穴ぐさ長者への道
今週の重賞で要注目は近2年連続で穴ぐさが激走中の愛知杯! ハンデがポイントに!?
文/藤山剣
先週、特選レースとして紹介した3クラのうち、土曜日の初春Sで穴ぐさのジョーフォレストが②着に激走! しかも、「前走で外枠だった馬」という条件にも合致していました。まずは、幸先の良いスタートを切れたんじゃないでしょうか。
今週も、重賞&特選レースで穴ぐさの可能性を追求していきます!
今週の重賞チェック
1月15日(土)
愛知杯(G3)
中京芝2000m 牝馬限定 ハンデ
中京芝2000m 牝馬限定 ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近3年の愛知杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | レイズアベール | A | 5 | 8 |
ウスベニノキミ | C | 10 | 9 | |
スカーレットカラー | B | 9 | 10 | |
2020年 | デンコウアンジュ | A | 9 | 1 |
ポンデザール | C | 10 | 12 | |
レッドランディーニ | B | 8 | 15 | |
2021年 | ウラヌスチャーム | C | 8 | 3 |
デンコウアンジュ | A | 11 | 6 | |
サマーセント | B | 13 | 16 |
※2019、2021年は中京、2020年は小倉で施行。
牝馬限定のハンデ戦。穴ぐさは、2020年のデンコウアンジュが9番人気①着、2021年のウラヌスチャームが8番人気③着と、2年連続で激走中です。
ハンデは、デンコウアンジュが56kg、ウラヌスチャームが54kgでした。集計すると、ハンデ54kg以上は[1.0.1.2]、53kg以下は[0.0.0.5]と、軽ハンデの穴ぐさは苦戦を強いられているのが現状です。
今年のメンバーで54kg以上のハンデは、アンドヴァラナウト(55kg)、シゲルピンクダイヤ(54kg)、デゼル(55.5kg)、マジックキャッスル(56kg)の4頭。いずれも実績がある馬たちではありますが、穴ぐさに指名されるようなら注目です。
1月16日(日)
京成杯(G3)
中山芝2000m 3歳
中山芝2000m 3歳
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近3年の京成杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | リーガルメイン | A | 6 | 5 |
ナイママ | C | 8 | 6 | |
カイザースクルーン | B | 9 | 10 | |
2020年 | ディアスティマ | B | 6 | 3 |
キングオブドラゴン | C | 8 | 5 | |
ヴィアメント | A | 9 | 8 | |
2021年 | タケルジャック | C | 10 | 9 |
ラカン | B | 8 | 10 | |
ディクテイター | A | 7 | 12 |
過去10年で、3連単10万円以上が1回(2013年の16万馬券)と、あまり荒れていない京成杯。ただ、例年は頭数が少なめで行われることが多いこのレースが、今年は16頭立て。そこはひとつ波乱要素ですね。
上の表にあるように、穴ぐさの近3年の馬券圏内は2020年のディアスティマのみ。ただ、同年のキングオブドラゴンが8番人気⑤着、2019年のリーガルメインが6番人気⑤着と、掲示板内が2頭。
これら3頭に共通する条件を絞り込むと、前走で芝2000mで走って2番人気以内で馬券圏内、なおかつ父か母父がサンデー系。
今年の出走予定馬でこの条件に当てはまるのは、ヴェローナシチー、タイセイディバイン、フジマサフリーダムの3頭。この中から穴ぐさ指名が出ればチャンスアップかも。
1月16日(日)
日経新春杯(G2)
中京芝2200m ハンデ
中京芝2200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近3年の日経新春杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | サラス | B | 10 | 10 |
ウインテンダネス | C | 7 | 11 | |
ガンコ | A | 8 | 16 | |
2020年 | サトノガーネット | B | 7 | 6 |
マスターコード | A | 8 | 8 | |
ロードヴァンドール | C | 9 | 10 | |
2021年 | ショウリュウイクゾ | C | 7 | 1 |
ワセダインブルー | B | 12 | 8 | |
バレリオ | A | 10 | 14 |
※2019、2020年は京都、2021年は中京で施行。
近3年の穴ぐさで、馬券圏内は昨年のショウリュウイクゾ(7番人気①着)だけ。相性がいいようには思えませんが、昨年に続いて中京で行われるという点では期待が持てます。
そのショウリュウイクゾは、前走が3勝クラスの関ケ原S⑧着からの参戦でした。今年のメンバーに前走条件級は不在ですが、16頭中14頭が前走重賞の中で、2頭だけがOP特別。該当するダノンマジェスティ(前走アンドロメダS⑥着)、トップウイナー(前走福島民友C⑬着)のうち、ダノンマジェスティは中京芝2200mで2戦2勝。穴ぐさに指名されれば軽視禁物ですね。
さらに、重賞以外で注目すべきレースはこちら!
今週の穴ぐさ特選レース
1月16日(日) 中山10R
ジャニュアリーS
OP特別 ダ1200m
OP特別 ダ1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
中山ダ1200mの特別競走の穴ぐさは、2018年以降トータルの単複回収率100%超と相性の良いコースですが、特に3勝クラスとOP特別が優秀で、[10.13.8.91](複勝率25.4%)、単勝回収率189%、複勝回収率157%。
その中でも、8枠の馬は[2.3.0.6](複勝率45.9%)と花丸。先週の穴ぐさで初春S②着のジョーフォレストも、8枠16番でしたしね。穴ぐさがピンク帽だったら、より期待してよさそう。
1月15日(土) 中山12R
2勝クラス
芝2200m
芝2200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
中山芝2200mが最終レースだったときの穴ぐさは、2018年以降[1.3.3.16](複勝率30.4%)。対象レース8クラのうち、7クラで馬券に絡んでいます。今年は11頭立てなので、穴ぐさ不在の可能性もありますが、いるようならチャンスは十分。
今年のメンバーでは、現級に昇格してから2戦連続馬券圏内のブレークアップ、モーソンピークが堅実なレースぶり。2頭とも④着以下というのは考えにくいので、そこに穴ぐさが絡んでくるような形だと当てやすいかもしれません。
1月15日(土)中京12R
1勝クラス
ダ1200m
ダ1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
中京ダ1200mが最終レースだったときの穴ぐさは[2.6.4.44](複勝率21.4%)で、単複回収率120%超えを果たしています。年明けからこのパターンのレースが2度あり、掲示板内に1頭も入れていないのですが、それ以前の実績を考えれば、そろそろ来るんじゃないかと。
人気2頭+ふた桁人気というパターンがけっこう出ていて、今年も前走掲示板内は3頭(アイスリアン、エールソヴール、シゲルキンセイ)しかいないので、そのあたりから入る馬券が面白そう。
今週から小倉開催が始まって、馬たちが分散するのか、特に土曜日は少頭数のレースが多くなっている印象。穴ぐさ不在となるケースもけっこう出てくるかもしれませんが、そんな中でも抽出された穴ぐさたちに期待するしかありません。今週も頑張りましょう!!