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穴ぐさ傾向と対策

有馬記念も父か母父がノーザンダンサー系の馬が!?


今週末の平地重賞は、有馬記念阪神C。その予想に役立つ情報と穴ぐさの好走率が高い特別競走をご紹介します。有馬記念は父か母父がノーザンダンサー系の馬の台頭が!?

先週(12月14日~15日)の穴ぐさは[7.7.9.96](複勝率19.3%)で、単勝回収率が125%でした。朝日杯FSでは【B】評価のアドマイヤズームが2馬身半差で快勝してくれましたが、5番人気の支持を集めていましたね。

朝日杯FSは3F通過が35秒4、4F通過が48秒0という流れで、これは阪神JF(3F通過が34秒2、4F通過が46秒5)と比べても遅いものでした。Dコースに替わり、ペースが落ち着いたことで内枠有利な展開になりましたかね。

アドマイヤズームが優勝してくれたお陰で、重賞での穴ぐさは、今年10月以降の連続好走が11週まで伸びました。その間の成績は次のようになっています。

【2024年10月以降の重賞での穴ぐさ】
評価 着別度数 複勝率 複勝回収率
A [2.3.1.23] 20.7% 105%
B [3.2.3.20] 28.6% 121%
C [0.2.4.21] 22.2% 123%

【C】評価の馬は①着がありませんが、それでも【A・B・C】はいずれも複勝回収率が100%を超えています。今週末の有馬記念阪神C、そして、来週のホープフルSと、貢献できるように頑張ります。

主な 【穴ぐさ】 実績 と
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有馬記念には、これがラストランとなるドウデュースが出走予定で、圧倒的な支持を集めそうですね。ドウデュースは昨年の有馬記念を制した時の馬体重が506kgでしたが、昨年以降の芝2500mの重賞(JRA)で、500kg以上で好走したのは同馬だけだったりします。

【2023年以降の芝2500m重賞(JRA)】
馬体重 着別度数 複勝率
468kg以下 [0.2.2.26] 13.3%
470~498kg [6.5.6.41] 29.3%
500kg以上 [1.0.0.14] 6.7%

好走率が高いのは470~490kg台だった馬で、該当の7レースで連対し、いずれも馬券圏内に2頭以上が入っています。ドウデュースは前走(ジャパンC)時の馬体重が510kgですから、同馬を軸にする人も、470~490kg台の馬には注意した方が良さそうです。

上記の7レースに関しては、マイナス体重だった馬の好走率が高い傾向も見られます。

【2023年以降の芝2500m重賞(JRA)】
馬体重 着別度数 複勝率
マイナス体重 [5.5.6.31] 34.0%
前走と同体重 [0.2.0.13] 13.3%
プラス体重 [2.0.2.33] 10.8%
※前走時馬体重が不明の馬は[0.0.0.4]

マイナス体重だった馬は複勝率が34.0%で、7レースのうち6レースで馬券圏内に2頭以上が入っています。昨年の有馬記念では、②着スターズオンアース(494kg)と③着タイトルホルダー(474kg)がマイナス2kgでの出走でした。今年の有馬記念でも要注目でしょう。

スプリンターズSの前にこのコーナーでお伝えしましたが、中山芝のG1では、父か母父がノーザンダンサー系の馬の好走が続いています。

【2020年以降の中山芝G1】
条件 レース数
①着が父か母父が
ノーザンダンサー系の馬
11レース
①着は父も母父も
ノーザンダンサー系以外だが、
②着が父か母父が
ノーザンダンサー系の馬
6レース
①&②着は父も母父も
ノーザンダンサー系以外だが、
③着が父か母父が
ノーザンダンサー系の馬
1レース

中山芝でのG1は、2020年以降に18レースが行われていて、いずれも父か母父がノーザンダンサー系の馬が③着以内に入っています。18レースのうち17レースで連対しているので、有馬記念でもチェックすべきだと思いますが、ドウデュース(父ハーツクライ×母父Vindication)は非該当なんですよね。

アーバンシックジャスティンパレススタニングローズディープボンドハヤヤッコベラジオオペラレガレイラローシャムパークなどが父か母父がノーザンダンサー系になりますが、どのような結果となるでしょうか。
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12月21日~22日に行われる中山、京都の芝の使用コース特別競走での穴ぐさ成績は、次の通りです。

