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穴ぐさ傾向と対策

東京新聞杯は左回りのマイル実績に注目!


今週末の重賞は東京新聞杯きさらぎ賞。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。東京新聞杯左回りのマイル実績が重要ですよ。

先週(1月27日~28日)の穴ぐさは[1.2.10.100](複勝率11.5%)でした。重賞(シルクロードS根岸S)はどちらも3連単配当が1万円未満という決着で貢献できず…、申し訳ありませんでした。シルクロードSは芝1200mのハンデ重賞ということで、穴馬の台頭があり得るかと思ったものの、①~③着を1~3番人気が占める結果でした。

今年1月に中山・東京・京都では平地の特別競走が54レースあり、7番人気以下が勝利したのは3レースだけ。そのうち2レースの勝ち馬が穴ぐさでしたが…。上位人気が勝利するケースが多いので、今週末の馬券検討もそのことを考慮しながら対応すべきでしょうかね。

シルクロードSを制したのは2番人気だったルガルで、同馬は母母父がストームキャットでした。この辺りは芝1200mのハンデ重賞らしい結果と言えましたが、ルガル4歳馬で、5歳馬は②~⑤着まででした。芝1200mの重賞は、現5歳世代が強いというより、毎年、4歳が台頭しやすい可能性もありそうですから、3月の高松宮記念まで注視したいですね。
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今週末の重賞は東京新聞杯きさらぎ賞で、東京新聞杯東京芝1600mでの施行です。以前にお伝えした通り、古馬混合の芝1600mの重賞(JRA)は、偶数馬番の馬が勝ち続けているので、そのデータをご覧ください。

【2023年以降の古馬混合の芝1600m重賞(JRA)】
馬番 2023年
5月以降
2023年
1~4月
偶数馬番 [9.4.6.50] [3.1.4.29]
奇数馬番 [0.5.3.63] [2.4.1.31]

昨年5月以降は偶数馬番の馬が勝っていて、昨年の4月23日に行われたマイラーズCも偶数馬番の馬(シュネルマイスター)が勝利したので、古馬混合の芝1600m重賞(JRA)では、現在、偶数馬番の馬が10連勝中です。

上記の14レースのうち、東京では4レースが行われ(東京新聞杯、ヴィクトリアマイル、安田記念、富士S)、いずれも左回りの芝1600mで2勝以上をマークしていた馬が制しました。

【2023年の古馬混合の東京芝1600m重賞】
レース 勝ち馬 左回りの
芝1600m
富士S ナミュール [2.1.0.2]
安田記念 ソングライン [4.1.1.1]
ヴィクトリア
マイル
ソングライン [3.1.1.1]
東京新聞杯 ウインカーネリアン [2.0.0.1]

勝ち馬は左回りの芝1600mで連対率50.0%以上で、2勝以上を挙げていました。これを見ると、今年の東京新聞杯も、左回りの芝1600mで実績のある偶数馬番の馬に注目したくなりますね。

ちなみに、先週の東京芝では1勝クラス以上のレースが6回あり、勝ち馬はすべて1~3番人気でした。スローペースが多かったこともあり、6レースのレース上がりは33秒7~34秒1だったんですよね。今週末も上がりの速いレースが多くなれば、瞬発力に秀でた上位人気に向きそうです。

きさらぎ賞は3歳限定の芝1800mの重賞で、現3歳世代の芝1800m以上の重賞では、5レースすべてで1~5番人気が優勝しています。

【現3歳世代の芝1800m以上の重賞(JRA)】
レース 1~5番人気の着順
京成杯 ④⑦⑫着
ホープフルS ⑦⑩⑭着
京都2歳S ⑨⑪⑫着
東スポ杯2歳S ④⑦⑧着
札幌2歳S ⑥⑨着

対象は上記5レースで、1~5番人気は勝利しているだけでなく、馬券圏内に2頭以上が入っています。札幌2歳S以外は、馬券圏内が【1~5番人気の2頭 + 8番人気以下の1頭】という組み合わせですが、きさらぎ賞はどうなるでしょうか。

