.1.24]
中山10R 安房特別 [1.1.2.23]
中山11R ダービー卿CT [1.1.5.40]
阪神9R アザレア賞 [0.0.0.4]
阪神10R 仲春特別 [3.2.4.27]
阪神11R ポラリスS [1.4.4.32]

4月2日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 山吹賞 [0.0.1.10]
中山10R 両国特別 [0.0.1.9]
中山11R 美浦S [2.3.3.20]
阪神9R 明石特別 [1.0.1.6]
阪神10R 心斎橋S [1.2.2.35]
阪神11R 大阪杯 [2.3.1.27]
阪神12R 陽春S [0.3.3.41]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
大阪杯(G1、阪神芝2000m)

大阪杯での穴ぐさは[2.3.1.27](複勝率18.2%)で、G1に限ると[2.3.1.12](複勝率33.3%)で、複勝回収率は213%です。昨年は【A】評価だったポタジェが8番人気で優勝し、【C】評価だったアリーヴォが7番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

G1の大阪杯では6番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも穴ぐさ(【A】3頭、【B】2頭、【C】1頭)です。6頭は中6週以内での臨戦で、いずれもひと桁馬番でした。6頭のうち5頭は父か母父がサンデー系で、同じく6頭のうち5頭は父か母父がノーザンダンサー系です。父&母父がサンデー系&ノーザンダンサー系の組み合わせの馬をマークしておきましょう。

注目レース
ポラリスS(OP特別、阪神ダート1400m)

ポラリスSでの穴ぐさは[1.4.4.32](複勝率22.0%)で、複勝回収率は119%です。昨年は【C】評価だったロイヤルパールスが9番人気で③着に入りました。

③着以内に入った9頭の穴ぐさのうち8頭は偶数馬番で、ハンデ戦以外での5頭はひと桁馬番でした。9頭のうち8頭は中6週以内での臨戦で、7頭は前走が④着以下でしたが、9頭はいずれもダート1400mで準OP以上を勝利した実績があったので、ダート1400m実績がある馬を侮らないようにしましょう。

注目レース
美浦S(3勝クラス、中山芝2000m)

美浦Sでの穴ぐさは[2.3.3.20](複勝率28.6%)で、複勝回収率は164%です。

馬券圏内に入った8頭の穴ぐさは前走⑤着以下でしたが、中6週以内での臨戦で、そのうち6頭は中山芝で勝ち鞍がありました。8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、同じく8頭のうち7頭は馬番6~11番でした。内過ぎず外過ぎない枠が良さそうです。

注目レース
仲春特別(2勝クラス、阪神芝1200m)

仲春特別での穴ぐさは[3.2.4.27](複勝率25.0%)で、複勝回収率は126%です。

芝1200~1400mの時に③着以内に入った穴ぐさは6頭で、父か母父がサンデー系です。6頭は前走が⑤着以下でしたが、そのうち5頭はひと桁馬番で巻き返しています。2012年以降の5頭は中6~9週で、馬体重が470~490kg台でした。

ちなみに…
ダービー卿CTでの穴ぐさは[1.1.5.40]です。近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、いずれも4~6歳の牡セン馬でハンデが54~56kgでした。

8頭のうち7頭は父がサンデー系かミスプロ系で、例外の1頭は母父がサンデーサイレンスでした。8頭は中7週以内での臨戦で、そのうち7頭は前走が芝1600~1800mのOPで③着以下でしたが、そのうち6頭は前走が0秒3~0秒6差でした。前走で大きくは負けていなかった牡セン馬に注意しましょう。


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