【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
    宝塚記念の穴ぐさは近4年のうち3年で馬券圏内と上々の成績。パラダイスSも期待度高!
文/藤山剣
先週の重賞の穴ぐさは、ユニコーンSで8番人気のバトルクライが③着に激走! それも含めて、東京の特別競走は穴ぐさがいた5クラすべてで穴ぐさが馬券圏内だったので、東京中心に勝負していたユーザーさんは、財布(または口座残高)が厚みを増した方が多かったんじゃないでしょうか。
今週も、面白そうなレースがけっこうあるので、穴ぐさをしっかりと活用していきましょう!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年6月19日終了時点のものです。
 今週の重賞チェック
 6月26日(日)
 宝塚記念(G1)
阪神芝2200m
阪神芝2200m
穴ぐさ長者の独断査定
| 過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ | 
| 過去のレース波乱度 | ★★★★☆ | 
| 今回の出走頭数 | ★★★★★ | 
| 今回の波乱期待度 | ★★★★☆ | 
近4年の宝塚記念の穴ぐさ
| 年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 | 
|---|---|---|---|---|
| 2018年 | ノーブルマーズ | C | 12 | 3 | 
| ダンビュライト | B | 5 | 5 | |
| ゼーヴィント | A | 9 | 14 | |
| 2019年 | ノーブルマーズ | B | 10 | 6 | 
| スティッフェリオ | C | 8 | 7 | |
| マカヒキ | A | 7 | 11 | |
| 2020年 | モズベッロ | B | 12 | 3 | 
| ダンビュライト | C | 10 | 9 | |
| ワグネリアン | A | 7 | 13 | |
| 2021年 | ユニコーンライオン | B | 7 | 2 | 
| カデナ | C | 8 | 7 | |
| モズベッロ | A | 6 | 8 | 
上半期を締めくくる重要なG1。今年は18頭のフルゲートで、トップクラスの参戦も多く、楽しみな一戦となりました。
穴ぐさの成績も上々で、近4年のうち3年で馬券圏内。ただ、上の表を見てもわかる通り、③着以内だったのはB評価とC評価で、A評価は4年連続の穴ぐさ内3番手。このあたりは注意しておく必要がありそうです。
穴ぐさに関係してきそうな6番人気以下のデータ(過去10年)を振り返ってみると、性別でこんな差がありました。
  牡馬ン [2.2.4.65] (複勝率11.0%)
  セン馬 [0.2.0.6] (同25.0%)
  牝馬ン [1.1.2.7] (同36.4%)
今年のメンバーでは、セン馬がアフリカンゴールド、牝馬がウインマリリン、デアリングタクト、メロディーレーン。実績上位のデアリングタクトは人気になるでしょうが、残る3頭は、馬券的な注目度はそこまで高くなさそう。どんな走りを見せてくれますか。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
 今週の穴ぐさ特選レース
 6月25日(土) 阪神10R
 
水無月S(3勝クラス)
芝1400m
芝1400m
穴ぐさ長者の独断査定
| 過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ | 
| 過去のレース波乱度 | ★★★★☆ | 
| 今回の出走頭数 | ★★★★★ | 
| 今回の波乱期待度 | ★★★★☆ | 
阪神芝1400mの3勝クラスの穴ぐさは[3.4.5.30](複勝率28.6%)。15クラ中10クラで馬券圏内に食い込んでいます(ダブル激走2クラあり)。
過去の対象穴ぐさを精査すると、前走が芝1400m以上で④~⑦着だった馬が[3.3.3.10](複勝率47.4%)とハイアベレージ。
これにマッチするのがシャイニーロック、ストーンリッジ、ブルースピリット、メイショウシンタケの4頭。この中から穴ぐさ指名馬が出るかどうか、ご注目。
 6月25日(土) 函館12R
 
1勝クラス
ダート1000m
ダート1000m
穴ぐさ長者の独断査定
| 過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ | 
| 過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ | 
| 今回の出走頭数 | ★★★★☆ | 
| 今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ | 
このコースの1勝クラスの穴ぐさは[5.3.6.47](複勝率23.0%)。12頭立てということで極端な穴は出にくそうな状況ですが、裏を返せば当てやすくもあるわけで、ここをきっちり拾って、翌日の宝塚記念に備えたいところですね。
対象の穴ぐさをふるいにかけると、前走で東京か中山のダートを走っていた3歳馬が[3.1.3.2](複勝率75.0%)と驚きの好成績。
しかも、今回のメンバーでこれに該当するのはボルタドマールのみ。ここ2走は⑬⑭着とふた桁着順が続いている同馬だけに、半信半疑の面はありますが、クラス再編で上の世代とは今回が初対戦。穴ぐさ指名があるようなら注目しておいても面白そう。
 6月26日(日) 東京11R
 
パラダイスS(L)
芝1400m ハンデ
芝1400m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
| 過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ | 
| 過去のレース波乱度 | ★★★★☆ | 
| 今回の出走頭数 | ★★★★★ | 
| 今回の波乱期待度 | ★★★★★ | 
このコースのリステッド競走の穴ぐさは[4.1.2.13](複勝率35.0%)で、7クラのうち6クラで馬券圏内に好走。直近の2戦は、いずれもふた桁人気の勝ち馬を指名できており、ここは期待していい一戦でしょう。
対象の7クラのうち6クラがハンデ戦ということで、その6クラの斤量データを見てみると、前走から3kg以上減っていた馬が2頭いて、いずれも勝利。
今年の出走馬では、キタイ、コムストックロード、レッドサイオンの3頭が条件をクリア。コムストックロードは葵S②着からの参戦で人気になりそうですが、残る2頭は前走ふた桁着順。一変があるかどうか。
先週の特選レース3クラは、日曜日の東京最終で穴ぐさのキタノブレイドが②着。なんとか手ぶらを回避できました。冒頭でも触れましたが、東京の穴ぐさが絶好調で、その流れに乗った感じでしたね。
今週も3クラ抽出しましたが、先週よりはチャンスがありそうな手応えを感じています。ぜひ穴ぐさを参考にしつつ、宝塚記念とともに特選レースも楽しんでいただければ。
では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
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