穴ぐさ傾向と対策
オークスも騎手が継続騎乗の上位人気馬が!?
今週末の重賞はオークスと平安S。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。オークスは騎手が継続騎乗する上位人気馬に注目すると良さそうです。
先週(5月11日~12日)の穴ぐさは[3.6.11.96](複勝率17.2%)でした。重賞で馬券に絡めず、申し訳ありませんでした。
一昨年以降の古馬混合の芝1600mのG1(JRA)で1~3番人気が勝てていなかったこともあり、ヴィクトリアマイルも用心したつもりでしたが、あれほどのハイペースで、レース上がり(35秒0)がかかることまで想定しきれませんでした…。テンハッピーローズは過去5勝が1400m以下でしたが、マイル戦でも見事な末脚でした。
先週の「穴ぐさ長者への道」の【穴ぐさ特選レース】では、ウオッカCで【A】評価だったアイファーエポックが8番人気で①着、【C】評価だったファイヴレターが10番人気で②着となる【穴ぐさワンツー】となり、中ノ岳特別では【C】評価だったヒューゴが9番人気で③着に食い込みました。
今年4月以降の【穴ぐさ特選レース】での穴ぐさは[3.4.3.41](複勝率19.6%)で、複勝回収率は120%となっています。今週末も、ご注目ください。
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今週末はオークスと平安Sという重賞が予定されていて、オークスは桜花賞を制したステレンボッシュに注目が集まりそうですね。
東京芝2400mで行われた今年の青葉賞は2番人気だったシュガークンが勝ち、同週の天皇賞・春はテーオーロイヤルが1番人気で優勝しました。昨年以降の芝2000m以上のG1(JRA)と昨年以降の芝2400mの重賞(JRA)は、ともに上位人気馬が勝利するケースが続いています。
【2023年以降の芝2000m以上のG1(JRA)】
人気 | 着別度数 |
1番人気 | [8.2.2.4] |
2番人気 | [6.4.2.4] |
3番人気 | [0.2.3.11] |
4番人気 | [2.0.0.14] |
5番人気 | [0.4.1.11] |
6番人気以下 | [0.4.8.173] |
【2023年以降の芝2400mの重賞(JRA)】
人気 | 着別度数 |
1番人気 | [4.1.1.2] |
2番人気 | [1.3.1.3] |
3番人気 | [1.1.1.5] |
4番人気 | [1.1.1.5] |
5番人気 | [1.0.1.6] |
6番人気以下 | [0.2.3.82] |
芝2000m以上のG1(JRA)は16レース、芝2400mの重賞(JRA)は8レースあり、優勝したのは1~5番人気です。芝2000m以上のG1(JRA)の勝ち馬は1~4番人気で、16レースすべてで1~2番人気が連対していますので、オークスは、先週のヴィクトリアマイルとは状況が異なりそうです。
昨年以降の芝2400mの重賞(JRA)では1~5番人気が勝っているものの、ほとんどが騎手が継続騎乗した馬によるものでした。
【2023年以降の芝2400mの重賞(JRA)】
騎手 | 着別度数 |
継続騎乗 | [7.7.4.50] |
乗り替わり | [1.1.4.53] |
8レースのうち7レースで騎手が継続騎乗した馬が勝っていて、前走時と騎手が異なって勝利を収めたのは昨年のダービーでのタスティエーラ(レーン騎手)だけです。オークスでのステレンボッシュは戸崎騎手に乗り替わる予定で、その点がどうでしょうか。
上記の8レースでは、騎手が継続騎乗して1~3番人気に推された馬が[6.5.3.5]という成績で、8レースすべてで連対しています。オークスの1番人気はステレンボッシュだと思われるので、2~3番人気の鞍上をチェックしましょう。
東京芝2400mでのレースは今年に入ってから12回あり、次のような成績となっています。
【2024年の東京芝2400m】
馬番 | 着別度数 |
馬番1~10番 | [12.11.9.83] |
馬番11~18番 | [0.1.3.20] |
【2024年の東京芝2400m】
馬体重 | 着別度数 |
468kg以下 | [1.4.5.38] |
470kg以上 | [11.8.7.65] |
12レースの勝ち馬は馬番1~10番で、②着に入った12頭中11頭が馬番1~10番です。多頭数のレースが少なかったとはいえ、馬番11番より外枠の馬には逆風が吹いている印象があるので、この点も気をつけた方がいいかもしれません。
→4月以降の【穴ぐさ特選レース】での
穴ぐさは複勝回収率が120%!←
穴ぐさは複勝回収率が120%!←
5月18~19日に行われる東京、京都、新潟の芝の使用コースと特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。
5月18~19日
場所 | 芝 |
