先週(10月7日～9日)の穴ぐさは[6.1.6.105](複勝率11.0%)でした｡重賞では､毎日王冠のアドマイヤハダルが0秒1差の④着､京都大賞典のヒンドゥタイムズが0秒2差の④着で､それらも含めて④着が12回と多くなってしまいました…｡今週末は､ワンパンチを利かせられるように頑張ります｡

先週のこのコーナーでは､『穴ぐさ長者への道』の【穴ぐさ特選レース】で好結果を残したことを記載しましたが､先週の【穴ぐさ特選レース】での穴ぐさは[0.1.1.7](複勝率22.2%)で､3レースのうち2レースで馬券に絡みました｡【穴ぐさ特選レース】は､藤山剣さんが独自データで好相性のレースを選出してくれていますので､今週末も参考にしてみてはいかがでしょうか｡

今週末は秋華賞があり､3歳牝馬三冠制覇を目指してリバティアイランドが出走する予定です｡圧倒的な1番人気になるのだろうと思いますが､現3歳世代の牝馬限定重賞は､G1とG1以外で人気別成績が異なるので､その成績を振り返りましょう｡

【現3歳世代の牝馬限定重賞】

人気	G1	G2&G3
1番人気	[3.0.0.0]	[0.3.0.7]
2番人気	[0.1.0.2]	[2.3.1.4]
3番人気	[0.0.0.3]	[1.0.2.7]
4番人気	[0.0.0.3]	[1.0.1.8]
5番人気	[0.0.1.2]	[0.0.2.8]
6番人気以下	[0.2.2.35]	[6.4.4.90]

現3歳世代の牝馬限定重賞は､G1以外の10レースでは1番人気が勝てていませんが､G1では1番人気が3戦3勝です｡その3勝(阪神JF､桜花賞､オークス)はリバティアイランドによるものですから､もちろん秋華賞でも期待値は高いでしょう｡

秋華賞は京都芝2000mでの施行で､今年の芝2000m以上のJRA･G1では､上位人気が勝つケースが続いているので､そのデータもご覧ください｡

【2023年のJRAの芝G1】

人気	1600m以下	2000m以上
1番人気	[1.0.3.2]	[2.2.1.1]
2番人気	[0.1.0.5]	[3.1.1.1]
3番人気	[1.2.1.2]	[0.0.0.6]
4番人気	[2.0.0.4]	[1.0.0.5]
5番人気	[0.0.1.5]	[0.2.0.4]
6番人気以下	[2.3.1.67]	[0.1.4.69]

今年は芝2000m以上でのJRA･G1が6レースあり､勝ったのは1～4番人気で､そのうち5レースで1～2番人気が優勝しています｡これを見ても､秋華賞も上位人気が強そうですが､芝2000m以上のG1では③着に6番人気以下が入るケースも多くなっています｡現3歳世代の牝馬限定重賞も､13レースすべてで6番人気以下の馬が馬券に絡んでいるので､秋華賞においても穴馬台頭の余地はあるんじゃないですかね｡

現3歳世代の牝馬限定重賞における6番人気以下については､枠順と血統に関して次のような成績となっています｡

【現3歳世代の牝馬限定重賞】

枠順	1～5番人気	6番人気以下
1枠	[1.0.1.5]	[0.0.1.15]
2枠	[2.2.1.2]	[0.1.0.16]
3枠	[1.2.1.9]	[0.0.0.11]
4枠	[0.1.0.6]	[1.0.0.16]
5枠	[1.1.2.6]	[2.2.1.10]
6枠	[1.1.0.3]	[2.0.1.17]
7枠	[0.0.1.5]	[1.2.3.18]
8枠	[1.0.1.8]	[0.1.0.22]

【現3歳世代の牝馬限定重賞での6番人気以下】

血統	着別度数
父サンデー系	[5.4.2.66]
母父サンデー系	[1.2.3.43]
父も母父も サンデー系以外	[0.0.1.23]

6番人気以下で③着以内に入った馬は､18頭のうち17頭が父か母父がサンデー系です｡18頭のうち14頭が5～7枠で､真ん中から外枠の馬が激走するケースが多いので､秋華賞も5～7枠の馬には注意したいですね｡

