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穴ぐさ傾向と対策

阪神JFでも偶数馬番の馬に勝機が!?


今週末のJRA重賞は阪神JFカペラS中日新聞杯。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。阪神JFでは、偶数馬番の馬に追い風が吹くかも!?

先週(12月2日~3日)の穴ぐさは[5.7.9.95](複勝率18.1%)で、複勝回収率が125%でした。3日(日)が[3.3.5.48](複勝率18.6%)で、単勝回収率が112%、複勝回収率が155%で、チャンピオンズCでは【B】評価だったドゥラエレーデが9番人気で③着に入りましたね。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

「穴ぐさ長者への道」のコーナーでの【穴ぐさ特選レース】については、先週は3レースのうち2レースで穴ぐさが馬券に絡み、日曜日の阪神9R豊中特別では②&③着に激走して【穴ぐさダブル】となりました。こちらも、馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました。

今年9月以降の重賞【穴ぐさ特選レース】における穴ぐさは、次のような成績となっています。

【2023年9月以降の重賞と穴ぐさ特選レースでの穴ぐさ】
レース 着別度数 複勝率
重賞 [2.7.6.96] 13.5%
穴ぐさ特選レース [8.9.7.89] 21.2%

重賞に注目される人が多いと思うんですが、【穴ぐさ特選レース】は、毎週、藤山剣さんが好相性のレースをピックアップしているだけあって、穴ぐさの好走率が高いんですよね。今週末以降も、ぜひご注目いただければと思います。

チャンピオンズCは、レモンポップが大外枠(8枠15番)でも1番人気に推され、見事なペース配分で1800mを克服して優勝しましたね。先週のこのコーナーでは、今年のJRAでの古馬混合のダート重賞は良~重馬場だと1~2番人気が優勝していることを記しました。今週末はカペラS(G3、中山ダート1200m)がありますが、やはり上位人気が強さを見せるでしょうか。
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今週末は香港国際競走(ヴァーズ、スプリント、マイル、カップ)があり、国内のG1は阪神JFが予定されています。今年の2歳の芝重賞を振り返ると、1400m以下(4レース)と1600m以上(7レース)で、勝ち馬の馬体重に違いが見られるので、その成績をご覧ください。

【2023年の2歳の芝重賞(JRA)】
馬体重 1400m以下 1600m以上
458kg以下 [4.2.3.18] [0.2.1.13]
460kg以上 [0.2.1.25] [7.5.6.42]

1400m以下の4レースでは458kg以下の馬が勝ち、1600m以上の7レースでは460kg以上の馬が優勝しています。阪神JFは阪神芝外1600mですから、460kg以上の馬に注目すべきですかね。

上記の11レースのうち、芝1600mでは4レースが行われ、勝利を収めたのは次の馬です。

【2023年の2歳の芝1600m重賞(JRA)】
レース 優勝馬 馬番 人気 生産
デイリー杯2歳S ジャンタルマンタル 2 1 社台ファーム
アルテミスS チェルヴィニア 4 1 ノーザンファーム
サウジアラビアRC ゴンバデカーブース 2 3 白老ファーム
新潟2歳S アスコリピチェーノ 12 1 ノーザンファーム

優勝した4頭は社台グループの生産馬で、偶数馬番でした。4頭のうち3頭は1番人気で、サウジアラビアRCでも1番人気(ボンドガール)が②着に入っていて、上記の4レースで1番人気は[3.1.0.0]です。

今年の2歳の芝重賞(JRA)では、人気別の成績が次のようになっています。

【2023年の2歳の芝重賞(JRA)】
人気 着別度数
1番人気 [5.1.0.5]
2番人気 [0.2.3.6]
3番人気 [2.0.1.8]
4番人気 [1.1.4.5]
5番人気 [1.0.0.10]
6番人気以下 [2.7.3.64]

1番人気は5頭が勝っていますが、2番人気は[0.2.3.6]で勝利した馬が出ていません。阪神JFでも、信頼すべきは1番人気という感じがしますね。

今年の芝1600mの2歳重賞(JRA)では偶数馬番の馬が勝っていることを記しましたが、今年の2歳の牝馬限定の特別競走においても、同様の傾向が見られます。

【2023年の2歳の牝馬限定の特別競走】
馬番 着別度数
偶数馬番 [6.2.3.20]
奇数馬番 [0.4.3.26]

今年は、2歳の牝馬限定の特別競走が6レースあり、いずれも偶数馬番の馬が優勝しています。勝利を収めた6頭は馬番2・4・6番で、阪神JFでその枠順となるのはどの馬でしょうか!?