12月21日~22日
場所
中山 Aコース・4週目
京都 Dコース・2週目

12月21日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山9R ノエル賞 [0.2.1.30]
中山10R 中山大障害 出走なし
中山11R グレイトフルS [1.1.2.26]
中山12R クリスマスC [2.0.3.38]
京都9R 万両賞 [1.2.2.9]
京都10R 御陵S [3.2.0.12]
京都11R 阪神C [2.2.1.48]

12月22日
場所 レース名 穴ぐさ
成績
中山8R 冬至特別 [0.1.2.9]
中山9R グッドラックH [2.3.8.38]
中山10R オルフェーヴルC [0.0.0.6]
中山11R 有馬記念 [2.2.3.46]
中山12R フェアウェルS [5.3.1.44]
京都9R クリスマスエルフ賞 [0.0.1.2]
京都10R サンタクロースS [0.2.2.29]
京都11R りんくうS [1.1.1.9]
京都12R ジングルベル賞 [1.0.1.3]
※条件が過去とは異なるレースもあります。レース番号が変更になる場合もあります。

注目レース
りんくうS(OP特別、京都ダート1200m)

りんくうSでの穴ぐさは[1.1.1.9](複勝率25.0%)で、複勝回収率は105%です。近3年はいずれも穴ぐさが馬券に絡んでいます。

③着以内に入った3頭の穴ぐさは4~5歳の牡馬で、いずれも偶数馬番でした。3頭は前走が⑧着以下でしたが、4角9~10番手から35~36秒台の上がりを計時していたので、前走での上がりタイムをチェックしておきましょう。

注目レース
御陵S(3勝クラス、京都ダート1800m)

御陵Sでの穴ぐさは[3.2.0.12](複勝率29.4%)で、複勝回収率は137%です。

連対した5頭の穴ぐさは3~5歳の牡馬で、そのうち4頭は中2~3週の臨戦でした。5頭は前走が⑤着以下でしたが、2~5走前に勝ち鞍を挙げていました。5頭は前走が4角1~7番手で、そのうち4頭は4角5番手以内から馬券圏内に入ったので、後方過ぎない位置取りの馬が良さそうです。

注目レース
グッドラックH(2勝クラス、中山芝2500m)

グッドラックHでの穴ぐさは[2.3.8.38](複勝率25.5%)で、複勝回収率は160%です。昨年は【C】評価のオウケンボルトが7番人気で③着に入り、一昨年は【A】評価のアケルナルスターが7番人気で①着、【C】評価のジオフロントが8番人気で③着に入る【穴ぐさダブル】になりました。

馬券圏内に入った13頭の穴ぐさは3~6歳の牡馬で、2011年以降の9頭は3~5歳で父か母父がサンデー系です。2013年以降の7頭は前走時馬体重が480kg以下で、前走で4角4番手以内に付けていたか、前走の上がりが33秒3~34秒1だったので、前走のレースぶりを確認しておきましょう。

注目レース
万両賞(1勝クラス、京都芝外1400m)

万両賞での穴ぐさは[1.2.2.9](複勝率35.7%)で、複勝回収率は165%です。

馬券に絡んだ5頭の穴ぐさは父か母父がサンデー系で、1~3月生まれでした。5頭のうち4頭はキャリア3~4戦で、3頭は前走で4角3番手以内に付け、残りの2頭は前走でメンバー中2位以内の上がり(34秒1~34秒8)を計時していました。経験を積んできている馬が侮れなさそうです。

ちなみに…
有馬記念での穴ぐさは[2.2.3.46]で、阪神Cでは[2.2.1.48]です。

近10年の有馬記念では7番人気以下で③着以内に入った馬が6頭いて、中8週以内での臨戦で、そのうち5頭はノーザンファームか社台ファームの生産でした。6頭の父は、ドゥラメンテディープインパクトハーツクライマンハッタンカフェスクリーンヒーローキングカメハメハで、いずれも国内の芝2400m以上のG1勝ち馬です。

6頭は前走が芝2200m以上のG1かG2で、そのうち5頭は前走が1~5番人気でした。6頭のうち5頭は芝2000m以上のG1で連対歴があり、同じく6頭のうち5頭は馬体重が494kg以下でした。6頭のうち3頭が馬番3~7番で、3頭が馬番14~16番です。

近10年の阪神Cでは7番人気以下で③着以内に入った馬が7頭いて、そのうち6頭は父か母父がサンデー系です。7頭は前走が連外でしたが、そのうち5頭は前走が0秒1~0秒5差でした。7頭のうち6頭は11~2月の芝重賞で③着以内に入ったことがあったので、寒い時期の重賞で実績がある馬を確認しておきましょう。


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