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安田記念(G1)
東京11R 芝1600m 15時40分発走予定
結論から言うと、ハッキリしない日曜の天気が一番のカギを握っています。特に香港馬2頭はある程度「時計が掛かる」ことが前提。というのも、共にかなり馬格があって、パワー色は濃く、芝1600mの持ち時計は「1分33秒台」に留まっているためです。なお、土曜の東京の芝は、完全に良馬場まで回復しています。
土曜東京の7R・3歳上1勝クラス(芝1400m)を勝った1番人気サクセスカラーの勝ち時計が1分20秒3。勝って当然の人気馬だったとはいえ、かなりの「高速馬場」になっています。この土曜のままの芝なら、重賞なら芝1400mで1分19秒台、芝1600mで1分31秒台(安田記念なら1分30秒台)は楽に出るでしょう。この後、ほとんど降雨がなく安田記念を迎えた時、ロマンチックウォリアーは主戦場が2000mだけに、日本の芝のパンパンのスピード馬場でのマイルだと、追走に苦慮する恐れもあります。
対して、ヴォイッジバブルのマイル実績は、昨年12月香港マイル(②着)で日本馬を寄せ付けなかったことでも相当なのは確かですが、550キロ台の巨漢ですので軽い日本の芝への適性が問題になるかもしれません。調教を見る限りは捌きが硬くて、パワー寄りの印象。陣営からは「雨は困る」との声も出ていますが、個人的には1分31秒台の高速決着になった時に、好走するイメージがありません。
ただし、日曜の東京は雨予報(どれだけ降るかは微妙)が出ています。予報通りに本当に降れば、香港勢には恵みの雨になるのでは。日本では道悪巧者ソウルラッシュにもプラスに働くでしょう。問題は降らなかった時です。香港勢の浮沈は馬場状態次第といっても過言ではありません。
東京の芝はCコース使用2週目。土曜時点では内を通っても十分に粘りは利いていましたが、といって「内&前優勢」の馬場でもありませんでした。安田記念の波乱パターンのひとつに、内寄りの悪化が進んで、各馬が中~外を回りすぎた分、見事なイン逃げを決めた2016年ロゴタイプのような例はありますが、これはあくまでも特殊なケースです。
通常の安田記念は、最後は「底力勝負」になって、差し比べの攻防になります。直近2年連続で優勝したソングラインのような「正攻法の中団差し」がベストでしょう。
そして、枠番的(過去10年)には明らかに中~外の枠優位の傾向が出ています。
最終的に中~外差しが決まる分、外に出すタイミングが難しい内枠(特に白帽と黒帽)は苦戦の傾向。また、本来なら粘りやすい内の先行馬も、道中シビアな流れになる分、ハッキリ苦戦が見えます。内枠に入ったガイアフォース、レッドモンレーヴあたりには相当な試練といえそうです。
また、雨が降っている最中の東京芝コースは内寄りが重くなり、中~外が伸びる傾向が強いです。予報通りに降るとしても、差しがまったく利かないドロドロの重馬場や不良馬場になった時は話は別ですが、降っている最中でも良や稍重で差し脚が利く設定なら、やはり馬場が重くなる内寄りを避けられる「中~外枠の馬」がレースがしやすいでしょう。
安田記念の過去10年の世代別構成は以下の通り。
安田記念はこれまで4歳が圧倒的に優位なのですが、今年の4歳馬はエルトンバローズ、コレペティトールだけ。前者は香港帰り、後者は前走・マイラーズC⑧着とあれば、年齢だけではとても飛びつけません。
こうなると、完全に5歳と6歳の戦いで、この2世代では効率良く走っている5歳優位とみるのが妥当でしょう。
逃げるのは6F戦の高松宮記念を使ってきたウインカーネリアンでしょう。基本的にある程度のラップを刻んで、粘り込むタイプ。ただ、この後ろの位置にドーブネ、スタートが決まった際の好位粘りが板についてきたパラレルヴィジョン。香港勢の2頭も中団まで下げて切れるタイプではなく、ある程度のラップで流れるのでは?
