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【穴ぐさをより活用するためにデータを深堀り!】
穴ぐさ長者への道

桜花賞は人気の盲点となる馬がけっこう存在しそうでチャンスは十分!?

文/藤山剣


先週の重賞の穴ぐさは、土曜日のダービー卿CTが⑥着、日曜日の大阪杯が④着が最先着と、馬券に絡めず…。

今週は、中山&阪神に福島を加えた3場開催となり、雰囲気は変わってくるはず。穴ぐさ勢の巻き返しが期待できそうなレースをナビゲートしていきますので、引き続きお付き合いください。

※本文中の穴ぐさの集計データは、特に記載がない場合は2018年以降、2023年4月2日終了時点のものです。

 今週の重賞チェック

 4月8日(土)
 阪神牝馬S(G2)
  阪神芝1600m 

穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 ★★★☆☆
過去のレース波乱度 ★★★★
今回の出走頭数 ★★★☆☆
今回の波乱期待度 ★★★☆☆

近5年の阪神牝馬Sの穴ぐさ
馬名 評価 人気 着順
2018年 ジュールポレール A 5 5
ミエノサクシード C 7 6
ミリッサ B 9 7
2019年 ミエノサクシード A 9 3
クロコスミア B 6 5
リバティハイツ C 10 11
2020年 プールヴィル B 7 7
アマルフィコースト A 10 14
トロワゼトワル C 8 15
2021年 ドナウデルタ A 8 3
エーポス C 7 5
メイショウグロッケ B 10 10
2022年 ムジカ C 8 4
クリスティ B 6 7
ラルナブリラーレ A 5 8

ヴィクトリアマイルへの前哨戦は、ここ5年で3連単10万円以上が3回と、荒れ模様。穴ぐさも馬券圏内2頭と、まずまずの相性を示しています。

今年の出走予定は12頭と少なめですが、過去10年で13頭立て以下だったことが5回あり、そのうち4回で8番人気以下の馬が馬券圏内に入っているので、油断はできません。

過去10年の6番人気以下の馬を精査すると、前走がG3で掲示板外だったノーザンファーム生産馬[0.0.3.1](複勝率75.0%)。今年の該当はアンドヴァラナウトサブライムアンセムディヴィーナの3頭。穴ぐさ指名があるかどうかご注目。

 4月8日(土)
 ニュージーランドT(G2)
  中山芝1600m 

穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 ★★★☆☆
過去のレース波乱度 ★★★☆☆
今回の出走頭数 ★★★★★
今回の波乱期待度 ★★★☆☆

近5年のニュージーランドTの穴ぐさ
馬名 評価 人気 着順
2018年 デルタバローズ C 9 3
アイスフィヨルド A 7 5
エントシャイデン B 10 9
2019年 ココフィーユ A 8 7
ホープフルサイン C 12 12
アンクルテイオウ B -- 除外
2020年 アブソルティスモ A 9 4
ソウルトレイン B 8 5
カフェサンドリヨン C 10 16
2021年 シティレインボー B 11 3
ヴィジュネル A 8 4
ワザモノ C 9 7
2022年 デルマグレムリン B 4 7
サーマルウインド A 8 8
ベルウッドブラボー C 9 11

ここ5年は連対馬10頭がすべて5番人気以内と、常識的な決着となっている一戦。今年も、朝日杯FSを勝ったドルチェモアも含め、前走で重賞掲示板内だった4頭が力通りの走りを見せると、堅く収まりそうな気もしますが、はたして!?

過去10年の6番人気以下を精査すると、前走が重賞で③~⑥着だった馬[2.1.3.5](複勝率54.5%)。該当馬は、ウンブライルシャンパンカラーモリアーナルミノメテオールの4頭。どんな走りを見せてくれるでしょうか。

 4月9日(日)
 桜花賞(G1)
  阪神芝1600m 

穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 ★★☆☆☆
過去のレース波乱度 ★★★☆☆
今回の出走頭数 ★★★★★
今回の波乱期待度 ★★★★

近5年の桜花賞の穴ぐさ
馬名 評価 人気 着順
2018年 トーセンブレス B 8 4
レッドサクヤ C 12 7
プリモシーン A 6 10
2019年 シゲルピンクダイヤ A 7 2
シェーングランツ B 6 9
ノーブルスコア C 10 17
2020年 ミヤマザクラ B 7 5
マジックキャッスル A 8 12
ウーマンズハート C 10 16
2021年 アールドヴィーヴル A 5 5
ククナ B 9 6
ソングライン C 7 15
2022年 ベルクレスタ B 9 7
アルーリングウェイ C 5 8
ラブリイユアアイズ A 8 18

今年のクラシック開幕戦は、重賞2着馬でも除外対象となるほどの狭き門。ハイレベルな戦いが期待できそうです。

穴ぐさは近5年で馬券圏内1頭と微妙な状況ではありますが、前述したような状況だけに、実績がありながら注目度薄めという馬がけっこう存在しそうなので、チャンスは十分でしょう。

過去10年の6番人気以下を精査すると、前走がチューリップ賞で5番人気以内だった父サンデーサイレンス系の馬[1.2.2.6](複勝率45.5%)。今年はキタウイングのみ。マイル重賞2勝の実力馬ですから、一発があるかもしれません。



さらに、重賞以外で注目したいレースをピックアップ!

 今週の穴ぐさ特選レース

 4月9日(日) 阪神10R
  競馬法100周年記念(3勝クラス)
  芝2000m ハンデ

穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 ★★★★★
過去のレース波乱度 ★★★★
今回の出走頭数 ★★★★★
今回の波乱期待度 ★★★★★

このコースの3勝クラスの穴ぐさは[1.3.4.31](複勝率20.5%)。2021年12月以降、対象レースが5クラあって、そのうちの4クラで馬券に絡んでいます(ダブル激走1回含む)

近2走連続で馬券圏内の馬は2頭で、そのうち1頭は昇級馬という、やや不安定なメンバー構成。穴馬の付け入る隙はあるはずです。

 4月9日(日) 中山11R
  京葉S(L)
  ダート1200m

穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 ★★★★★
過去のレース波乱度 ★★★★
今回の出走頭数 ★★★★☆
今回の波乱期待度 ★★★★★

このコースのリステッド競走の穴ぐさは[3.2.0.7](複勝率41.7%)。中身は過去4年の京葉Sで、4年とも好走しているんです(ダブル激走1回含む)

中山開催の間は、ほぼ毎週プッシュしているダート1200mですが、その中でも3勝クラスとOP特別の穴ぐさは特に好成績なので、お見逃しなきよう。

 4月9日(日) 福島12R
  1勝クラス
  芝2000m

穴ぐさ長者の独断査定
過去の穴ぐさ相性 ★★★★
過去のレース波乱度 ★★★☆☆
今回の出走頭数 ★★★★★
今回の波乱期待度 ★★★★

このコースの穴ぐさは、トータルでそこまで目立つ数字ではないですが、昨秋のラスト3戦(二本松特別福島記念1勝クラス)は、いずれも馬券圏内。きっかけを掴んだと見ていいでしょう。

ここは、初参戦組も含めて、福島芝で馬券圏内に入ったことがある馬が不在。人気馬の意外な凡走もあり得そうなので、穴ぐさ台頭の可能性は十分だと思います。



先週の「穴ぐさ特選レース」3クラはノーヒット…。このところ好調だったのが、ちょっとひと休みとなってしまいました。

まあでも、冒頭でも触れましたが、春の福島開催もスタートして選択肢も増えたので、また好機が巡ってくると信じます! 今週も穴ぐさ馬券生活、頑張りましょう!!



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