【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
福島牝馬SとフローラSは難解だからこそ穴ぐさに期待!
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、日曜日に4勝を挙げる大奮闘。特に日曜日のダート戦は、[3.1.2.21]で、9クラ中5クラ(ダブル激走1クラ含む)で好走馬が飛び出しました。
ただ、重賞はアンタレスSの④着が最高だったので、ここからの巻き返しに期待しましょう!
では、今週も穴ぐさでのひと儲けを目指して、ナビゲートしていきます!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年4月17日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
4月23日(土)
福島牝馬S(G3)
福島芝1800m
福島芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の福島牝馬Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ワンブレスアウェイ | B | 6 | 6 |
ブラックオニキス | C | 8 | 8 | |
ゲッカコウ | A | 5 | 9 | |
2019年 | 穴ぐさ不在 | |||
2020年 | カリビアンゴールド | A | 5 | 4 |
レッドアネモス | B | 9 | 6 | |
マルシュロレーヌ | C | 8 | 9 | |
2021年 | サンクテュエール | C | 10 | 3 |
ムジカ | B | 6 | 5 | |
クラヴァシュドール | A | - | 取消 |
荒れやすいローカルの牝馬限定重賞ということで、多頭数となったここ2年は、ふた桁人気馬が激走中です。穴ぐさの馬券絡みは近4年で1頭で、それが「C」評価。このあたりも難解さの証と言えそう。
過去10年の6番人気以下のデータを見てみると、前走で芝の2000mを走っていた馬が[1.1.2.9](複勝率30.8%)と好成績で、しかも③着以内4頭のうちの3頭がふた桁人気。今年の該当馬はアナザーリリックとエヴァーガーデンの2頭なので、ご注目を。
4月24日(日)
マイラーズC(G2)
阪神芝1600m外
阪神芝1600m外
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年のマイラーズCの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ベルキャニオン | C | 10 | 5 |
グァンチャーレ | A | 8 | 6 | |
ダッシングブレイズ | B | 7 | 8 | |
2019年 | 穴ぐさ不在 | |||
2020年 | ベステンダンク | A | 7 | 2 |
ランスオブプラーナ | B | 6 | 7 | |
ブラックムーン | C | 5 | 8 | |
2021年 | ラセット | A | 5 | 11 |
ルフトシュトローム | B | 8 | 13 | |
パンサラッサ | C | - | 除外 |
安田記念を見据える古馬のマイル重賞。近4年、3連単の配当は1万円台以下とおとなしく、過去10年で見てもふた桁人気の馬券圏内は1頭だけ。全体的には、堅めな重賞です。穴ぐさも、近4年のうち③着以内は1頭だけ。
過去10年の6番人気以下の傾向を探るなら、前走4番人気以内の5歳馬が[1.0.3.8](地方馬を除く)。今年の該当馬はエアファンディタ、エアロロノア、ファルコニアの3頭。この中から穴ぐさが出るようなら。
4月24日(日)
フローラS(G2)
東京芝2000m
東京芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今年の出走頭数 | ★★★★☆ |
今年の波乱期待度 | ★★★★★ |
近4年のフローラSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ウスベニノキミ | C | 8 | 6 |
ヴェロニカグレース | B | 11 | 8 | |
ノーブルカリナン | A | 7 | 11 | |
2019年 | ペレ | C | 8 | 6 |
フォークテイル | B | 5 | 11 | |
エトワール | A | 10 | 15 | |
2020年 | ショウナンハレルヤ | B | 7 | 4 |
ルトロヴァイユ | C | 14 | 8 | |
ヴォリアーモ | A | 8 | 10 | |
2021年 | ウインアグライア | A | 7 | 5 |
オメガロマンス | C | 10 | 14 | |
ジェニーアムレット | B | 8 | 16 |
近8年で1番人気馬の馬券絡みは、2015年のディアマイダーリンの②着、2018年のサトノワルキューレの①着があるだけ。世代トップクラスの出走はまれなので、実力が接近したメンバーとなりやすいことが波乱の要因となっているのかもしれません。
それだけ荒れている割に、近4年の穴ぐさの馬券券内はゼロではありますが、今年も15頭中の12頭が1勝馬と、難解である反面、穴馬台頭の余地は十分あるはず。穴ぐさに期待するのも悪くなさそう。
過去10年、ハービンジャー産駒が[1.1.1.5]で、そのうち連対2頭はいずれも6番人気以下。今年の同産駒はエバーハンティングだけなので、要注意ですね。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
4月23日(土) 福島10R
尾瀬特別(2勝クラス)
ダート1700m ハンデ
ダート1700m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースのハンデ戦の穴ぐさは[0.3.0.9]で、期間中4クラのうちの3クラで穴ぐさが②着に入っています。
この3頭は、いずれも前走時の馬体重が480kg以下で、なおかつ今回の斤量が前走から2kg以上減っていました。さらに加えれば、3頭とも前走は9番人気以内。今回、これらに該当するのはコスモオリとペイシャクェーサーの2頭なので、ご注目ください。
4月23日(土) 東京10R
晩春S(3勝クラス)
芝1400m ハンデ
芝1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースのハンデ戦の穴ぐさは[5.5.7.57](複勝率23.0%)で、今年の2月の雲雀Sでは穴ぐさが②&③着にダブル激走。そのときが13頭立てで、今回はフルゲートの18頭立てですから、期待していいんじゃないでしょうか。
ハンデ戦だけに斤量に着目してみると、該当の穴ぐさのうち、前走から斤量が3kg以上減っていた関東馬が[1.1.6.9](複勝率47.1%)とハイアベレージ。該当するのはネクストストーリーとビューティフルデイの2頭しかいないので、気にしておくと幸運が舞い込むかも!?
4月24日(日) 福島10R
燧ヶ岳特別(1勝クラス)
芝2600m
芝2600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
ローカルの長距離戦は穴ぐさの得意分野で、このコースの特別競走も[2.3.5.35](複勝率22.2%)と好成績。
穴ぐさの傾向としては、父サンデーサイレンス系の関東所属の牡馬が[1.1.2.7](複勝率36.4%)と好数値。今年の該当馬はサンデイビス、スカイテラス、デルマラッキーガイ、ネイチャーシップ、マイネルジャッカルの5頭。この中から穴ぐさが出るようなら軽視禁物です。
先週分で穴ぐさ激走注目レースとしてピックアップした3クラのうち、好走馬が出たのは京葉Sのレシプロケイトのみ。しかも、同馬も2番人気でしたからね。
その反動で、この土日は激走馬がバンバン出るんじゃないかと、密かに期待していて、とくに個人的には、土曜日の晩春Sがけっこう面白いんじゃないかとニラんでいるのですが、どうなりますか。
では、今週も馬券生活、頑張りましょう!!
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