→チャンピオンズCで【穴ぐさ】が③着!←

12月9~10日に行われる中山、阪神、中京の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

12月9~10日
場所
中山 Aコース・2週目
阪神 Aコース・2週目
中京 Aコース・2週目

12月9日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 黒松賞 [2.2.2.30]
中山10R アクアラインS [2.2.4.42]
中山11R 常総S [1.0.3.17]
阪神9R エリカ賞 [0.0.1.12]
阪神10R 赤穂特別 [0.2.5.33]
阪神11R リゲルS [1.0.1.25]
中京9R つわぶき賞 [1.0.3.37]
中京10R 豊川特別 [2.1.2.22]
中京11R 中日新聞杯 [2.4.3.41]

12月10日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R チバテレ杯 [3.0.2.22]
中山10R 師走S [0.3.2.43]
中山11R カペラS [0.1.3.41]
阪神9R オリオンS [0.1.1.28]
阪神10R 竹田城S [0.1.1.9]
阪神11R 阪神JF [0.3.4.44]
阪神12R 夙川特別 [2.4.1.38]
中京9R 大須特別 [1.2.4.34]
中京10R 名古屋日刊
スポーツ杯
[1.2.4.27]
中京11R 知立S [2.0.1.29]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
阪神JF(G1、阪神芝外1600m)

阪神JFでの穴ぐさは[0.3.4.44](複勝率13.7%)で、複勝回収率は100%です。昨年は【A】評価だったドゥアイズが10番人気で③着に食い込み、一昨年は【B】評価だったラブリイユアアイズが8番人気で②着に入りました。

近10年の阪神JFは勝ち馬が1~5番人気で、7番人気以下で②~③着に入った馬が5頭います。5頭のうち3頭は前走の芝重賞で②~⑤着に走っていて、それ以外の2頭は前走でメンバー中2位以内の上がりで勝利していました。5頭は父か母父がサンデー系で、前走時馬体重が438~460kgでした。5頭のうち4頭が関東馬なので、関東から遠征する馬を侮らないようにしたいですね。

注目レース
中日新聞杯(G3、中京芝2000m)

中日新聞杯での穴ぐさは[2.4.3.41](複勝率18.0%)で、複勝回収率は103%です。

12月施行の近6年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、父がサンデー系かミスプロ系です。8頭は前走で⑤着以下に敗れていましたが、そのうち6頭は芝重賞で③着以内に好走したことがあり、残りの2頭はひと桁馬番でハンデ52~53kgの牝馬です。8頭のうち7頭は馬体重が478kg以下関西所属の日本人騎手が騎乗していたので、そのような馬をマークしておきましょう。

注目レース
常総S(3勝クラス、中山芝1800m)

常総Sでの穴ぐさは[1.0.3.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は116%です。

馬券圏内に激走した4頭の穴ぐさは馬番1~4番で、そのうち3頭は父サンデー系でした。4頭は前走が⑤着以下でしたが、いずれも中山芝の特別競走で③着以内に好走したことがあったので、内枠に入った中山実績馬が侮れないでしょう。

ちなみに…
カペラSでの穴ぐさは[0.1.3.41]です。近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が8頭いて、そのうち7頭は4~6歳で、同じく8頭のうち7頭は中6週以内での臨戦でした。

8頭のうち7頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、8頭のうち中央馬の7頭は中山か阪神のダート1200mで準OP以上を勝利した実績がありました。右回りで直線に急坂があるダート1200mでの戦績を確認しておきましょう。


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