そう考えると、前半3F34秒台(重~不良ならもっと遅くなります)で入って、道中ペースダウンもなく、持続戦からの消耗比べ。インが重くなったケースを考えると「中~外差し」が優勢になるとみます。
枠の並び的には好位でタメが利いた時の香港馬2頭。ソウルラッシュ、セリフォス、ステラヴェローチェ。枠順的にどうかですが、うまく外に出せた時のナミュール、ジオグリフ(理想は道悪)、レッドモンレーヴが展開的には理想と見ます。
安田記念(G1)
東京11R 芝1600m 15時40分発走予定
ただ、今年初戦のマイラーズC(②着)は勝ったソウルラッシュよりも1キロ重い58キロを背負って、さらに内枠(馬番3番)だったこともあり、当日の稍重で伸びにくい内寄りから馬群をこじ開けて伸びた脚は光っていました。勝ち馬ソウルラッシュ以上の好内容でした。
使ったことで、特に川田騎手が騎乗した1週前追いは超抜の動きでした。時計が多少掛かる程度なら、稍重の前走を見ても極端なマイナスにはならないとみます。枠的にも、揉まれにくい外枠を引き、正攻法の「中団差し勝負」。前2戦の安田記念の内容から、当舞台なら崩れるイメージはなく、久々のG1制覇へ。
日本ダービーの◎コスモキュランダは申し訳ありませんでした。メイショウタバルが取り消しで正直、あそこまでSペースになるとは…。優勝したダノンデサイルにも印は回していましたが、横山典騎手の巧腕に脱帽です。
今回、◎セリフォスは昨年(単勝5.8倍)より買いやすいオッズになりそうです。馬連でも十分楽しめる配当ですが、V条件が整ったとみて、馬単で流します。
東京11R 芝1600m 15時40分発走予定
目次
- 最大のポイントは日曜の雨量
- 内過ぎる枠はマイナス
- 今年は異例の年齢構成
- 展開をどう読むか?
- 予想印入り出走表
- 有力馬・気になる馬の評価(無印含め18頭を解説)
- 万哲の決断馬券(買い目)
【最大のポイントは日曜の雨量】
結論から言うと、ハッキリしない日曜の天気が一番のカギを握っています。特に香港馬2頭はある程度「時計が掛かる」ことが前提。というのも、共にかなり馬格があって、パワー色は濃く、芝1600mの持ち時計は「1分33秒台」に留まっているためです。なお、土曜の東京の芝は、完全に良馬場まで回復しています。
土曜東京の7R・3歳上1勝クラス(芝1400m)を勝った1番人気サクセスカラーの勝ち時計が1分20秒3。勝って当然の人気馬だったとはいえ、かなりの「高速馬場」になっています。この土曜のままの芝なら、重賞なら芝1400mで1分19秒台、芝1600mで1分31秒台(安田記念なら1分30秒台)は楽に出るでしょう。この後、ほとんど降雨がなく安田記念を迎えた時、ロマンチックウォリアーは主戦場が2000mだけに、日本の芝のパンパンのスピード馬場でのマイルだと、追走に苦慮する恐れもあります。
対して、ヴォイッジバブルのマイル実績は、昨年12月香港マイル(②着)で日本馬を寄せ付けなかったことでも相当なのは確かですが、550キロ台の巨漢ですので軽い日本の芝への適性が問題になるかもしれません。調教を見る限りは捌きが硬くて、パワー寄りの印象。陣営からは「雨は困る」との声も出ていますが、個人的には1分31秒台の高速決着になった時に、好走するイメージがありません。
ただし、日曜の東京は雨予報(どれだけ降るかは微妙)が出ています。予報通りに本当に降れば、香港勢には恵みの雨になるのでは。日本では道悪巧者ソウルラッシュにもプラスに働くでしょう。問題は降らなかった時です。香港勢の浮沈は馬場状態次第といっても過言ではありません。
【内過ぎる枠はマイナス】
東京の芝はCコース使用2週目。土曜時点では内を通っても十分に粘りは利いていましたが、といって「内&前優勢」の馬場でもありませんでした。安田記念の波乱パターンのひとつに、内寄りの悪化が進んで、各馬が中~外を回りすぎた分、見事なイン逃げを決めた2016年ロゴタイプのような例はありますが、これはあくまでも特殊なケースです。
