穴ぐさ長者への道
今週の長者の勝負レースは天皇賞・春と青葉賞。後者は長打狙いで攻めてみます!
文/藤山剣
いいところを攻めてはいたんですが…。先週は、こんな作戦でした。
【作戦&買い目】
●土曜日の阪神12R2勝クラスで、ツブラナヒトミとヴォカツィオーネから穴ぐさへのワイド
的中なし
●日曜日の京都9R比良山特別で、ディバインフォースから穴ぐさへのワイド
的中なし
「先行馬が揃って前が厳しくなりそう」という前提で馬券を組み立てた土曜日の阪神最終。軸馬はツブラナヒトミが③着、ヴォカツィオーネが④着という結果でした。6番人気と10番人気だったので健闘してはいるんですが、上位2頭が1&3番人気で、的中ならず…。ヴィカツィオーネが穴ぐさにも指名されていたので、あと一歩だったんですが、そもそも先団が折り合って運んだため、ペースは上がらず。結果、前残りの競馬になってしまいました。
そしてもう1本の比良山特別は、穴ぐさ2頭がワンツーを決めるという、これ以上ないレース。しかし、軸馬のディバインフォースは、後方から追い上げるも⑥着に終わり、こちらもハズレ。
相変わらず、軸馬と穴ぐさがチグハグな状態で、マイナスだけが増えていく…。なんとかしなければ。
さて、今週のメインは天皇賞・春。18年以降の長距離G1の穴ぐさは、菊花賞では18年③着のユーキャンスマイル(10番人気)、19年②着のサトノルークス(8番人気)と、好結果を連発。この天皇賞・春も、18年はミッキーロケット(9番人気)が、③着とクビ差の④着とあと一歩のところまでは迫っているんです。そろそろ激走があるんじゃないかと見て、勝負レースにします。
軸はフィエールマンで。菊花賞、昨年の天皇賞・春を勝ち、現役最強ステイヤーといっても過言ではない実績。G1馬が他にキセキのみという組み合わせで、しかもそのキセキがスランプ気味。ここは、メンバーにも恵まれた感はあります。ゆったりしたローテーションもいつものことですから不安なし。大外枠というのは気になりますが、鞍上はルメール騎手ですから、終始、馬群の外を回るようなことはないでしょう。ロスを最小限に抑えるように導いてくれるはず。
馬券は、フィエールマンを信頼して1頭軸で、穴ぐさに流すワイドで。
そしてもう1本の勝負レースは、土曜日の東京メイン・青葉賞(G2・芝2400m)で。これは、データで面白そうな馬があぶり出せたので、長打狙いで攻めてみます。
このレースで、黄金ルートとなっているのが、大寒桜賞勝ちからの参戦。過去10年、同レースを勝ってここに臨んだ馬は[1.3.2.1](複勝率85.7%)というハイアベレージです。今年の該当馬は、メイショウボサツのみ。なので、まずこちらをピックアップ。前走は、重馬場で勝っていますが、3走前の未勝利戦(中京芝2000m)はレコード勝ちを決めている馬。スピードがないわけではないんです。
それと、前走2200m以上の1勝クラスで連対している父サンデー系の馬が[3.5.2.12](複勝率52.0%)と好成績なのもポイント。これは該当馬が複数いて、そこからさらに、前走で馬体重の増減が2kg以内だった馬に絞れば、[2.2.4.4](複勝率66.7%)。これに該当するのがディアスティマです。奇しくも、こちらは、大寒桜賞②着。さらに、2走前は京成杯③着ですから、重賞通用の地力は証明済みでもあります。
馬券は、メイショウボサツとディアスティマの大寒桜賞ワンツーの2頭から穴ぐさへのワイドを本線としつつ、オッズ次第で、他の券種も一考します。両馬とも、そこまで人気にはならないでしょうから、一発好配当にも期待ですね。
連勝を狙った先週は、一時停止となってしまいましたが、月が替わって最初の週は、わりと調子がいいイメージもあるので、改めてここから前進を目指します。では、今週も頑張りましょう!!
2020年長者馬券の回収率:32.0%