【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道
先週も2つの重賞で穴ぐさが激走!! 今週も荒れれば穴ぐさにチャンスあり!?
文/藤山剣
先週の重賞の穴ぐさは、土曜日のファルコンSで8番人気のタマモブラックタイが①着、日曜日のスプリングSでこちらも8番人気のメタルスピードが③着と激走! 阪神大賞典のアフリカンゴールドも③着とクビ差の④着と、あと一歩でした。
今週も4重賞と、豪華な番組編成。引き続き美味しそうなレースをピックアップしていきますので、最後までお付き合いください。
※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2023年3月19日終了時点のものです。
今週の重賞チェック
3月25日(土)
毎日杯(G3)
阪神芝1800m
阪神芝1800m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★☆☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近5年の毎日杯の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | 穴ぐさなし | |||
2019年 | オールイズウェル | A | 8 | 6 |
キングオブコージ | B | 9 | 9 | |
セントウル | C | 10 | 12 | |
2020年 | アーヴィンド | A | 5 | 9 |
2021年 | レヴェッツァ | B | 6 | 5 |
ダディーズビビッド | A | 7 | 7 | |
2022年 | ベジャール | C | 9 | 2 |
セイウンハーデス | A | 7 | 4 | |
スーサンアッシャー | B | 8 | 9 |
少頭数になることも多く、荒れようがない年もあった毎日杯。今年は、まずまず頭数が揃いましたが(13頭立て)、果たして波乱が起きるでしょうか。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走が東京で④着以内だった馬が[1.2.0.2](複勝率60.0%)。該当するのはノッキングポイントとフェイトの2頭です。人気になりそうな雰囲気もありますが、穴ぐさ指名があれば面白い存在かもしれません。
3月25日(土)
日経賞(G2)
中山芝2500m
中山芝2500m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★☆☆ |
今回の出走頭数 | ★★★☆☆ |
今回の波乱期待度 | ★★★☆☆ |
近5年の日経賞の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | チェスナットコート | C | 7 | 2 |
ソールインパクト | B | 8 | 7 | |
ノーブルマーズ | A | 9 | 8 | |
2019年 | ブラックバゴ | B | 7 | 8 |
チェスナットコート | C | 9 | 9 | |
カフェブリッツ | A | 8 | 10 | |
2020年 | アイスバブル | B | 11 | 5 |
ウインイクシード | A | 8 | 8 | |
ポンデザール | C | 10 | 9 | |
2021年 | ヒュミドール | C | 8 | 4 |
シークレットラン | A | 9 | 10 | |
サトノルークス | B | 11 | 13 | |
2022年 | クレッシェンドラヴ | A | 8 | 4 |
スマイル | C | 9 | 7 | |
エフェクトオン | B | 10 | 10 |
毎日杯同様に堅い決着も多い重賞なので、そもそも穴狙いをすべきかどうかの問題もありますが、近5年で穴ぐさの馬券圏内は1回だけ。ただ、多少なりとも荒れたのが2回だけなので、表の見た目ほど相性は悪くないと思います。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前年の11~12月のG2かG1を走って(牝馬限定戦を除く)、ここがそれ以来の実戦だった馬が[0.1.2.1]と好走。今年のメンバーでは、タイトルホルダー、ディアスティマ、ヒートオンビート、ボッケリーニの4頭。この中から高配当の立役者が出るでしょうか。
3月26日(日)
マーチS(G3)
中山ダート1800m ハンデ
中山ダート1800m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★☆☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★★ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近5年のマーチSの穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | コスモカナディアン | C | 8 | 5 |
ロンドンタウン | A | 7 | 6 | |
サクラルコール | B | 9 | 8 | |
2019年 | グレンツェント | A | 9 | 7 |
ジョーダンキング | C | 6 | 8 | |
センチュリオン | B | 10 | 9 | |