通常の安田記念は、最後は「底力勝負」になって、差し比べの攻防になります。直近2年連続で優勝したソングラインのような「正攻法の中団差し」がベストでしょう。
そして、枠番的(過去10年)には明らかに中~外の枠優位の傾向が出ています。
枠 | 着別度数 |
1枠 | [0.1.1.15] |
2枠 | [0.2.0.15] |
3枠 | [2.0.1.16] |
4枠 | [0.2.1.16] |
5枠 | [3.1.0.16] |
6枠 | [0.2.2.16] |
7枠 | [4.1.3.15] |
8枠 | [1.1.2.21] |
最終的に中~外差しが決まる分、外に出すタイミングが難しい内枠(特に白帽と黒帽)は苦戦の傾向。また、本来なら粘りやすい内の先行馬も、道中シビアな流れになる分、ハッキリ苦戦が見えます。内枠に入ったガイアフォース、レッドモンレーヴあたりには相当な試練といえそうです。
また、雨が降っている最中の東京芝コースは内寄りが重くなり、中~外が伸びる傾向が強いです。予報通りに降るとしても、差しがまったく利かないドロドロの重馬場や不良馬場になった時は話は別ですが、降っている最中でも良や稍重で差し脚が利く設定なら、やはり馬場が重くなる内寄りを避けられる「中~外枠の馬」がレースがしやすいでしょう。
【今年は異例の年齢構成】
安田記念の過去10年の世代別構成は以下の通り。
馬齢 | 着別度数 |
3歳 | [0.0.1.4] |
4歳 | [5.3.2.28] |
5歳 | [3.4.3.38] |
6歳 | [2.2.3.37] |
7歳 | [0.1.1.15] |
8歳 | [0.0.0.8] |
安田記念はこれまで4歳が圧倒的に優位なのですが、今年の4歳馬はエルトンバローズ、コレペティトールだけ。前者は香港帰り、後者は前走・マイラーズC⑧着とあれば、年齢だけではとても飛びつけません。
こうなると、完全に5歳と6歳の戦いで、この2世代では効率良く走っている5歳優位とみるのが妥当でしょう。
【展開をどう読むか?】
逃げるのは6F戦の高松宮記念を使ってきたウインカーネリアンでしょう。基本的にある程度のラップを刻んで、粘り込むタイプ。ただ、この後ろの位置にドーブネ、スタートが決まった際の好位粘りが板についてきたパラレルヴィジョン。香港勢の2頭も中団まで下げて切れるタイプではなく、ある程度のラップで流れるのでは?
そう考えると、前半3F34秒台(重~不良ならもっと遅くなります)で入って、道中ペースダウンもなく、持続戦からの消耗比べ。インが重くなったケースを考えると「中~外差し」が優勢になるとみます。
枠の並び的には好位でタメが利いた時の香港馬2頭。ソウルラッシュ、セリフォス、ステラヴェローチェ。枠順的にどうかですが、うまく外に出せた時のナミュール、ジオグリフ(理想は道悪)、レッドモンレーヴが展開的には理想と見ます。
【予想印入り出走表 】
安田記念(G1)
東京11R 芝1600m 15時40分発走予定
馬番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 |
1 | カテドラル | 牡8 | 58 | 斎藤 | |
2 | ガイアフォース | 牡5 | 58 | 長岡 | |
3 | レッドモンレーヴ | 牡5 | 58 | 横山和 | |
4 | △ | ジオグリフ | 牡5 | 58 | 北村宏 |
5 | ナミュール | 牝5 | 56 | 武豊 | |
6 | ドーブネ | 牡5 | 58 | 菱田 | |
7 | ▲ | ロマンチックウォリアー | セ6 | 58 | マクドナルド |
8 | エアロロノア | セ7 | 58 | 幸 | |
9 | △ | パラレルヴィジョン | 牡5 | 58 | ルメール |
10 | ☆ | ソウルラッシュ | 牡6 | 58 | モレイラ |
11 | ウインカーネリアン | 牡7 | 58 | 三浦 | |
