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穴ぐさ傾向と対策

アイビスサマーダッシュも父ミスプロ系の上位人気馬が!?


今週末の平地重賞はクイーンSアイビスサマーダッシュ。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。アイビスサマーダッシュは今年も父ミスプロ系の上位人気馬にチャンスが出てくる!?

先週(7月20日~21日)の穴ぐさは[4.3.9.94](複勝率14.5%)でした。中京記念は1~5番人気が馬券圏内を占める決着になり、【A】評価のロングランが外から差を詰めたものの④着まででした…。

先週の中京記念の結果を受けて、右回りの古馬混合の芝重賞は、今年3月以降、1~5番人気18連勝となっています。今週末は札幌でクイーンSがありますが、やはり上位人気馬が勝利する結果となるでしょうか。
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中京記念を制したアルナシームはデビュー勝ちを収めたのが函館芝1800mで、同②着のエピファニーは2走前に小倉大賞典(小倉芝1800m)で優勝していました。先週にお伝えした通り、今年のO型コースの芝1800m重賞(JRA)では、O型コースの芝1800mで勝ち鞍があった馬が③着以内に入っているので、改めてその成績をご覧ください。

【2024年のO型コースの芝1800mの重賞(JRA)】
レース O型コースの芝1800mで
勝ち鞍があって
③着以内に入った馬
中京記念 ①着アルナシーム
②着エピファニー
③着エルトンバローズ
ラジオNIKKEI賞 ③着ヤマニンアドホック
福島牝馬S ③着ウインピクシス
スプリングS ②着アレグロブリランテ
③着ルカランフィースト
フラワーC ①着ミアネーロ
中山牝馬S ①着コンクシェル
中山記念 ①着マテンロウスカイ
③着ジオグリフ
小倉大賞典 ①着エピファニー
②着ロングラン

中京記念は該当馬が①~③着で、連対圏に入った2頭(アルナシームエピファニー)は父ロベルト系でした。昨年以降の古馬混合の芝1800m重賞(JRA)では、父ロベルト系の好走率が高いことも先週にお伝えしましたね。

【2023年以降の古馬混合の芝1800m重賞(JRA)】
父系 着別度数 複勝率
父サンデー系 [7.7.7.90] 18.9%
父ロベルト系 [5.2.3.19] 34.5%
父キングマンボ系 [1.3.1.36] 12.2%
父ノーザンダンサー系 [1.2.3.19] 24.0%
上記4系統以外の父系 [0.0.0.4] 0.0%

今年のクイーンSには14頭が登録していて、父サンデー系が6頭、父ミスプロ系が6頭(そのうち父キングマンボ系が5頭)、父ロベルト系が2頭です。父ロベルト系はイフェイオンモリアーナ(どちらもエピファネイア産駒)がいますが、どんなレースを見せてくれるでしょうか。

ちなみに、昨年のクイーンSは9番人気だったウインピクシスが②着、一昨年は8番人気だったサトノセシルが8番人気で②着に入っていて、2022年以降のO型コースの牝馬限定の芝1800m重賞(JRA)では、ほとんどのレースで6番人気以下の馬が連対しています。

【2022年以降のO型コースの牝馬限定の芝1800m重賞(JRA)】
レース ①着 ②着
2024年福島牝馬S 1人 8
2024年フラワーC 2人 8
2024年中山牝馬S 5人 4人
2023年クイーンS 1人 9
2023年福島牝馬S 8 2人
2023年フラワーC 2人 8
2023年中山牝馬S 2人 6
2022年クイーンS 2人 8
2022年福島牝馬S 3人 6
2022年フラワーC 2人 9
2022年中山牝馬S 15 12

該当レースは11で、今年の中山牝馬Sを除く10レースで6番人気以下の馬が連対圏に入っています。連対圏が「1~3番人気の1頭 + 6~9番人気の1頭」というケースが9レースもあるので、クイーンSでもその買い目は面白いんじゃないでしょうか。

一方、今週末から開幕する新潟開催では、アイビスサマーダッシュが予定されています。夏季開催の開幕週の直線競馬では、人気薄の激走が続いているので、こちらも穴馬の台頭に注意すべきでしょう。

【2020年以降の夏季の開幕週での新潟芝直1000m】
レース ①着 ②着 ③着
2023年アイビスSD 9 6 12
2023年1勝クラス 1人 8 6
2022年アイビスSD 7 2人 14
2022年1勝クラス 2人 1人 6
2021年アイビスSD 1人 2人 14
2021年1勝クラス 2人 9 3人
2020年アイビスSD 2人 1人 9
2020年未勝利戦 3人 10 1人

