【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
札幌記念は近2年続けてA評価の穴ぐさが激走中のピント◎レース!
文/藤山剣
先週の穴ぐさは、重賞2クラでは活躍できませんでしたが、それ以外の特別競走では、札幌で4クラ中2クラ、小倉では2クラ中1クラで③着以内の馬を指名できていて、しかも両場ともダブル激走が1クラずつありました。
今週こそ、重賞で見せ場以上のシーンを作って、穴ぐさファンの期待に応えていただきましょう! 当コーナーもその一助となるようナビしていきますので、お付き合いください。
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2022年8月14日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
8月21日(日)
北九州記念(G3)
小倉芝1200m ハンデ
小倉芝1200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
近4年の北九州記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ラブカンプー | A | 7 | 3 |
グレイトチャーター | C | 14 | 4 | |
アンヴァル | B | 9 | 10 | |
2019年 | クインズサリナ | C | 11 | 8 |
シャドウノエル | A | 10 | 11 | |
ディープダイバー | B | 7 | 13 | |
2020年 | アンヴァル | A | 6 | 4 |
プリディカメント | B | 7 | 8 | |
メイショウキョウジ | C | 11 | 10 | |
2021年 | アスコルターレ | C | 11 | 8 |
エングレーバー | A | 8 | 9 | |
ロジクライ | B | 18 | 18 |
波乱が通常モードとなっている短距離のハンデ戦。にも関わらず、過去4年で穴ぐさの馬券絡みは1回だけと、なかなか苦戦しています。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走よりも斤量が増えていた牡セン馬が[1.1.0.3](複勝率40.0%)。今年のメンバーで該当するのはジャンダルムだけ。昨年が57.5kgを背負って⑦着、その後オーシャンSを勝ったこともあって、今回はトップハンデの58kg。どんなパフォーマンスを見せてくれますか。
8月21日(日)
札幌記念(G2)
札幌芝2000m
札幌芝2000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近4年の札幌記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | サクラアンプルール | A | 7 | 6 |
スズカデヴィアス | B | 10 | 12 | |
マルターズアポジー | C | 9 | 15 | |
2019年 | ペルシアンナイト | B | 5 | 5 |
クルーガー | A | 9 | 8 | |
ステイフーリッシュ | C | 8 | 9 | |
2020年 | ペルシアンナイト | A | 6 | 2 |
イェッツト | C | 10 | 5 | |
トーラスジェミニ | B | 8 | 8 | |
2021年 | ペルシアンナイト | A | 8 | 3 |
ユーキャンスマイル | C | 9 | 6 | |
バイオスパーク | B | 13 | 中止 |
夏の目玉レースとしてすっかり定着しているG2の札幌記念。①着本賞金は7000万円で、G2の中では最高額となっています。
トップクラスの参戦も多く、そういった馬たちが力を出し切ると堅い決着になってしまいがち。それでも近2年は、穴ぐさが馬券圏内に入っていて、相性は悪くありません。しかも、いずれもA評価ですから、ピントは合っているんじゃないでしょうか。
こちらも過去10年の6番人気以下をふるいにかけると、前走2200~2500mの重賞を走った関西所属の牡馬が[0.2.0.3](複勝率40.0%)。該当馬はパンサラッサ1頭のみなので、穴ぐさに指名されれば買い目に組み込んでみても面白そう。また、人気になるようなら、軸にして穴ぐさへ流す馬券というのもアリかもしれません。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
8月20日(土) 札幌8R
1勝クラス
ダート1000m
ダート1000m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの穴ぐさは、全体でも[7.9.8.94](複勝率20.3%)と悪くない数字ですが、土曜日だと[4.5.4.41](複勝率24.1%)と、信頼度アップ。
対象の穴ぐさをチェックしてみると、▲(3kg減)の騎手が乗っていたケースが[2.3.0.4](複勝率55.6%)。今回の出走馬で該当するのは、大久保友雅騎手のコウソクカレン、西塚洸二騎手のドナテッラの2頭。両馬とも、前走は減量特典のない騎手が騎乗していたので、3kg減が効いてくるんじゃないでしょうか。
8月20日(土) 札幌11R
札幌日刊スポーツ杯(2勝クラス)
芝2600m ハンデ
芝2600m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
ローカルの長距離戦は芝・ダート問わず穴ぐさの得意とするところ。このコースの2勝クラスも[0.3.0.10](複勝率23.1%)で、5クラのうち3クラで馬券絡みを果たしています。
対象の穴ぐさを精査すると、父がハーツクライかディープインパクトの4~5歳馬が[0.3.0.1]。今回のメンバーでは、タイセイドリーマー、チャックネイト、ナオミラフィネ、マベルロンジュの4頭。この中から穴ぐさが出るようなら、見逃し厳禁です。
8月20日(土) 新潟11R
日本海S(3勝クラス)
芝2200m
芝2200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
2週前に1勝クラスのレースを推奨して、穴ぐさのシエラネバダ(10番人気)が③着と頑張ってくれたことも記憶に新しい新潟芝2200m。施行レース数があまり多くないコースなので、頭数が揃っている時は積極的に狙っていきたいですね。
対象となる穴ぐさのうち、父サンデーサイレンス系の関西馬は[1.3.3.11](複勝率38.9%)。これは2週前と同じ作戦で、そのときは対象馬が3頭でしたが、今回はプリュムドールのみ。人気になるか微妙なところですが、穴ぐさに抜擢されるようなら、チャンスはあると思います。
先週の特選レースは、3クラのうち2クラで穴ぐさが存在しましたが、いずれも馬券圏内突入ならず…。天候が不安定だったことも影響したんでしょうか。その分も含めて、この土日で巻き返したいところです。
なお、今回は他に面白そうなレースがあったので新潟千直をピックアップしませんでしたが、日曜日の9Rに閃光特別(1勝クラス)が組まれていますので、 ピンク帽 の馬を中心に穴ぐさの動向にはぜひともご注目いただければ。では、今週も馬券生活頑張りましょう!!
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