12 | フィアスプライド | 牝6 | 56 | 坂井 | |
13 | △ | ステラヴェローチェ | 牡6 | 58 | 横山典 |
14 | コレペティトール | 牡4 | 58 | 岩田康 | |
15 | ○ | ヴォイッジバブル | セ6 | 58 | パートン |
16 | エルトンバローズ | 牡4 | 58 | 西村淳 | |
17 | ◎ | セリフォス | 牡5 | 58 | 川田 |
18 | △ | ダノンスコーピオン | 牡5 | 58 | 戸崎 |
【有力馬・気になる馬の評価】
◎⑰セリフォス
安田記念は3歳時の2年前④着、昨年②着に続き、3年連続での挑戦。昨秋2戦(マイルCS⑧着、香港マイル⑦着)はマイルCSが直行になってしまったローテーション面も含め、リズムを欠いている印象でした。ただ、今年初戦のマイラーズC(②着)は勝ったソウルラッシュよりも1キロ重い58キロを背負って、さらに内枠(馬番3番)だったこともあり、当日の稍重で伸びにくい内寄りから馬群をこじ開けて伸びた脚は光っていました。勝ち馬ソウルラッシュ以上の好内容でした。
使ったことで、特に川田騎手が騎乗した1週前追いは超抜の動きでした。時計が多少掛かる程度なら、稍重の前走を見ても極端なマイナスにはならないとみます。枠的にも、揉まれにくい外枠を引き、正攻法の「中団差し勝負」。前2戦の安田記念の内容から、当舞台なら崩れるイメージはなく、久々のG1制覇へ。
○⑮ヴォイッジバブル
東京の馬場適性は別として、昨年の香港マイル(②着)で実際にナミュール、ソウルラッシュ、セリフォスに先着した実績は評価したいです。好位3番手インから粘った前走・チャンピオンズマイル(③着)はかなり悪い馬場でしたが、粘りは光っていました。陣営は「雨は困る」と言っていますが、極端な道悪になった時はともかく、多少の雨はむしろ欲しいでしょう。日本の馬場的には「稍重」が理想とみます。問題は位置取りでしょう。後ろに引いて切れるイメージはありません。馬番15番から前に行くのに脚を使うと厳しく、パートン騎手がどういう戦略を取るかは興味の的です。▲⑦ロマンチックウォリアー
1分30~31秒台の「超高速決着」が予想される際は、完全に見送ろうと思っていました。ただ、多少でも雨が降れば、2000mを主戦場としている本馬でも、ある程度の追走は可能になるでしょう。ゴール前で競り合いになると、とにかく強いです。ただし、東京の良馬場特有の上がり3F33秒台の切れ勝負になった時に、来るイメージは正直なところ湧いてきません。来日時の輸送で体が減っていたのも気になる材料です。水曜時点では馬体重519kg。だいぶ回復しているようですが、レース当日は前走(534kg)より馬体減が見込まれます。理想は道悪。そして、10kg以上の大幅馬体減がなければ、侮れません。馬場を含めた当日気配には注意したいです。☆⑩ソウルラッシュ
昨年の安田記念(⑨着)は発馬や道中のスムーズさを欠いて完敗でした。それも含めて、東京のG1で良績がない点は気掛かりな半面、昨秋以降はかなり力をつけているのも事実です。「枠の並び」的には、スタート直後にウインカーネリアンが前に入ってきそうなのは若干心配。また1分31秒台前半の時計勝負になった時は厳しいと思います。ただ、恵みの雨(予報通りに降った場合ですが)は大きいでしょう。昨秋の京成杯AHが好位差し。以前よりも追走力が出て、レースは一段上手になっています。モレイラ騎手との再コンビで外せない1頭。ただ、土曜のパンパン良馬場が続くとマイナスでしょう。△④ジオグリフ
昨年は海外遠征、ダート挑戦などチャレンジが続き、本来の力を出せなかった印象。立て直した今年2戦は中山記念③着、大阪杯⑤着。好位から伸び切れなかった半面、大負けせず、しっかり走り切れていました。今回は2Fの短縮。いい意味での前進気勢が出てきたタイミングでのマイル起用で、メリハリが利いた競馬ができる可能性は十分あります。3歳時の皐月賞制覇当日の中山は「稍重」→「良」に回復した、やや時計の掛かる設定。走りや馬格からもパワー勝負は決してマイナスではなく、この枠から中~外に出すタイミングが掴めれば、G1馬の底力を見せるシーンは十分あると見ます。侮れない1頭。△⑨パラレルヴィジョン
