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穴ぐさ傾向と対策

アルゼンチン共和国杯も460~470kg台の馬が!?


今週末の重賞はアルゼンチン共和国杯みやこS京王杯2歳SファンタジーS。そのほか、JBC米国ブリーダーズCもあり、目が離せません!

先週(10月28日~29日)の穴ぐさは[11.5.7.88](複勝率20.7%)で、単勝回収率が280%、複勝回収率が107%でした。天皇賞・秋では【B】評価だったジャスティンパレスが6番人気で②着まで差し込み、スワンSでは【B】評価だったウイングレイテストが10番人気で優勝しました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

天皇賞・秋はレースの1000m通過が57秒7というハイペースになる中、3番手を追走したイクイノックスがそのまま抜け出して押し切り、1分55秒2という超絶レコードタイムで優勝しました。本当に異次元の強さですね。次走に予定されているジャパンCには、リバティアイランドタイトルホルダーも参戦予定で、今から11月26日がどうなるか、楽しみでなりません。

先週の穴ぐさは、スワンSウイングレイテスト(10番人気)の他にも、ルミエールAD【C】評価だったカイザーメランジェが13番人気で制したり、秋嶺S【C】評価だったサクセスローレルが11番人気で勝つなど、10番人気以下で勝利した馬が5頭もいました。その影響もあって、10月の穴ぐさの単勝回収率は124%となりました。

「穴ぐさ報告掲示板」にも多数の書き込みをしていただき、ありがとうございました。いつも書き込んでくれる常連さん以外にも、新規で書き込んでくださった方もいて、たいへん励みになります。今週末以降も、穴ぐさで馬券を獲ったら、ぜひ書き込んでください。よろしくお願いいたします。
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今週末はJRAでのG1がありませんが、3日にJBCがあり、4~5日には米国ブリーダーズCもあります。米国ブリーダーズCには複数の日本馬の参戦があり、国内での馬券の発売もありますから、非常に楽しみですね。

JRAでは、日曜日(5日)にアルゼンチン共和国杯みやこS、土曜日(4日)に京王杯2歳SファンタジーSという重賞が組まれています。昨年は、アルゼンチン共和国杯京王杯2歳SファンタジーSという3レースで穴ぐさが連対したので、今年も貢献できるように頑張ります。

アルゼンチン共和国杯は東京芝2500mでの施行で、今年、JRAでは芝2500m以上の重賞が6レース行われ、次の馬たちが優勝しています。

【2023年の芝2500m以上でのJRA重賞】
レース 優勝馬 人気
菊花賞 ドゥレッツァ 4 ドゥラメンテ
目黒記念 ヒートオンビート 4 キングカメハメハ
天皇賞・春 ジャスティンパレス 2 ディープインパクト
日経賞 タイトルホルダー 2 ドゥラメンテ
阪神大賞典 ジャスティンパレス 2 ディープインパクト
ダイヤモンドS ミクソロジー 2 オルフェーヴル

勝ち馬は2~4番人気で、父がサンデー系かキングマンボ系です。上記の6レースでは、1番人気が[0.1.3.2]で、父がサンデー系&キングマンボ系以外の馬は[0.2.2.15]という成績ですから、この辺りは気にした方がいいかもしれませんね。

上記の勝ち馬6頭のうち、ミクソロジー以外の5頭は馬体重が460~470kg台で、ダイヤモンドSでは468kgだったヒュミドールがクビ差②着となったので、アルゼンチン共和国杯でも460~470kg台の馬をチェックすると良さそうです。

みやこSは、今年は京都ダート1800mでの施行で、今年、JRAのダート1700m以上の古馬OPは、ハンデ戦と直線に坂のあるコースでのレースを除くと、父か母父がミスプロ系の馬が連対しています。

