【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
今週の2重賞ではオークスの方がチャンスあり! 長者が深掘りした穴馬の好走3条件とは!?
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、東京のダートがよかったですね。特に、1600mでは3クラ、2100mでは2クラすべてで馬券圏内に激走していました。
重賞で馬券絡みがなかったのは残念でしたが、土曜日の京王杯SCでは、穴ぐさのワールドバローズが③着とクビ差の④着と惜しい競馬でしたからね。この土日の2重賞でリベンジがあるのか!? 期待しましょう!
では今週も、重賞と「特選レース」で穴ぐさの動向をナビゲートしていきます!!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年5月15日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
5月21日(土)
平安S(G3)
中京ダート1900m
中京ダート1900m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近4年の平安Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | コスモカナディアン | B | 10 | 9 |
ナムラアラシ | A | 4 | 12 | |
トップディーヴォ | C | 8 | 13 | |
2019年 | ジョーダンキング | A | 7 | 6 |
グレンツェント | C | 11 | 10 | |
ハイランドピーク | B | 8 | 13 | |
2020年 | ミツバ | C | 13 | 11 |
ハヤヤッコ | B | 11 | 12 | |
スマハマ | A | 7 | 14 | |
2021年 | アルドーレ | C | 10 | 4 |
サクラアリュール | A | 9 | 8 | |
ペオース | B | 12 | 16 |
近2年は5番人気以内の馬で決着していますが、それ以前は波乱も起きていたレース。ただ、上表をご覧の通り、近4年の穴ぐさの馬券圏内はゼロ。また、ここ2年はC評価が最先着となっており、焦点があっていない感じはします。
過去10年の6番人気以下の激走パターンを探ると、前走がJRA重賞で4~9番人気かつ⑤着以下の関西馬が[2.2.0.7](複勝率36.4%)と好成績。今年のメンバーで該当するのは、オーヴェルニュ、カデナ、ケイアイパープル、スワーヴアラミス、ヒストリーメイカーの5頭。この中で、人気薄でさらに穴ぐさ指名ならいいところがありそう。
5月22日(日)
オークス(G1)
東京芝2400m
東京芝2400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今年の出走頭数 | ★★★★★ |
今年の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年のオークスの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | パイオニアバイオ | B | 9 | 7 |
オールフォーラヴ | A | 5 | 9 | |
カンタービレ | C | 7 | 13 | |
2019年 | エールヴォア | B | 8 | 11 |
ビーチサンバ | A | 9 | 15 | |
フェアリーポルカ | C | 11 | 16 | |
2020年 | ホウオウピースフル | A | 10 | 8 |
リリーピュアハート | C | 6 | 9 | |
サンクテュエール | B | 5 | 13 | |
2021年 | タガノパッション | B | 10 | 4 |
アールドヴィーヴル | C | 7 | 5 | |
ククナ | A | 8 | 7 |
平安Sと同様に、こちらも近4年の穴ぐさの相性はイマイチ。ただ、オークス自体は近3年連続でふた桁人気馬が馬券圏内に入っていて、荒れる素地はあるレースです。しかも、昨年の穴ぐさは④&⑤着と、あと一歩まで来ていました。今週の2重賞なら、こちらのほうがチャンスはあるような気がします。
過去10年の6番人気以下の好走パターンを深掘りすると、下記のパターンがよさそうな感じ。
1 前走で連対
2 その時の馬体重が450~488kg
 3 今回、関東馬に関東所属騎手、関西馬に関西所属騎手の同地区コンビ
これらを満たす馬が[0.3.4.14](複勝率33.3%)で、近5年中4年で馬券絡みを果たしています。
今年の該当馬は、アートハウス、ウォーターナビレラ、ニシノラブウインク、ラブパイローの4頭。なかでもニシノラブウインク、ラブパイローは人気薄になりそうですから、おもしろいのでは。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
5月21日(土) 新潟10R
栃尾特別(1勝クラス)
芝1200m
芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの1勝クラスの穴ぐさは[2.5.7.57](複勝率19.7%)ですが、4~5月に限れば[1.2.6.29](複勝率23.7%)とランクアップ。昨年4月17日の雪うさぎ賞以降、5クラ連続で馬券圏内に好走中なんです。
該当穴ぐさを精査してみると、父がサンデーサイレンス系の関東牝馬が[0.1.2.3](複勝率50.0%)。今年のメンバーでは、スターライトキス、ラブキーセキの2頭が該当。スターライトキスは1年以上馬券圏内がない7歳馬、ラブキーセキは5ヶ月ぶりでの中央再転入初戦。買いにくい2頭ですが、穴ぐさ指名なら近況に目をつぶって狙う手はありそうです。
5月22日(日) 中京9R
揖斐川特別(2勝クラス)
芝2000m ハンデ
芝2000m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
中京芝2000mのハンデ戦の穴ぐさは[3.4.3.30](複勝率25.0%)。ここは11頭立てと頭数少なめでも、昨年6月の常滑特別(今回と同コース、同頭数のハンデ戦)では2頭指名だった穴ぐさがワンツー、昨年12月の中日新聞杯でも①&③着と、好パフォーマンスを見せている条件です。
穴ぐさの激走パターンは、斤量が前走から2kg以上減っていた牡馬が[1.2.1.4](複勝率50.0%)。今回の該当馬はタイセイドリーマーとマイネルマーティンの2頭だけ。ご注目あれ。
5月22日(日) 東京10R
フリーウェイS(3勝クラス)
芝1400m
芝1400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
東京芝1400mの3勝クラスの穴ぐさは[3.3.8.58](複勝率20.0%)。これだけを見ると「中の上」といったところなんですが、今年に入って、2月の雲雀Sが②&③着、4月の晩春Sが①着と、2戦とも激走。しかも、両レースとも「A評価」の馬が最先着しています。これは見過ごす手はないな、と。
該当のデータをチェックし、好成績だったのが距離短縮の牝馬で、[1.2.2.7](複勝率41.7%)。これにマッチするのはアヴィラーレのみ。
さらに、もう1頭挙げておきたいのが須貝厩舎のサトノアイです。同厩舎の馬は、この条件の穴ぐさで2戦2勝ですから、陣営がなにかポイントを掴んでるのかもしれません。サトノアイ自身も、このコースの現級戦で④⑤着と悪くない走りを見せています。
この2頭が穴ぐさ指名なら、チャンスは十分でしょう。
先週の「特選レース」の3クラは、穴ぐさ好走なしという無念な結果でした。新潟千直のはやぶさ賞では、8枠を推奨し、8枠15番のヤマトコウセイが6番人気で③着に入るも、これは穴ぐさ指名なし。
新潟千直は、エブリデイ外枠有利ではありますが、開催が進むごとによりその傾向が強まる感じ。いまさらなので「特選レース」には挙げませんでしたが、土曜日6R未勝利戦、日曜日11R韋駄天Sも、改めて要注意ですね。
では今週も馬券生活頑張りましょう!!
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