現3歳世代の芝重賞においては、血統面でちょっと気になる傾向も見られます。

【現3歳世代の芝重賞(JRA)】
父系 牡セン馬 牝馬
父サンデー系 [0.6.8.47] [4.4.2.37]
父ロベルト系 [2.1.1.15] [1.1.0.5]
父ミスプロ系 [4.1.0.25] [1.1.3.14]
父ノーザンダンサー系 [4.2.1.12] [1.1.1.11]
上記4系統以外の父系 [0.0.0.6] [0.0.1.5]

現3歳世代の芝重賞(JRA)は17レースが行われ、父サンデー系の男馬はまだ優勝した馬がいません。この流れはどこで終止符が打たれるのか。きさらぎ賞でも注目しましょう。

京都芝は今週末からCコースとなります。2月3~4日に行われる東京、京都、小倉の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

2月3~4日
場所
東京 Dコース・2週目
京都 Cコース・1週目
小倉 Aコース・4週目

2月3日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R 春菜賞 [3.1.1.40]
東京10R テレビ山梨杯 [2.3.3.32]
東京11R ジャパンC
2023年ロンジンワールド
ベストレース受賞記念
[0.1.4.24]
京都9R 橿原S [0.2.3.35]
京都10R エルフィンS [3.1.0.24]
京都11R アルデバランS [2.3.5.37]
小倉9R かささぎ賞 [1.2.2.36]
小倉10R 有田特別 [2.1.0.23]
小倉11R 別府特別 [0.1.3.32]

2月4日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
東京9R ゆりかもめ賞 [0.0.1.12]
東京10R 白嶺S [3.1.0.38]
東京11R 東京新聞杯 [1.4.2.43]
京都9R 山城S [2.2.1.36]
京都10R 令月S [0.0.0.3]
京都11R きさらぎ賞 [1.0.1.20]
小倉9R 合馬特別 [3.2.0.35]
小倉10R 由布院特別 [0.3.1.25]
小倉11R 小倉日経OP [0.4.2.19]
※「ジャパンC 2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念」は、早春Sのデータを採用。
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
アルデバランS(OP特別、京都ダート1900m)

アルデバランSでの穴ぐさは[2.3.5.37](複勝率21.3%)で、複勝回収率は120%です。

馬券に絡んだ10頭の穴ぐさは5歳以上の牡馬で、そのうち9頭が6~8歳です。10頭はいずれも前走が馬券圏外でしたが、そのうち2012年以降の9頭は中10週以内での臨戦で、10頭のうち7頭は12~2月のOPで③着以内に入ったことがありました。順調に使われているベテランに妙味がありそうです。

注目レース
小倉日経OP(OP特別、小倉芝2000m)

小倉日経OPでの穴ぐさは[0.4.2.19](複勝率24.0%)で、複勝回収率は128%です。

②~③着に入った6頭の穴ぐさは中8週以内での臨戦で、そのうち5頭はひと桁馬番でした。6頭のうち5頭は芝OPで③着以内に入ったことがあったので、OP実績のあるひと桁馬番の馬が侮れなさそうです。

注目レース
テレビ山梨杯(2勝クラス、東京芝1400m)

テレビ山梨杯での穴ぐさは[2.3.3.32](複勝率20.0%)で、複勝回収率は105%です。昨年は【A】評価だったファロロジーが9番人気で優勝しました。

馬券圏内に入った8頭の穴ぐさはひと桁馬番の4~5歳です。芝1400mでの3頭は父がサンデー系以外で、馬体重が460~470kg台でした。その3頭は前走の上がりがメンバー中3位以内か33秒台だったので、前走で速い上がりをマークしていた馬に注意しましょう。

ちなみに…
東京新聞杯での穴ぐさは[1.4.2.43]で、きさらぎ賞では[1.0.1.20]です。

近10年の東京新聞杯では7番人気以下で③着以内に入った馬が4頭いて、父か母父がサンデー系の5~6歳です。4頭は左回りでの勝ち鞍があり、前走が芝OPで⑥着以下でしたが、そのうち3頭は2~3走前に芝で連対歴があり、例外の1頭は芝G1での勝ち鞍がありました。前走だけでなく、2~3走前の戦績やG1での実績を確認しておきましょう。

近10年のきさらぎ賞では7番人気以下で③着以内に入った馬が3頭いて、それらは前走が4角1~5番手で②~③着に好走していました。3頭は2~3月生まれで、キャリア3~5戦だったので、早生まれである程度のキャリアがある先行型に注意しましょう。


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