【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
昨年に穴ぐさが好走した皐月賞とアーリントンCは、今年も波乱期待度は高そう!!
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、日曜日の阪神がなかなか好調でした。最終の梅田Sのダブル激走も含めて8クラ中4クラで穴ぐさが激走。
ただ、3重賞では阪神牝馬Sの④着(ムジカ)が最高と、もうひと息。今週の土日の平地3重賞で、先週の悔しさを晴らすパフォーマンスに期待しましょう。
では、今週も穴ぐさでのひと儲けを目指して、ナビゲートしていきます!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年4月10日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
4月16日(土)
アーリントンC(G3)
阪神芝1600m外
阪神芝1600m外
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のアーリントンCの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ピースユニヴァース | B | 8 | 6 |
ウォーターパルフェ | C | 10 | 7 | |
ラセット | A | 7 | 11 | |
2019年 | カテドラル | C | 7 | 2 |
トオヤリトセイト | A | 11 | 3 | |
ニシノカツナリ | B | 6 | 4 | |
2020年 | ジュンライトボルト | B | 9 | 6 |
チュウワノキセキ | C | 10 | 8 | |
ノルカソルカ | A | 6 | 12 | |
2021年 | レイモンドバローズ | B | 7 | 3 |
ワールドバローズ | C | 8 | 5 | |
サトノラムセス | A | 9 | 7 |
過去10年のアーリントンCを振り返ると、3連単の配当は万馬券未満が5回で、10万馬券以上が4回(残る1回は1万円台)。堅いか、大荒れかという極端な結果になっているレースです。
今年は18頭立てで、同じように18頭立てだった2019年が12、7、11番人気、2021年が1、10、7番人気の順と波乱決着。今年もまともには決まらなさそうです。
穴ぐさは、近4年で3頭が馬券圏内に突っ込んでおり、この3頭に共通するのが父サンデー系の社台ファームかノーザンファームの生産馬という部分。今年のメンバーでは、アスクコンナモンダ、ジュンブロッサム、トゥードジボン、ドンフランキー、メイケイバートンの5頭が該当。この中から穴ぐさ指名馬が出るかどうか。
4月17日(日)
アンタレスS(G3)
阪神ダート1800m
阪神ダート1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★☆☆☆ |
近4年のアンタレスSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | トップディーヴォ | A | 4 | 4 |
コスモカナディアン | B | 10 | 13 | |
マイネルバサラ | C | 11 | 16 | |
2019年 | ナムラアラシ | C | 7 | 5 |
ピオネロ | A | 9 | 7 | |
リーゼントロック | B | 8 | 11 | |
2020年 | アングライフェン | A | 9 | 7 |
モズアトラクション | C | 10 | 10 | |
メイショウワザシ | B | 6 | 16 | |
2021年 | モズアトラクション | C | 9 | 11 |
グリム | A | 5 | 12 | |
ナムラカメタロー | B | 7 | 13 |
上表の通り、近4年で穴ぐさの馬券圏内はなし。ただ、これは相性が良くないというよりも、馬券圏内12頭のうちの9頭が5番人気以内で、1~3番人気のうちの2頭が必ず③着以内と、とにかく堅くおさまっているせい。
今年も、オメガパフュームやバーデンヴァイラーなど、上位人気候補はなかなかのレベル。波乱を期待するのは酷かもしれません。まあでも、そう思う人が多ければ多いほど、紛れたときにはデカくなるのが競馬。
過去10年、6番人気以下で好走した馬の傾向を探れば、「前走でふた桁馬番でなおかつ偶数馬番」という馬が[0.3.2.19](複勝率20.8%)。今年の該当馬はケイアイパープルとデュープロセスの2頭だけ。覚えておくといいことがあるかもしれません。
4月17日(日)
皐月賞(G1)
中山芝2000m
中山芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★★ |
近4年の皐月賞の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | サンリヴァル | C | 9 | 2 |
グレイル | A | 10 | 6 | |
タイムフライヤー | B | 6 | 10 | |
2019年 | クラージュゲリエ | C | 14 | 5 |
ニシノデイジー | A | 6 | 17 | |
ランスオブプラーナ | B | 12 | 18 | |
2020年 | ダーリントンホール | A | 6 | 6 |
マイラプソディ | B | 7 | 13 | |
ビターエンダー | C | 11 | 14 | |
2021年 | タイトルホルダー | C | 8 | 2 |
ヨーホーレイク | A | 11 | 5 | |
アサマノイタズラ | B | 12 | 16 |
過去10年、3連単106万馬券(2017年)、37万馬券(2018年)も出ているものの、全体的には堅めの傾向。穴ぐさは、近4年で馬券圏内2頭とまずまずで、いずれも「C評価」でした。このあたりはジャッジの難しいレースと言っていいでしょう。
その好走馬2頭は、いずれも前走が弥生賞で掲示板内。今年のメンバーでは、アスクビクターモア、ジャスティンロック、ドウデュース、ボーンディスウェイの4頭。
さすがにドゥデュースやアスクビクターモアは人気になるでしょうが、ジャスティンロック、ボーンディスウェイは、穴ぐさに指名されれば面白そうです。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
4月17日(日) 中山8R
袖ケ浦特別(2勝クラス)
芝1200m外 ハンデ
芝1200m外 ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの2勝クラスの穴ぐさは[7.5.9.83](複勝率20.2%)で、単・複回収率が150%・120%と、どちらも100%超。皐月賞前の資金稼ぎにもってこいのレースではないでしょうか。
今年のメンバーを見てみると、近2走連続で現級馬券圏内は1頭だけで、ここは波乱がありそうな組み合わせ。好走例が目立つ穴ぐさは、前走の馬体重が480kg以上の関西馬で、[1.1.2.4](複勝率50.0%)。該当するのはアビエルトとブロンズレッドの2頭だけなので、狙いやすいところですね。
4月17日(日) 阪神10R
ストークS(3勝クラス)
芝1600m外 ハンデ
芝1600m外 ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
阪神芝1600m外の3勝クラスの穴ぐさは[2.5.3.30](複勝率25.0%)と、穴ぐさの得意コース。そのうち、前走で芝1600~1800mを走っていた牝馬が[1.4.2.10](複勝率41.2%)。
今年のメンバーでは、牝馬は5頭とも(アールクインダム、エルカスティージョ、ヒメノカリス、フラーズダルム、マルカエイペックス)、前走は芝のマイル戦。この中から穴ぐさが出るようなら楽しませてくれそうです。
4月17日(日) 中山10R
京葉S(L)
ダート1200m
ダート1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
京葉Sがリステッド競走になった2019年以降の近3年、いずれの年も穴ぐさが馬券圏内に好走中という、相性のいいコースの中でも、とりわけ得意なレースのようですね。
その近3年の穴ぐさのうち、前走でダート1400mを走っていた馬が[2.1.0.1]。今回のメンバーで該当する馬はイモータルスモーク、コパノマーキュリー、シャイニーブランコ、ロイヤルパールスの4頭。チェックをお忘れなきよう。
先週、当コーナーで特選レースとしてピックアップした3クラのうち、土曜日の印西特別、日曜日の阪神4Rの未勝利戦で穴ぐさが激走! 推奨した馬とはズレましたが、ピックアップしたレースで穴ぐさが好走してくれることがなによりも重要。そこを重視したほうが、的中という点においては、より有効だと思いますので、ぜひご活用ください。
今週も、穴ぐさとともに馬券生活頑張りましょう!!
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