【2023年のJRAのダート1700m以上の古馬OP(ハンデ戦と直線に坂のあるコースを除く)で、父か母父がミスプロ系で連対した馬】
レース
コース
着順・馬名 母父
太秦S
京都ダート1800m
②着タイセイドレフォン ドレフォン トワイニング
阿蘇S
小倉ダート1700m
②着スレイマン キングカメハメハ Bertolini
エルムS
札幌ダート1700m
①着セキフウ ヘニーヒューズ Kingmambo
大沼S
函館ダート1700m
①着ペプチドナイル
②着セキフウ
キングカメハメハ
ヘニーヒューズ
マンハッタンカフェ
Kingmambo
平安S
京都ダート1900m
①着グロリアムンディ キングカメハメハ Blu Air Force
平城京S
京都ダート1800m
①着タイセイドレフォン ドレフォン トワイニング
門司S
小倉ダート1700m
①着ロッシュローブ ロードカナロア スペシャルウィーク

該当7レースでは父か母父がミスプロ系の馬が連対していて、門司S以外の6レースでは、父か母父がミスプロ系の4~5歳馬が連対しています。上記の8頭のうち、1~2番人気だったのは2頭(平安Sのグロリアムンディと太秦Sのタイセイドレフォン)だけで、妙味もありそうですから、みやこSでも注目してみるといいでしょう。

ちなみに、上記の7レースの優勝馬は馬番10番以内で、馬体重が480kg以上でした。

京王杯2歳SファンタジーS芝1400mの2歳重賞で、先週のスワンSは、①着ウイングレイテストと②着ララクリティーヌがダンチヒ内包馬で、③着に入ったロータスランドはストームキャットを持っていました。昨年の京王杯2歳Sディスクリートキャット産駒のオオバンブルマイが勝ち、ファンタジーSを勝利したリバーラは母父(Stormy Atlantic)がストームキャット系だったんですよね。

芝1400mのJRA重賞は、昨年以降の15レースが行われ、5代血統表内にストームキャットダンチヒを持っていた馬が連対し、そのうち14レースで優勝しています。京王杯2歳SファンタジーSも、ストームキャットダンチヒを持つ馬を評価しましょう。

→天皇賞・秋で【穴ぐさ】が②着! 今週も要注目!←

今週から京都芝Bコースに替わるので、ご注意ください。11月4~5日に行われる東京、京都、福島の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

11月4~5日
場所
東京 Bコース・2週目
京都 Bコース・1週目
福島 Aコース・1週目

11月4日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 神奈川新聞杯 [0.3.1.27]
東京10R ノベンバーS [2.0.3.27]
東京11R 京王杯2歳S [4.3.2.37]
京都9R 衣笠特別 [0.3.1.21]
京都10R 貴船S [3.2.2.26]
京都11R ファンタジーS [2.3.1.37]
福島9R 土湯温泉特別 [0.2.2.32]
福島10R 三陸特別 [0.1.1.36]
福島11R フルーツラインC [4.2.3.37]

11月5日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 百日草特別 [0.0.1.6]
東京10R 馬事公苑リニューアル
オープン記念
出走なし
東京11R アルゼンチン共和国杯 [2.1.2.45]
京都9R もちの木賞 [2.1.0.20]
京都10R 醍醐S [0.2.3.30]
京都11R みやこS [2.3.3.27]
福島9R 三春駒特別 [2.0.4.31]
福島10R 河北新報杯 [3.1.3.40]
福島11R みちのくS [2.1.6.40]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
京王杯2歳S(G2、東京芝1400m)

京王杯2歳Sでの穴ぐさは[4.3.2.37](複勝率19.6%)で、複勝回収率は149%です。昨年は【A】評価だったフロムダスクが11番人気で②着に入りました。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が5頭いて、いずれも関西所属の牡馬で、中9週以内での臨戦でした。5頭はキャリア1~2戦でしたが、そのうち4頭は前走の芝OPで1~6番人気ながら⑤着以下に敗れていたので、前走の芝OPで馬券圏外に敗れていたタイプが侮れないでしょう。2020年以降に激走した4頭は5代血統表内にストームキャットダンチヒを持っていました。

注目レース
みやこS(G3、京都ダート1800m)

