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穴ぐさ傾向と対策

レパードSも騎手が継続騎乗した馬が!?



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今週末の重賞はレパードSエルムS。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。レパードS騎手が継続騎乗する馬に注目では!?

先週(7月27日~28日)の穴ぐさは[2.3.5.74](複勝率11.9%)で、アイビスサマーダッシュ【B】評価のテイエムスパーダが8番人気で③着、クイーンS【C】評価のアルジーヌが7番人気で③着に入りました。馬券を獲ったみなさん、おめでとうございました!

アイビスサマーダッシュはレース直前に降雨があった影響か、決着時計が55秒3とかかり、レース史上初めて父サンデー系の馬(モズメイメイ)が優勝する結果となりました。①~③着の上位3頭はいずれも重賞ウイナーで、最後に地力の差が出た結果でしたかね。

クイーンSは5番人気だったコガネノソラが優勝し、斤量51kgの3歳馬のワンツーとなりました。こちらは斤量の違いも影響したでしょうか。
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今週は新潟でレパードS、札幌でエルムSというダート重賞が予定されています。レパードSは3歳限定戦で、今年の3歳限定のダートOP(JRA)では、騎手が継続騎乗した馬の好走率が高くなっています。

【2024年の3歳限定のダートOP(JRA)】
騎手 着別度数 複勝率
継続騎乗 [3.6.3.17] 41.4%
乗り替わり [4.1.4.39] 18.8%

勝利数は騎手が乗り替わった馬の方が多いものの、好走率の差は歴然で、騎手が継続騎乗した馬は複勝率が40%を超えていて、該当の7レースのうち6レースで連対しています。

また、該当の7レースでは、いずれも父か母父がボールドルーラー系の馬が③着以内に入っているので、その成績をご覧ください。

【2024年の3歳限定のダートOP(JRA)で、③着以内に入った父か母父がボールドルーラー系の馬】
レース 着順・馬名 母父
鳳雛S ①着カシマエスパーダ ホッコータルマエ シニスターミニスター
青竜S ②着ソレルビュレット
③着ラタフォレスト
Malibu Moon
パイロ
Curlin
ゴールドアリュール
ユニコーンS ①着ラムジェット マジェスティックウォリアー ゴールドアリュール
バイオレットS ③着ナスティウェザー パイロ ディープスカイ
伏竜S ③着アンバードール カリフォルニアクローム マンハッタンカフェ
昇竜S ②着ジョージテソーロ
③着ナスティウェザー
ベストウォーリア
パイロ
カジノドライヴ
ディープスカイ
ヒヤシンスS ①着ラムジェット
②着アンクエンチャブル
マジェスティックウォリアー
ディスクリートキャット
ゴールドアリュール
パイロ

父か母父がボールドルーラー系の馬は、該当の7レースで[3.3.4.12](複勝率45.5%)と好成績で、単勝回収率が114%、複勝回収率が163%です。今年のレパードSの登録馬で該当するのは、ウィンドフォールノットイナフメイショウフウドウの3頭で、どのような結果となるでしょうか。

エルムSは札幌ダート1700mでの施行で、今年のプロキオンSの前にお伝えしましたが、2021年以降のダート1700mの重賞(JRA)では、5代血統表内にニジンスキーサドラーズウェルズを持つ馬が連対しているので、その成績をご覧ください。

【2021年以降のダート1700m重賞(JRA)で、5代血統表内にニジンスキーかサドラーズウェルズを持ち連対した馬】
レース 着順・馬名
2023年プロキオンS ①着ヤマニンウルス
2023年エルムS ①着セキフウ
②着ワールドタキオン
2022年エルムS ②着ウェルドーン
2022年プロキオンS ②着ヒストリーメイカー
2021年エルムS ①着スワーヴアラミス
②着オメガレインボー
2021年プロキオンS ②着トップウイナー

該当の6レースで連対していて、昨年のエルムSはワンツー(①&②着)となりました。今年のエルムSの登録馬では、サヴァプロミストウォリアペイシャエスミトノオーユティタムなどが該当しますので、注目でしょう。

今夏の札幌開催はすでに4日間行われていて、ダート1700mでは1勝クラス以上のレースが7回あり、枠順別成績が次のようになっています。

【2024年の札幌ダート1700mの1勝クラス以上】
枠順 着別度数
1枠 [0.1.0.6]
2枠 [0.0.1.6]
3枠 [0.0.1.8]
4枠 [0.0.0.9]
5枠 [1.3.0.6]
6枠 [1.1.2.6]
7枠 [1.2.2.6]
8枠 [4.0.1.8]

