穴ぐさ長者への道
重賞の穴ぐさデータ深堀り形式にリニューアル! フェアリーSは馬体重に取捨のヒントが!?
文/藤山剣
サラブレモバイルユーザーのみなさま、新年あけましておめでとうございます。
2022年からは重賞を中心に、穴ぐさをより活用していただけるようリニューアルして臨みます。まずは、今週の重賞2クラをチェック!
今週の重賞チェック
1月9日(日)
シンザン記念(G3)
中京芝1600m穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近3年のシンザン記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 穴ぐさ順位 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | ゴータイミング | C | 7 | 7 |
シャドウエンペラー | B | 9 | 11 | |
ニホンピロヘンソン | A | 8 | 12 | |
2020年 | ヴァルナ | A | 7 | 5 |
カバジェーロ | B | 6 | 9 | |
2021年 | ルークズネスト | B | 8 | 2 |
セラフィナイト | C | 9 | 5 | |
ダディーズビビッド | A | 7 | 11 |
3歳限定のマイル戦で、近年はここでの勝利をきっかけに飛躍している馬も目立つ出世レース。今回もメンバーはそれなりに揃っている印象です。
近3年の穴ぐさは、昨年のルークズネストがデビュー3戦目の未勝利戦勝ち(阪神芝1600m)からここに臨み、8番人気②着と好走。また、9番人気⑤着と人気以上の着順だったセラフィナイトも未勝利勝ち(東京芝1600m)直後の参戦でした。
今年の出走馬の中では、デルマグレムリンが阪神芝1600mの未勝利勝ち、距離は違うものの東京芝1400mの未勝利勝ちのショウナンアメリアの2頭が同パターン。
1勝馬でも新馬勝ち直後よりは注目度が薄れる未勝利勝ち組は、穴ぐさに指名されればチャンスはありそうです。
1月10日(月)
フェアリーS(G3)
中山芝1600m穴ぐさ長者独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近3年のフェアリーSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 穴ぐさ順位 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | チビラーサン | A | 8 | 8 |
アゴベイ | B | 6 | 10 | |
プリミエラムール | C | 13 | 11 | |
2020年 | チェーンオブラブ | A | 7 | 2 |
ハローキャンディ | C | 10 | 12 | |
ペコリーノロマーノ | B | 6 | 14 | |
2021年 | ホウオウイクセル | A | 8 | 2 |
オプティミスモ | B | 7 | 12 | |
カラパタール | C | 10 | 15 |
年明け初の3歳牝馬限定重賞。距離的には桜花賞路線でも、過去10年、ここを勝って、桜花賞でも連対した馬は不在(2020年の勝ち馬スマイルカナと2021年の勝ち馬ファインルージュがともに③着)と、本番にはあまりつながらないのが実情となっています。今年は主役不在で混戦模様となっており、波乱の可能性は十分。
過去3年の穴ぐさは、2020年にチェーンオブラブが7番人気②着、2021年にホウオウイクセルが8番人気②着と激走しており、相性はまずまず良好。
ここは前走の馬体重に注目してみました。チェーンオブラブは、前走の馬体重が468kg、ホウオウイクセルは418kg。好走した2頭は大きめか小さめの馬で、420~466kgの穴ぐさは[0.0.0.7]と不発。穴ぐさの中でさらに絞りたい方は、馬体重で取捨をしてもいいかもしれません。
ちなみに、今年の出走馬で、前走の馬体重が420kg未満はスプリットザシー(前走394kg)、468kg以上はスターズオンアース(前走468kg)、スピードグラマー(前走468kg)、テーオーシャルマン(前走476kg)。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース3本
1月8日(土)中山10R
初春S(3勝クラス)
ダ1200m穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近3年の1月の中山ダ1200m・特別競走の穴ぐさは[1.3.1.19](複勝率20.8%)で、激走馬6頭のうち3頭がふた桁人気。回収率は単勝が482%、複勝が250%と、大暴れ。3日間開催で、このコースの特別競走はここだけなので、注目しておきたいところです。
穴ぐさをさらに精査すれば、前走で1~4枠だった馬は[0.0.0.12]、5~8枠だった馬は[1.3.1.7]と大きな差が出ています。合致する穴ぐさがいれば、絞って狙っても面白いかも。
1月10日(月)中京11R
淀短距離S(OP特別)
芝1200m穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
中京芝1200mのOP特別の穴ぐさは2019年以降、[1.1.1.9](複勝率25.0%)で回収率は単複100%超で、昨年の淀短距離Sも5番人気のナランフレグが②着と好走しています。
今年のメンバーを見ても、近2走連続でOPクラスで掲示板内に入っている馬は1頭もおらず、安定感に欠ける面々がズラリ。それで17頭立てですから、まともに決まる可能性はかなり低そうで、穴ぐさ台頭の余地は十分。
そうなると、唯一の昇級馬、スマートクラージュが気になるところですが、過去10年のこのレースで、3勝クラスを勝ってここに臨んだ馬は[4.0.0.6]。今年のメンバーを考えれば、ある程度信頼していいのかもしれません。
1月8日(土)中山12R
2勝クラス
芝1800m穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★☆☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
11頭立てなので、穴ぐさ不在の可能性もあり、また平穏におさまる懸念も捨てきれないのですが、近3年の1月の中山芝1800mの穴ぐさは[2.0.3.13](複勝率27.8%)とハイアベレージ。昨年の1月は、このコースの穴ぐさがいたレースが3クラあって、そのうち2クラで3頭の穴ぐさが激走しています。
今週の中山芝1800mのレースは3日間開催でここだけ。黙って見過ごす手はないでしょう。
少頭数になれば資金を集中して勝負できるメリットもあるので、今回のメンバーで、このコースの牝馬限定戦で複数の好走歴のあるガロシェ、クライミングリリーあたりと穴ぐさを絡めて、効率よく攻めたいところです。
以上、重賞と特選穴ぐさ3クラをピックアップしてみました。来週以降も、試行錯誤しつつ、穴ぐさに関する有益な情報を随時お届けしていきますので、今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!!