→神戸新聞杯で【穴ぐさ】が②着! 今週も要注目!←

10月14～15日に行われる東京､京都､新潟の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ成績は､次の通りです｡

10月14～15日

場所	芝
東京	Aコース･2週目
京都	Aコース･2週目
新潟	Aコース･1週目

10月14日

場所	レース名	穴ぐさ 成績
東京9R	プラタナス賞	[0.1.3.27]
東京10R	白秋S	[1.0.3.42]
東京11R	府中牝馬S	[1.0.1.45]
京都9R	紫菊賞	出走なし
京都10R	北野特別	[0.0.1.6]
京都11R	太秦S	[2.2.5.22]
新潟9R	十日町特別	[0.1.1.25]
新潟10R	松浜特別	[0.3.1.21]
新潟11R	飛翼特別	[2.1.4.32]

10月15日

場所	レース名	穴ぐさ 成績
東京10R	テレビ静岡賞	[2.2.3.39]
東京11R	オクトーバーS	[3.0.1.25]
東京12R	鷹巣山特別	[0.2.1.22]
京都9R	もみじS	[0.0.0.2]
京都10R	大原S	[0.0.1.23]
京都11R	秋華賞	[0.1.3.46]
京都12R	花背S	[1.3.1.15]
新潟9R	粟島特別	[2.3.4.18]
新潟10R	菅名岳特別	[1.1.0.12]
新潟11R	信越S	[2.1.0.30]

※条件が過去とは異なるレースもあります｡レース番号が変更になる場合もあります｡

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☆注目レース☆
太秦S(OP特別､京都ダート1800m)

太秦Sでの穴ぐさは[2.2.5.22](複勝率29.0%)で､複勝回収率は116%です｡ダート1800mの時に限ると[1.1.4.6](複勝率50.0%)で､近4年すべてで馬券に絡んでいて､昨年は【C】評価だったベルダーイメルが10番人気で③着に入りました｡

ダート1800mで③着以内に入った6頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で､前走がダートOPで6番人気以内か④着以内でした｡6頭のうち5頭は前走で4角3番手以内に付けていたので､先行型が侮れなさそうです｡

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☆注目レース☆
花背S(3勝クラス､京都ダート1800m)

花背Sでの穴ぐさは[1.3.1.15](複勝率25.0%)で､複勝回収率は122%です｡

ダート1800mの時に限ると[1.2.1.13](複勝率23.5%)で､馬券に絡んだ4頭の穴ぐさは近3走以内に4角3番手以内からの③着以内がありました｡4頭はダート1800mを4角3番手以内から押し切った実績があったので､先行実績をチェックして臨みましょう｡

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☆注目レース☆
粟島特別(1勝クラス､新潟芝外1800m)

粟島特別での穴ぐさは[2.3.4.18](複勝率33.3%)で､複勝回収率は160%です｡

芝の時に限ると[1.2.4.18](複勝率28.0%)で､③着以内に入った7頭の穴ぐさは父か母父がヘイルトゥリーズン系でした｡7頭は前走が⑤着以下でしたが､そのうち5頭は2走前に④着以内に入っていたので､前走着順で評価を落としている馬が狙い目でしょう｡

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■ちなみに…■
秋華賞での穴ぐさは[0.1.3.46]で､府中牝馬Sでは[1.0.1.45]です｡

近10年の秋華賞では7番人気以下で馬券に絡んだ馬が6頭いて､いずれも②～③着です｡激走した6頭は中4週以内での臨戦で､キャリア6～9戦でした｡2015年以降の5頭は父か母父がサンデー系で､前走が④着以内だったので､そのようなタイプを確認しておきましょう｡

6頭のうち5頭は馬番8番より外枠で､同じく6頭のうち5頭は､母の3代血統表内にサドラーズウェルズ､フェアリーキング､ニジンスキー､ヌレイエフのいずれかがありました｡母系に底力のある血脈を持つ馬が面白そうです｡

近10年の府中牝馬Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて､父か母父がサンデー系かロベルト系の馬です｡8頭は近4走以内に芝で連対歴があり､そのうち7頭は前走で33～34秒台の上がりを計時していました｡父か母父がヘイルトゥリーズン系で､前走で速い上がりを使っていた馬をマークしておきましょう｡