5~8枠の馬が圧倒的です。過去のエルムSでは、枠順の差がそれほど大きく出ていませんが、上記成績は気にしておくといいのではないでしょうか。

なお、今年のダート重賞(JRA)は8レースが行われ、G2とG3では必ず1~3番人気が馬券に絡んでいます。

【2024年のダート重賞(JRA)】
レース ①着 ②着 ③着
プロキオンS 1人 3人 12人
平安S 5人 3人 10人
ユニコーンS 3人 5人 1人
アンタレスS 5人 3人 1人
マーチS 7人 4人 2人
フェブラリーS 11人 5人 13人
根岸S 1人 6人 2人
東海S 2人 1人 4人

G1のフェブラリーSは1~4番人気が馬券圏外に敗れる結果になりましたが、G2&G3の7レースでは1~3番人気が③着以内に入り、7レースすべてで1~5番人気が馬券圏内に2頭以上入っています。エルムSレパードSも、馬券は上位人気を中心に組み立てた方が良さそうですね。

→レパードSは近2年連続で
【穴ぐさ・A】が優勝!←

8月3~4日に行われる新潟、札幌の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

8月3~4日
場所
新潟 Aコース・2週目
札幌 Aコース・3週目

8月3日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
新潟6R 柳都S [1.1.6.25]
新潟7R 新潟日報賞 [5.2.1.42]
新潟11R 月岡温泉特別 [0.1.3.43]
札幌9R 旭川特別 出走なし
札幌10R 苫小牧特別 [1.1.1.6]
札幌11R 札幌日経OP [0.1.3.19]

8月4日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
新潟6R 驀進特別 [0.2.2.38]
新潟7R レパードS [3.3.4.35]
新潟11R ダリア賞 [0.1.0.8]
新潟12R 苗場特別 [1.1.6.40]
札幌9R HTB賞 [1.2.1.19]
札幌10R 札幌スポニチ賞 [0.3.3.36]
札幌11R エルムS [1.3.3.40]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
レパードS(G3、新潟ダート1800m)

レパードSでの穴ぐさは[3.3.4.35](複勝率22.2%)で、複勝回収率は135%です。昨年は【A】評価のライオットガールが5番人気で①着、【B】評価のルクスフロンティアが8番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が13頭いて、それらは父か母父がサンデー系かミスプロ系かロベルト系です。13頭のうち10頭は前走が⑤着以内で、前走が掲示板外だった3頭は前走がダートOPでした。13頭のうち10頭は前走が4角4番手以内で、それ以外の3頭はひと桁馬番でした。2015年以降に激走した11頭はキャリア5~9戦だったので、ある程度の戦績があるタイプが狙い目でしょう。

注目レース
エルムS(G3、札幌ダート1700m)

エルムSでの穴ぐさは[1.3.3.40](複勝率14.9%)で、複勝回収率は102%です。昨年は【A】評価のロッシュローブが10番人気で③着まで差し込みました。

近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が9頭いて、いずれも前走がダート1700m以上で4角5番手以内でした。9頭のうち8頭は4~6歳で、13頭立て以上だった時に激走した8頭は前走がダートOPで、そのうち7頭は馬番8番より外枠だったので、多頭数の時は真ん中から外枠の馬に期待を掛けると良さそうです。

注目レース
柳都S(3勝クラス、新潟ダート1800m)

柳都Sでの穴ぐさは[1.1.6.25](複勝率24.2%)で、複勝回収率は121%です。昨年は【A】評価のコルドンルージュ、一昨年は【A】評価のヴォワドアンジェがそれぞれ7番人気で③着に入っています。

馬券に絡んだ8頭の穴ぐさのうち7頭は4~5歳で、8頭のうち6頭は馬番7番より外枠でした。8頭は前走が⑥着以下でしたが、いずれも左回りのダートで連対歴があり、そのうち7頭は左回りのダートで勝利実績があったので、左回り実績馬の巻き返しに期待できそうです。

注目レース
苫小牧特別(2勝クラス、札幌ダート1700m)

苫小牧特別での穴ぐさは[1.1.1.6](複勝率33.3%)で、複勝回収率は240%です。

馬券圏内に激走した3頭の穴ぐさは4~5歳の牡セン馬で、父か母父がサンデー系でした。いずれもダート1800mで1勝クラス(500万)を勝ったことがあったので、1700mを超える距離で実績がある馬をマークしておきましょう。


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