【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
阪急杯は近2年で穴ぐさが激走中! 先週に続いて重賞の穴ぐさは要チェック!?
文/藤山剣
先週の重賞の穴ぐさは、日曜日の小倉大賞典で9番人気のカテドラルが②着に激走! 一方のフェブラリーSの穴ぐさは掲示板外でしたが、堅い決着だったので致し方なしですかね。
今週から、関東は中山開催へ。また流れも変わるでしょうから、穴ぐさの動向にも改めて注目です。そのあたりを今週もナビゲートしていきますので、お付き合いください。
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2023年2月19日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
2月26日(日)
阪急杯(G3)
阪神芝1400m
阪神芝1400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近5年の阪急杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | アポロノシンザン | A | 8 | 12 |
ミッキーラブソング | C | 13 | 14 | |
ヒルノデイバロー | B | 9 | 17 | |
2019年 | タイムトリップ | C | 10 | 11 |
リョーノテソーロ | B | 9 | 15 | |
ダイメイフジ | A | 8 | 17 | |
2020年 | レインボーフラッグ | C | 12 | 8 |
ジョイフル | A | 9 | 14 | |
ロジクライ | B | 10 | 17 | |
2021年 | ジャンダルム | A | 4 | 3 |
クリノガウディー | C | 7 | 9 | |
トライン | B | 6 | 17 | |
2022年 | サンライズオネスト | A | 6 | 3 |
リレーションシップ | B | 7 | 4 | |
ヴィジュネル | C | 11 | 13 |
今年の出走メンバー中、前走が重賞で掲示板内だった馬はグレナディアガーズ1頭だけ。仮に同馬が馬券圏内に入ったとしても、ヒモ荒れという形は十分に考えられるメンバー構成です。
穴ぐさは、ここ2年連続で③着と相性はまずまず。2021年③着のジャンダルムは4番人気でしたが、これは上位人気3頭に票が集中していて、4番人気でも単勝オッズは25.4倍。悪くない穴ぐさだったんじゃないでしょうか。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走1400~1600mでメンバー中最速の上がりを計時していた牡セン馬が[2.2.0.4](複勝率50.0%)。今年の該当馬はサトノラムセスだけですから、どんなパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。
2月26日(日)
中山記念(G2)
中山芝1800m
中山芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近5年の中山記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 穴ぐさなし | |||
2019年 | 穴ぐさなし | |||
2020年 | 穴ぐさなし | |||
2021年 | コスモカレンドゥラ | B | 12 | 6 |
フランツ | A | 8 | 10 | |
ノーブルマーズ | C | 11 | 12 | |
2022年 | ウインイクシード | B | 6 | 5 |
マルターズディオサ | A | 9 | 12 | |
トーラスジェミニ | C | 10 | 16 |
少頭数もあって、過去5年のうち3年で穴ぐさ不在だった中山記念。今年は14頭立てなので、その心配はなさそう。
過去10年の6番人気以下を精査すると、馬券圏内7頭のうち6頭が、前走がJRAのOPクラスで、そこから中3週~半年以内の間隔で出走した馬でした。該当馬はイルーシヴパンサー、スタニングローズ、ソーヴァリアント、ドーブネ、ラーグルフの5頭。ご注目あれ。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
2月25日(土) 小倉10R
脊振山特別(1勝クラス)
芝2600m
芝2600m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの1勝クラスの穴ぐさは[3.7.8.41](複勝率30.5%)となかなかのハイアベレージ。先週も、2勝クラスでしたが、このコースの皿倉山特別で穴ぐさのジャンカズマ(7番人気)が勝利。やはりローカルの長丁場は、狙い目ですね。
特別登録が20頭だったのでフルゲートを期待していましたが、12頭立てに落ち着きました。それでも、チャンスは十分でしょう。
2月26日(日) 中山10R
ブラッドストーンS(3勝クラス)
ダート1200m ハンデ
ダート1200m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースの3勝クラスの穴ぐさは[8.10.4.82](複勝率21.2%)。1回中山開催の最終日の江戸川Sでも、穴ぐさのジャスパーゴールド(9番人気)が勝利を挙げています。
ちなみにA評価の穴ぐさが 8枠 に入ったときは[1.2.0.1]と特に好成績。ご参考に。
2月26日(日) 小倉11R
下関S(3勝クラス)
芝1200m
芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースの3勝クラス以上の穴ぐさは、今年に限れば[0.1.1.4](複勝率33.3%)。2クラあって、いずれも馬券絡みを果たしています。
毎週、けっこう多めに組まれている小倉の芝1200mですが、ほぼ18頭立てで、人気も割れることがほとんど。6週連続開催の最終日で芝も傷んできており、乱戦となる可能性大。穴ぐさの台頭を期待しましょう。
先週の推奨レース3クラでは、上でも紹介したように土曜日小倉の皿倉山特別で、穴ぐさのジャンカズマが快勝! 当コーナーの推奨馬でもあったので喜ばしい結果でした。これはメイン前の10レースでしたが、「穴ぐさ報告掲示板」のほうに、こんな依頼が届きました。
【投稿者】 jillさん
いつも本当に助かってます。 ひとつ是非調べて欲しいのですが 最終レースでの穴ぐさの激走率が すごく高い気がします。 実際のところどうなのでしょうか……お忙しいところ申しわけないのですが ぜひ発表してもらいたいです!
いいところに気づきましたね。前回の当コーナーでも少し触れましたが、今年の最終レースの穴ぐさは、なかなかの成績を残しているんです。まずは、今年のレース番号別の成績をご覧ください。
2023年のレース番号別穴ぐさ複勝率
レース番号 | 複勝率 |
1R | 18.4% |
---|---|
2R | 9.7% |
3R | 14.3% |
4R | 18.0% |
5R | 12.5% |
6R | 16.3% |
7R | 19.4% |
8R | 12.9% |
9R | 18.7% |
10R | 21.1% |
11R | 11.1% |
12R | 22.2% |
このように、1~12レースの中でトップの複勝率を誇っています。さらに、近年との比較でもこんな感じ。
近年の最終レース穴ぐさ複勝率
年 | 複勝率 |
---|---|
2018年 | 17.2% |
2019年 | 17.0% |
2020年 | 16.5% |
2021年 | 13.5% |
2022年 | 15.1% |
2023年 | 22.2% |
2018年から2021年まではやや下降線をたどっており、2022年に少し持ち直していたんですが、今年は一気に20%台を突破。例年と比較しても、最終レースの穴ぐさは好調と言えますね。
さらに、こちらは年明け以降、どこの競馬場の最終レースが活躍したかの比較です。
2023年の競馬場別最終レース穴ぐさ複勝率
場所 | 複勝率 |
東京 | 33.3% |
中京 | 28.0% |
阪神 | 25.0% |
中山 | 16.7% |
小倉 | 13.9% |
1月から先週までの間に5か所で競馬が行われましたが、たまたまなのか、直線の長い競馬場の成績が上々。ただ、この勢いなら、阪神はもちろん、中山でも好パフォーマンスを期待したくなります。そういったあたりも意識しつつ、今週末も穴ぐさ馬券生活、頑張りましょう!!
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