【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
阪急杯の穴ぐさは格より勢い、中山記念は展開重視での選択が良さそう!?
文/藤山剣
2週前の穴ぐさは絶好調でしたが、先週はペースダウン。やや安定感を欠いている感じはしますが、今週から東京→中山へと開催が替わります。心機一転、また穴ぐさに頑張ってもらいましょう!!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年2月20日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
2月27日(日)
阪急杯(G3)
阪神芝1400m
阪神芝1400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近3年の阪急杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | タイムトリップ | C | 10 | 11 |
リョーノテソーロ | B | 9 | 15 | |
ダイメイフジ | A | 8 | 17 | |
2020年 | レインボーフラッグ | C | 12 | 8 |
ジョイフル | A | 9 | 14 | |
ロジクライ | B | 10 | 17 | |
2021年 | ジャンダルム | A | 4 | 3 |
クリノガウディー | C | 7 | 9 | |
トライン | B | 6 | 17 |
短距離重賞にしては、波乱は多くないほうですが、それでも毎年のように人気薄の好走が発生しているレース。
近3年の穴ぐさの馬券圏内は、2021年のジャンダルム1頭のみ。4番人気③着ですから、人気サイドといえばそうなんですが、この年は1番人気のレシステンシア(単勝2.4倍)、2番人気のダノンファンタジー(同3.1倍)、3番人気のインディチャンプ(同3.5倍)の3頭に人気が集中。大きく離れた4番人気だったジャンダルム(同25.4倍)の指名は、意義はあったかと思います。
前述したように人気薄の台頭もあって、昨年10番人気②着のミッキーブリランテは前走ニューイヤーS(OP特別)勝ち、一昨年6番人気①着のベストアクターは前走雲雀S(3勝クラス)勝ちからのステップ。格よりも勢いのある馬が穴ぐさに指名されれば、チャンスかもしれません。
2月27日(日)
中山記念(G2)
中山芝1800m
中山芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★☆☆☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近3年の中山記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2019年 | 穴ぐさ不在 | |||
2020年 | 穴ぐさ不在 | |||
2021年 | コスモカレンドゥラ | B | 12 | 6 |
フランツ | A | 8 | 10 | |
ノーブルマーズ | C | 11 | 12 |
2019年は11頭立て、2020年は9頭立てと、少頭数により穴ぐさ不在だった中山記念。両年とも大きな波乱は起きなかったので、そこのジャッジは的確だったと思います。昨年は穴ぐさ3頭とも差しタイプで、前が残る展開となってしまい⑥着まで。
今年は16頭と頭数も揃ったので、穴ぐさ不在はなさそうですが、比較的、近況に差があるメンバー構成。人気の好調馬が上位を占めるケースも頭に入れておきたいところです。
例年、先行勢で決着することが多いレースなので、展開が向きそうな穴ぐさがいれば、狙ってみてもいいかもしれません。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
2月27日(日) 小倉10R
稲佐山特別
1勝クラス 芝2600m
1勝クラス 芝2600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
小倉芝2600mの穴ぐさは[4.8.6.63](複勝率22.2%)と好相性なので、先週も皿倉山特別をピックアップしたところ、穴ぐさは④&⑤&⑦着。7番人気のサンサルドスが③着と半馬身差まで詰め寄る惜しいレースでした。
今回は12頭立てで穴ぐさ指名があるかどうか微妙ですが、メンバーを見ると、前走の②着も含めてこの距離は②④②着と安定しているマベルロンジュが軸として信頼できそう。
穴ぐさの好走パターンとしては、サンプル数は少ないながらも、前走で東京を走っていた馬が[0.2.0.1]と好成績。該当するカガジャスティス、デルマラッキーガイ、レナトゥスあたりは、穴ぐさに指名されれば面白そうです。
ドデカイ配当までは期待できないかもしれませんが、メイン前の資金稼ぎにご一考を。
2月27日(日) 中山10R
ブラッドストーンS
3勝クラス ダ1200m ハンデ
3勝クラス ダ1200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの3勝クラスのハンデ戦は、今年の1月に江戸川Sが行われていて、穴ぐさのゴールドラグーンが9番人気②着と激走。狙うべき条件ですね。
ハンデの好走ゾーンは54~55kgで、年齢的には4~6歳。この段階で[3.4.2.11](複勝率45.0%)と十分な数字ではありますが、今回のメンバー中、該当馬が7頭。あとひと絞りするなら、関西馬のほうが少し数値がいいので、アウトウッズ、ジャスパーイーグルに特に注目しておきたいところです。
さらに加えれば、上述のゴールドラグーンもそうでしたが、8枠の穴ぐさの成績がいいので、枠順のチェックもお忘れなく!
2月27日(日) 小倉12R
1勝クラス
芝2000m 牝馬限定
芝2000m 牝馬限定
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
今年に入って、このコースの穴ぐさは[1.3.4.22](複勝率26.7%)で、目下5戦連続馬券圏内に好走中。その今年分の穴ぐさを精査すると、前走ふた桁着順だった馬が[0.1.2.0]と好成績で、今年これに該当するのはスウィートブルーム、レットミーアウトの2頭だけ。
また、中3~8週のローテで臨んだ馬は[1.1.3.5]で、半数が③着以内に入っています。該当するフォレスタとレディアリエスもケアしておきたいところ。
この4頭の中から穴ぐさ指名馬が出れば、好走の可能性が高まりそう。
以上、今週はこの3クラにご注目ください!
先週、当コーナーで皿倉山特別と大島特別をプッシュしましたが、皿倉山特別の穴ぐさは上でも紹介したように④着が最高でしたが、大島特別の穴ぐさは6番人気のバクシンが③着に好走!
推奨馬とはズレながらも、好走レースはミートできていたので、なんとか広めに捉えて参考にしていただければ幸いです。では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
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