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穴ぐさ傾向と対策

スプリンターズSも父か母父がノーザンダンサー系の馬が!?


今週末の重賞はスプリンターズSシリウスS。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。スプリンターズSは父か母父がノーザンダンサー系の馬に注目すると良さそうです。

先週(9月21日~22日)の穴ぐさは[3.4.4.69](複勝率13.8%)でした。重賞(オールカマー、神戸新聞杯)では貢献できず、申し訳ありませんでした。

今週末の重賞はスプリンターズSシリウスSで、今年7月以降の芝1200mの重賞では穴ぐさが[1.3.0.11](複勝率26.7%)という成績で、5レース中4レースで連対しているんですよね。スプリンターズSでも激走馬を指名できるように、頑張ります。
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先週のオールカマーは1番人気だったレーベンスティールが勝利して、これで右回りの古馬混合の芝重賞(JRA)は、今年3月以降に限ると、1~5番人気が23連勝となりました。改めて、その成績をご覧ください。

【2024年3月以降の右回りの古馬混合の芝重賞(JRA)】
人気 着別度数
1~5番人気 [23.15.12.65]
6~10番人気 [0.7.7.101]
11番人気以下 [0.1.4.108]

この23レースのうち、1600m以下の8レースでは、1~3番人気が優勝していて、そのうち1~2番人気が7勝をマークしているので、スプリンターズSも上位人気が制する可能性が高いかもしれませんね。

昨年以降の古馬の芝1200m重賞(JRA)では、現5歳世代の好走率が高いことも、このコーナーでお伝えしてきました。そのデータもご覧ください。

【2023年以降の古馬混合の芝1200m重賞(JRA)】
世代 着別度数 複勝率
現3歳世代 [1.0.0.5] 16.7%
現4歳世代 [1.3.6.40] 20.0%
現5歳世代 [14.9.7.81] 27.0%
現6歳世代 [0.1.1.47] 4.1%
現7歳以上の世代 [2.5.4.71] 13.4%

対象の18レースのうち、14レースで現5歳世代が勝っていて、今年のキーンランドCはサトノレーヴ、セントウルSはトウシンマカオが制しました。今年のスプリンターズSはその2頭以外にも、ウインマーベルナムラクレアマッドクールママコチャなどの5歳馬が登録していて、やはりこの世代が中心になってきそうです。

昨年のスプリンターズSは①着ママコチャ・②着マッドクールという父ノーザンダンサー系の馬のワンツー決着で、2020年以降の中山芝のG1(17レース)では、父か母父がノーザンダンサー系が③着以内に入っていて、そのうち16レースで連対しています。

【2020年以降の中山芝のG1での父か母父がノーザンダンサー系の馬】
人気 着別度数 複勝率
1~3番人気 [8.5.4.15] 53.1%
4~8番人気 [2.6.3.37] 22.9%
9番人気以下 [0.1.2.62] 4.6%

中でも好走率が高いのは、やはり上位人気に推されたタイプで、父か母父がノーザンダンサー系で1~3番人気だった馬は複勝率が53.1%です。今年のスプリンターズSで該当の可能性があるのは、ナムラクレアマッドクールママコチャなどでしょうか。

今秋の中山開催では芝1200mのレースが8回あり、馬番別の成績が次のようになっています。

【2024年9月の中山芝1200m】
馬番 着別度数
馬番1~7番 [8.6.6.35]
馬番8~16番 [0.2.2.40]

勝利したのは馬番7番以内の馬です。

この8レースで馬番1番の馬は④⑧①①①着で、9月15日以降は5レース連続で馬券に絡んでいます。スプリンターズSではどの馬が最内枠に入るでしょうか!?

→今年7月以降の芝1200m重賞では
【穴ぐさ】が5レース中4レースで連対!←

9月28日~29日に行われる中山、中京の芝の使用コース平地特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

9月28日~29日
場所
中山 Cコース・2週目
中京 Bコース・3週目

9月28日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R 芙蓉S [0.0.0.3]
中山10R 茨城新聞杯 [1.1.3.42]
中山11R 秋風S [5.1.2.36]
中京9R ヤマボウシ賞 [1.0.1.13]
中京10R 高山S [1.1.0.23]
中京11R シリウスS [2.1.5.35]

9月29日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R サフラン賞 [1.1.1.20]
中山10R サクラバクシンオーC 出走なし
中山11R スプリンターズS [1.1.3.47]
中山12R 外房S [4.3.2.31]
中京9R 常滑特別 [1.1.0.0]
中京10R 白川郷S [1.0.2.37]
中京11R ポートアイランドS [3.1.1.37]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
シリウスS(G3、中京ダート1900m)

シリウスSでの穴ぐさは[2.1.5.35](複勝率18.6%)で、複勝回収率は103%です。昨年は①~③着を1~3番人気が占める堅い決着だったので、今年は中京ダート1900mに替わり、穴馬の台頭余地があってほしいところです。

中京施行時も含めて近10年では7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、5~7歳の牡セン馬で、そのうち6頭はひと桁馬番(中京での3頭は馬番2~3番)、同じく7頭のうち6頭は父サンデー系です。7頭のうち6頭はそれまでに重賞での③着以内がなかったので、実績面での敷居を上げ過ぎないように気を付けましょう。

注目レース
秋風S(3勝クラス、中山芝1600m)

秋風Sでの穴ぐさは[5.1.2.36](複勝率18.2%)で、複勝回収率は105%です。2020年以降の4年連続で連対圏に入っています。

③着以内に入った8頭の穴ぐさは父か母父がミスプロ系かノーザンダンサー系で、2016年以降の6頭は3~4歳です。8頭のうち6頭は前走が1800m以上で、8頭のうち5頭は中山で勝利実績がありました。中山で勝ち鞍がなかった3頭も、右回りで直線距離の短いコースで①着があったので、右回りの小回りコースでの戦績をチェックしておくといいでしょう。

注目レース
外房S(3勝クラス、中山ダート1200m)

外房Sでの穴ぐさは[4.3.2.31](複勝率22.5%)で、ダート1200mの時に限ると[2.1.1.10](複勝率28.6%)で、複勝回収率は127%です。一昨年は【A】評価のベイビーボスが①着、【B】評価のリンカーンテソーロが②着に入る【穴ぐさワンツー】となり、昨年は【A】評価のマイステージが8番人気で優勝しました。

ダート1200mで馬券圏内に入った4頭の穴ぐさは4~5歳で、そのうち3頭は馬番13~15番でした。4頭は中山ダート1200mで連対歴があり、そのうち3頭はこのコースで2勝クラスを勝っていたので、コース実績のある馬が侮れないでしょう。

ちなみに…
スプリンターズSでの穴ぐさは[1.1.3.47]です。

近10年のスプリンターズSでは7番人気以下で③着以内に入った馬が11頭いて、そのうち9頭は近2走以内に③着以内があり、例外の2頭は馬番1~2番でした。11頭のうち中山で激走した10頭は、馬番7番以内の馬か牝馬です。11頭のうち10頭は父か母父がサンデー系かミスプロ系で、同じく11頭のうち10頭は芝1200mの重賞で③着以内に入ったことがあったので、スプリント重賞での実績を確認しておきましょう。


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