みやこSでの穴ぐさは[2.3.3.27](複勝率22.9%)で、複勝回収率は124%です。

2013年以降のみやこSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、そのうち9頭は中6週以内での臨戦でした。京都で激走した7頭は前走が⑥着以内で、馬体重が500kg以下メンバー中3位以内の上がりで③着以内に入ったので、決め手のありそうなタイプが狙い目でしょう。激走した10頭のうち8頭は過去にダート重賞で馬券圏内に入ったことがあり、例外の2頭は近2走以内に準OPを勝ち上がっていたので、勢いがあるか、重賞実績のある馬をマークして臨みましょう。

注目レース
みちのくS(OP特別、福島芝1200m)

みちのくSでの穴ぐさは[2.1.6.40](複勝率18.4%)で、複勝回収率は103%です。

③着以内に入った9頭の穴ぐさのうち、福島施行時の8頭は馬番10番以内で、騎手が乗り替わっていました。2010年以降の8頭は中8週以内での臨戦で、そのうち福島での7頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系だったので、そのような馬がいないか、チェックしましょう。

注目レース
貴船S(3勝クラス、京都ダート1200m)

貴船Sでの穴ぐさは[3.2.2.26](複勝率21.2%)で、複勝回収率は126%です。

馬券に絡んだ7頭の穴ぐさは中1~4週での臨戦で、2014年以降の4頭は牝馬でした。7頭のうち5頭は馬体重が486kg以上だったので、馬格のあるタイプが望ましいでしょう。2013年以降の5頭は4代血統表内にニジンスキーサドラーズウェルズを持っていたので、スタミナ血脈の有無も確認しておくと良さそうです。

注目レース
フルーツラインC(3勝クラス、福島ダート1150m)

フルーツラインCでの穴ぐさは[4.2.3.37](複勝率19.6%)で、複勝回収率は103%です。ダート1150mの時に限ると[3.1.2.22](複勝率21.4%)で、複勝回収率は125%です。

ダート1150mで③着以内に入った6頭の穴ぐさは4歳以上の牡セン馬で、馬番7番より外枠でした。2010年以降の5頭は前走が新潟ダート1200mで、そのうち4頭は中9週以上だったので、休み明けの馬が侮れなさそうです。6頭のうち5頭は父か母父か母母父がミスプロ系でした。

注目レース
三春駒特別(1勝クラス、福島芝2000m)

三春駒特別での穴ぐさは[2.0.4.31](複勝率16.2%)で、複勝回収率は108%です。

馬券圏内に入った6頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、2013年以降の4頭は父か母父がノーザンダンサー系です。6頭はいずれも前走が⑥着以下でしたが、左回りや直線に急坂があるコースでした。6頭は右回りで勝ち鞍があり、そのうち4頭は右回りの直線平坦コースで勝利実績があったので、コース替わりに妙味がありそうな馬を見つけ出しましょう。

ちなみに…
アルゼンチン共和国杯での穴ぐさは[2.1.2.45]で、ファンタジーSでは[2.3.1.37]です。昨年のアルゼンチン共和国杯では【A】評価だったブレークアップが6番人気で優勝し、昨年のファンタジーS【A】評価だったリバーラが10番人気で逃げ切り勝ちを収めました。

近10年のアルゼンチン共和国杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、前走が⑥着以内中5週以内での臨戦でした。4頭はいずれも前走から斤量が軽くなっていて、4頭のうち3頭は前走でメンバー中3位以内の上がりを計時していたので、斤量や前走の上がりタイムをチェックしておきましょう。4頭はいずれも東京芝の特別競走で③着以内に入ったことがあり、そのうち3頭は父サンデー系でした。

近10年のファンタジーSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、そのうち4頭が10番人気以下でした。6頭は中4週以上での臨戦で、中8週以上だった馬が4頭います。6頭のうち5頭は父か母父がサンデー系で、同じく6頭のうち5頭は5代血統表内にストームキャットノーザンテーストを持っていたので、そのような馬がいないか、チェックしておくと良さそうです。


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