2020年以降の近4年では、開幕初日と2日目に1レースずつが組まれていて、8レースすべてで6番人気以下の馬が③着以内に入り、5レースで7番人気以下の馬が連対しています。

今週と来週の新潟開催は、暑熱対策として昼休みのある変則的な構成となりますが、開幕初日(27日)は11レースに1勝クラスの直線競馬があり、2日目はアイビスサマーダッシュが7レースに組まれています。クイーンS同様に、人気薄にも目を光らせて臨むべきでしょう。

なお、上記の8レースでは、勝ち馬の血統にも偏りが見られます。

【2020年以降の夏季の開幕週での新潟芝直1000m】
父系 着別度数 複勝率
父ミスプロ系 [7.4.4.38] 28.3%
父サンデー系 [1.3.3.36] 16.3%
父ロベルト系 [0.1.0.3] 25.0%
父ノーザンダンサー系 [0.0.1.21] 4.5%
上記4系統以外の父系 [0.0.0.18] 0.0%

8レースのうち7レースで父ミスプロ系の馬が勝っていて、8レースすべてで1~6番人気だった父ミスプロ系の馬が馬券に絡んでいます。今年のアイビスサマーダッシュには、父ミスプロ系の馬が5頭(アビッグチアチェイスザドリームマイヨアポアマウンテンムスメリプレーザ)登録していて、その人気には注目すべきでしょう。

→昨年のクイーンSでは【穴ぐさ】の
ウインピクシスが9番人気②着!←

7月27~28日に行われる新潟、札幌の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

7月27~28日
場所
新潟 Aコース・1週目
札幌 Aコース・2週目

7月27日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
新潟6R 豊栄特別 [0.3.5.43]
新潟7R 関越S [0.1.1.22]
新潟12R 出雲崎特別 [0.1.2.30]
札幌9R 積丹特別 [0.1.3.19]
札幌10R 摩周湖特別 [0.0.1.14]
札幌11R STV賞 [1.3.1.38]

7月28日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
新潟6R 佐渡S [0.1.0.22]
新潟7R アイビスサマーダッシュ [3.2.3.44]
新潟12R 麒麟山特別 [2.5.2.37]
札幌9R 阿寒湖特別 [1.2.0.17]
札幌10R ポプラS [0.2.3.31]
札幌11R クイーンS [1.5.3.36]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
クイーンS(G3、札幌芝1800m)

クイーンSでの穴ぐさは[1.5.3.36](複勝率20.0%)で、複勝回収率は115%です。昨年は【B】評価のウインピクシスが9番人気で②着、一昨年は【A】評価のサトノセシルが8番人気で②着に激走していて、近5年のうち4年で馬券圏内に入っています。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、そのうち7頭は偶数馬番で、奇数馬番の2頭は馬番1番でした。激走した9頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、4角2~8番手から③着以内に入っています。9頭のうち5頭は前走が①~②着で、それ以外の4頭は前走が④着以下ながら0秒4~0秒7差だったので、前走で連対圏に入った馬か、前走で大きな着差を付けられていない馬が狙い目でしょう。

注目レース
豊栄特別(2勝クラス、新潟芝外1600m)

豊栄特別での穴ぐさは[0.3.5.43](複勝率15.7%)で、複勝回収率は104%です。昨年は【A】評価のダノンソフィアが7番人気で③着、一昨年は【C】評価のチアチアクラシカが9番人気で③着に入っています。

馬券に絡んだ8頭の穴ぐさは馬番7番より外枠で、いずれも左回りでの勝ち鞍がありました。マイル戦で③着以内に入った4頭は父か母父がサンデー系の4~5歳だったので、左回りでの実績に加えて血統や年齢も確認して臨みましょう。

注目レース
麒麟山別(2勝クラス、新潟ダート1800m)

麒麟山特別での穴ぐさは[2.5.2.37](複勝率19.6%)で、定量戦の2019年以降に限ると[0.3.0.12](複勝率20.0%)です。

馬券圏内に入った9頭の穴ぐさは偶数馬番で、そのうち8頭は馬番8番より外枠でした。定量戦での6頭は父か母父がサンデー系で、4角1~3番手から③着以内に入っています。その6頭のうち5頭は4~5歳だったので、ある程度若くて先行力のあるタイプが良さそうです。

ちなみに…
アイビスサマーダッシュでの穴ぐさは[3.2.3.44]です。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が10頭いて、いずれも5~7歳で、4代血統表内にノーザンダンサー系のクロスがありました。10頭のうち8頭は新潟芝直1000mで③着以内に入ったことがあり、例外の2頭は直線競馬が初めてでした。10頭は馬体重が492kg以下で、2019年以降の7頭は父がミスプロ系かサンデー系の馬となっています。


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