【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
荒れる重賞・函館記念はレース展開に注目!?
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、土曜日の福島メイン、土日の函館メインがどちらも①着! ただ、七夕賞は最先着が⑥着、プロキオンSは⑨着と、2重賞はもうひとつでした…。
夏場の重賞はハンデ戦も多く難解ですが、今週も荒れるG3が組まれているので、今度こそ決めてもらいましょう!!
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年7月10日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
7月16日(土)
函館2歳S(G3)
函館芝1200m
函館芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の函館2歳Sの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ラブミーファイン | B | 7 | 2 |
ロードワンダー | A | 11 | 7 | |
イチゴミルフィーユ | C | 8 | 10 | |
2019年 | ブルーパピヨン | B | 8 | 6 |
メイショウナパワン | C | 13 | 7 | |
マンバー | A | - | 除外 | |
2020年 | リメス | A | 8 | 6 |
ディープエコロジー | C | 13 | 10 | |
グレイトミッション | B | 6 | 14 | |
2021年 | イチローイチロー | C | 8 | 4 |
カワキタレブリー | A | 9 | 5 | |
トーセンヴァンノ | B | 5 | 6 |
穴ぐさは近4年で②着が1頭、他に掲示板内が2頭。悪くはないけど、すごく良くもないといったところです。
全体的に見れば母父テスコボーイ系(サクラバクシンオーの系統)が[2.2.2.8](複勝率42.9%)と優秀なんですが、馬券圏内6頭のうち5頭が4番人気以内で、集計すれば[2.1.2.1]。8割以上が馬券絡みを果たしているので、無理に穴馬を狙うよりも、ここを軸馬にして狙ったほうが現実的でしょうかね。
今回の出走馬では、アスクドリームモア、クリダーム、スプレモフレイバーの3頭が母父サクラバクシンオー。この中から、4番人気以内の馬がいれば、そこから穴ぐさに流すという手はありかもしれません。
7月17日(日)
函館記念(G3)
函館芝2000m ハンデ
函館芝2000m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
近4年の函館記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | エアアンセム | A | 5 | 1 |
クラウンディバイダ | B | 9 | 13 | |
カレンラストショー | C | 10 | 15 | |
2019年 | ドレッドノータス | A | 7 | 4 |
アメリカズカップ | C | 12 | 5 | |
メートルダール | B | 8 | 7 | |
2020年 | プレシャスブルー | C | 9 | 9 |
レッドサイオン | B | 8 | 12 | |
マイネルファンロン | A | 10 | 14 | |
2021年 | ドゥオーモ | C | 15 | 11 |
マイネルファンロン | B | 7 | 14 | |
アドマイヤジャスタ | A | 10 | 16 |
過去10年で、3連単10万馬券以上が実に8回と荒れ放題で、残る2回も5万と8万。1番人気は[1.0.0.9]とまったく頼りにならず、正面から攻めても跳ね返されるだけの難敵が函館記念です。
穴ぐさの状況は、土曜日の函館2歳Sと似たような感じで、馬券圏内は1頭でそれも含めて掲示板内が3頭。微妙な状況ではあります。
6番人気以下を精査すると、過去10年で4コーナー2番手以内の馬が[0.2.4.4](複勝率60.0%)。人気がなくても、前に行きさえすればチャンスがあるということですね。
今回のメンバーでそれができそうで、なおかつ人気がなさそうなのはギベオン、ジェネラーレウーノ、タイセイモンストル、レッドライデンあたりでしょうか。レース展開にご注目。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
7月16日(土) 函館10R
かもめ島特別(2勝クラス)
芝1800m
芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの2勝クラスの穴ぐさは[0.1.3.18](複勝率18.2%)とそこまで良くはないんですが、対象8クラのうち7クラで掲示板内を確保しています。特に、このかもめ島特別では、2020年がクビ差の④着、2021年がクビ+ハナ差の⑤着と惜しいところまでは迫っており、今回も期待していいんじゃないかと。
該当する穴ぐさを深掘りしてみると、前走が5~7番人気で、馬体重436~476kgだった馬が[0.1.2.3](複勝率42.9%)。今回のメンバーで条件を満たしたのはアサケレディとローゼライトの2頭。穴ぐさに指名されるようなら、狙う価値のある両馬だと思います。
7月16日(土) 福島10R
いわき特別(2勝クラス)
ダート1700m ハンデ
ダート1700m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの2勝クラスのうち、ハンデ戦に絞れば、穴ぐさは[0.3.0.9](複勝率25.0%)。4クラ中3クラで馬券圏内に入っています。
対象馬を精査すると、前走がダート1600m以上でひと桁人気、なおかつ馬体重が480kg以下だった馬が[0.3.0.1]。今回のメンバーでは、グラスデスティーノとメデタシメデタシの2頭が該当します。両馬とも前走が馬券圏内なので、人気薄かどうかは微妙ですが、穴ぐさ指名なら楽しみ。
7月17日(日) 函館10R
駒場特別(2勝クラス)
ダート1700m
ダート1700m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの2勝クラス特別競走の穴ぐさは[1.6.3.40](複勝率20.0%)。
対象馬をチェックしてみると、父ミスプロ系(キングマンボ系などすべてを含む)が[0.2.3.5](複勝率50.0%)。
今回のメンバーで該当するのはデルマセイシ、メッザノッテの2頭だけ。前走①着のメッザノッテは注目度が高そうですが、デルマセイシは前走、芝で⑥着で、ダートは過去に1戦し⑧着なら印が集まることはないはず。穴ぐさに指名されるようならチャンスです。
先週の「穴ぐさ特選レース」3クラの穴ぐさは、天の川Sのペイシャキュウが②着、五稜郭Sのフィオリキアリが①着! 推奨馬とマッチしなかったので、そこは手放しでは喜べないところですが、まずは穴ぐさの好走が第一義。
今週もチャンスはありそうなので、ご期待ください! では、馬券生活頑張りましょう!!
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