2020年 | コマビショウ | C | 7 | 6 |
ローズプリンスダム | A | 11 | 11 | |
リアンヴェリテ | B | 9 | 15 | |
2021年 | ナムラカメタロー | A | 5 | 6 |
デルマルーヴル | C | 13 | 9 | |
マイネルユキツバキ | B | 10 | 10 | |
2022年 | アナザートゥルース | A | 7 | 8 |
ダノンファスト | B | 9 | 12 | |
バレッティ | C | 11 | 16 |
土曜日の2重賞と違って荒れるハンデ戦ではありますが、近5年の穴ぐさは、掲示板内が⑤着馬1頭だけという厳しい状況。そろそろ来るような気もしますが…。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走馬体重540kg以上の大型馬が[2.0.1.2]。今年の該当馬はカフジオクタゴンとダノンファラオの2頭。パワフルな走りで、高配当をもたらすことができるでしょうか。
3月26日(日)
高松宮記念(G1)
中京芝1200m
中京芝1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★☆☆☆ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
近5年の高松宮記念の穴ぐさ
年 | 馬名 | 評価 | 人気 | 着順 |
---|---|---|---|---|
2018年 | ナックビーナス | B | 10 | 3 |
レーヌミノル | A | 7 | 7 | |
シャイニングレイ | C | 8 | 12 | |
2019年 | ティーハーフ | B | 11 | 5 |
デアレガーロ | C | 8 | 7 | |
アレスバローズ | A | 7 | 9 | |
2020年 | グルーヴィット | C | 13 | 6 |
セイウンコウセイ | B | 6 | 7 | |
アウィルアウェイ | A | 11 | 11 | |
2021年 | サウンドキアラ | C | 7 | 6 |
マルターズディオサ | B | 9 | 8 | |
ダノンファンタジー | A | 8 | 12 | |
2022年 | トゥラヴェスーラ | A | 7 | 4 |
シャインガーネット | B | 9 | 7 | |
ライトオンキュー | C | 14 | 13 |
近年は、ガチガチか大波乱という極端な結果になっている春のG1開幕戦。近5年の穴ぐさも馬券圏内1回だけと、その振れ幅に翻弄されている感はあります。
過去10年の6番人気以下を精査すると、前走でオーシャンSかシルクロードSを走り、その時の馬体重がプラスで、なおかつ496~526kgだった関東馬が[1.2.2.7](複勝率41.7%)。今年の該当馬はキルロードとナランフレグの2頭で、奇しくも昨年の③&①着馬です。2年連続の好走があるかどうか。
さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!
今週の穴ぐさ特選レース
3月25日(土) 中山9R
春風S(3勝クラス)
ダート1200m
ダート1200m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの3勝クラスの穴ぐさは[8.11.4.84](複勝率21.1%)。今年に入って、同じ条件のレースが3クラあって、2クラで③着以内に入って、残るひとつもハナ差の④着。期待していいんじゃないでしょうか。
3月26日(日) 阪神10R
御堂筋S(3勝クラス)
芝2400m
芝2400m
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★☆ |
このコースの3勝クラスの穴ぐさは[1.1.2.13](複勝率23.5%)。芝の2400m以上はそもそものレースが少ないので、狙う機会があまりないですが、この条件では目下4戦連続馬券圏内と好相性なので、ぜひご注目を。
3月26日(日) 中山10R
春興S(3勝クラス)
芝1600m ハンデ
芝1600m ハンデ
穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 | ★★★★★ |
過去のレース波乱度 | ★★★★☆ |
今回の出走頭数 | ★★★★★ |
今回の波乱期待度 | ★★★★★ |
このコースの3勝クラスの穴ぐさは[3.5.6.50](複勝率21.9%)。昨年秋以降、同条件のレースは4クラあって、3クラで穴ぐさが馬券圏内に入っています。G1の資金稼ぎに、奮闘を期待しましょう。
先週の「穴ぐさ特選レース」は、土曜日の中京9R弥富特別と日曜日の中山9RスピカSで穴ぐさが好走!! 先週の当コーナーで「日曜日の中山の特別競走が激アツ」とご紹介しましたが、メインのスプリングSも合わせて、3クラのうち2クラで穴ぐさが頑張ってくれました。
今週の4重賞は、上でも触れたように近年の相性はもうひとつのレースが多いんですが、荒れればチャンスはあるはずなので、特に波乱傾向強めの高松宮記念とマーチSは、穴ぐさの発表をお楽しみに!
では、今週末も穴ぐさ馬券生活、頑張りましょう!!
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