東京 | Bコース・2週目 |
京都 | Bコース・2週目 |
新潟 | Bコース・4週目 |
5月18日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京9R | カーネーションC | [2.0.1.17] |
東京10R | 高尾特別 | [3.0.4.25] |
東京11R | メイS | [1.2.0.30] |
京都9R | メルボルンT | [0.2.2.18] |
京都10R | シドニーT | [2.2.2.38] |
京都11R | 平安S | [0.1.1.48] |
京都12R | オーストラリアT | [1.1.2.27] |
新潟9R | 飛竜特別 | [2.2.2.33] |
新潟10R | 二王子特別 | [3.1.1.25] |
新潟11R | 大日岳特別 | [1.5.0.29] |
5月19日
場所 | レース名 | 穴ぐさ 成績 |
東京8R | 調布特別 | [0.1.0.25] |
東京9R | フリーウェイS | [1.3.4.44] |
東京10R | エアグルーヴC | [0.0.0.2] |
東京11R | オークス | [0.1.2.50] |
東京12R | 三峰山特別 | [2.1.1.23] |
京都9R | 愛宕特別 | [5.2.0.18] |
京都10R | パールS | [0.2.1.12] |
京都11R | 高瀬川S | [1.0.4.39] |
新潟9R | 石打特別 | [1.0.4.34] |
新潟10R | 火打山特別 | [3.4.3.35] |
新潟11R | 韋駄天S | [1.1.2.26] |
☆注目レース☆
愛宕特別(2勝クラス、京都ダート1800m)
愛宕特別での穴ぐさは[5.2.0.18](複勝率28.0%)で、複勝回収率は141%です。
連対圏に入った7頭は中6週以内での臨戦で、いずれもふた桁馬番でした。7頭のうち6頭は前走が⑦着以下でしたが、7頭はいずれも近3走以内に連対歴があったので、ある程度の勢いが感じられるふた桁馬番の馬をマークして臨みましょう。
☆注目レース☆
火打山特別(2勝クラス、新潟ダート1200m)
火打山特別での穴ぐさは[3.4.3.35](複勝率22.2%)で、ダート1200mの時に限ると[1.1.2.17](複勝率19.0%)で、複勝回収率は130%です。
ダート1200mの時に③着以内に入った4頭の穴ぐさは父サンデー系の4~6歳馬で、馬番9~15番でした。4頭は前走が右回りで⑥着以下に敗れていましたが、過去に左回りで③着以内に入った実績があったので、左回りで実績がある馬の巻き返しに注意しましょう。
☆注目レース☆
カーネーションC(1勝クラス、東京芝1800m)
カーネーションCでの穴ぐさは[2.0.1.17](複勝率15.0%)で、複勝回収率は130%です。昨年は【A】評価だったアンリーロードが6番人気で優勝しました。
馬券圏内に激走した3頭の穴ぐさは馬番3~5番で、前走が⑦着以下だったものの上がり33秒7~34秒3を計時していました。3頭は父がサンデー系かキングマンボ系で、内目の枠で決め手がありそうなタイプに妙味がありそうです。
☆注目レース☆
二王子特別(1勝クラス、新潟芝外2000m)
二王子特別での穴ぐさは[3.1.1.25](複勝率16.7%)で、複勝回収率は112%です。昨年は【B】評価だったブリングトゥライフが12番人気で①着となりました。
馬券に絡んだ5頭の穴ぐさは4~5歳馬で、馬番4番か馬番10番でした。5頭は前走が④着以下でしたが、いずれも左回りの芝で③着以内があり、そのうち4頭は初勝利を左回りで挙げていたので、初勝利を挙げた時のコースをチェックしておくと良さそうです。
■ちなみに…■
オークスでの穴ぐさは[0.1.2.50]で、平安Sでは[0.1.1.48]です。
近10年のオークスでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、いずれも②~③着です。6頭は中8週以内での臨戦で、そのうち5頭は前走が芝1800~2200mで①着でした。例外の1頭は前走が桜花賞でしたが、芝1800mで2勝をマークしていたので、芝1800m以上で実績がある馬が侮れなさそうです。
6頭は父がサンデー系かキングマンボ系かロベルト系で、前走時馬体重が450~470kg台でした。6頭は前走の上がりがメンバー中1~2位か33秒1~34秒2だったので、前走での上がりも確認しておきましょう。
近10年の平安Sでは7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、母父がサンデー系かミスプロ系の関西馬です。6頭は前走時馬体重が486kg以上で、ダート重賞で⑤着以内に入ったことがありました。6頭は馬番10番以内で、そのうち5頭はひと桁馬番だったので、距離ロスを抑えて走れそうな枠順の馬が良さそうです。