芝マイル起用がピッタリ嵌まり、中山とはいえ、この2戦が安定した走り。好位からあっさり押し切ったダービー卿CTは稍重で1分32秒9。時計勝負になると不安がある半面、多少時計が掛かる設定(土曜のままだと厳しいですが)は合っているでしょう。東京の芝も決して不得手ではなく、3戦2勝。2戦目の芝2000m(良)では上がり3F33秒5を記録したこともあります。前の位置を取ることが、今回の展開に合うかは微妙ですが、ルメール騎手が騎乗している以上、最終的には押さえておきたい1頭です。△⑬ステラヴェローチェ
直近2戦で復調を見せました。特に大阪杯(④着)はドバイ遠征馬との兼ね合いでそこまでハイレベルなG1ではなかったとはいえ、最後の直線は確かな伸び脚。古すぎる話にはなりますが、東京マイルは3歳時のサウジアラビアRC(不良)で3馬身差楽勝もあります。大阪杯のようにひとタメが利いて、かつ道悪を苦にしない脚力は侮れません。△⑱ダノンスコーピオン
前走・京王杯SC(④着)が久々に「らしい」伸び脚。美浦に入厩して、長距離輸送負担を軽減したのもレース当日のプラスになるはずです。何より、3歳時にNHKマイルCを制した舞台。枠順は外になりましたが、決して8枠が駄目とはいえないレース傾向もあります。この枠なら、前走同様にタメて脚を伸ばす競馬ができそう。3連系の穴に一考します。①カテドラル
すでに8歳で、厳しい最内の馬番1番。道悪は合うと思いますが、近走成績やマイル実績からは苦戦とみます。②ガイアフォース
昨年の安田記念(④着)、昨秋の天皇賞(⑤着)などG1でも戦える力はあると思いますが、中間に骨瘤が出て、決して順調ではなかったようなのは気になります。また、2000m~2200mならある程度の位置は取れますが、芝1600で「好位差し」が叶うかは微妙。枠的に馬番2番は揉まれる位置で厳しいでしょう。③レッドモンレーヴ
京王杯SCは内枠からうまく外に出して急襲しましたが、安田記念の「内枠」は結構厳しいです。理想を言えば、中~外が欲しかったでしょう。ゲートの課題があって、道中あまりに後方となると差し届くかどうか。多頭数の捌きはカギです。⑤ナミュール
昨秋マイルCSのパドックが抜群に見えた分、前走・ヴィクトリアマイルは正直物足りなく映りました。典型的な良馬場の軽い切れタイプ。少量の雨でもマイナスに働き、内枠で捌きを要求されそうなのがネック。マイルCSのような「大外枠」が良かったでしょう。⑥ドーブネ
同型ウインカーネリアンの存在がネックとなりそう。2番手以下に引いてしまうと、好位がかなりゴチャつく危険もあるため、見送ります。⑧エアロロノア
G3の善戦級。ここでは力不足は否めません。⑪ウインカーネリアン
すんなり行けても、G1では善戦までか。良馬場が理想で、雨予報も良いとは言えなそう。土曜の良馬場のままで、単騎逃げができた時に限り、残る可能性(あくまで馬券圏内という意味ですが)はあるでしょう。⑫フィアスプライド
ヴィクトリアマイル組自体の直結は十分あるレースですが、当時と違ってパワー戦=底力勝負になるのはマイナス。軽い馬場の時計勝負なら、不気味な一頭だったのですが。⑭コレペティトール
京都金杯はハンデ54キロの恩恵もありました。定量戦では苦戦か。⑯エルトンバローズ
香港からの帰国初戦で、東京競馬場での調整。普段とは違う過程がどう出るか? 枠順的には良いのですが、理想は良馬場で、雨予報も心配。【万哲の決断馬券】
日本ダービーの◎コスモキュランダは申し訳ありませんでした。メイショウタバルが取り消しで正直、あそこまでSペースになるとは…。優勝したダノンデサイルにも印は回していましたが、横山典騎手の巧腕に脱帽です。
今回、◎セリフォスは昨年(単勝5.8倍)より買いやすいオッズになりそうです。馬連でも十分楽しめる配当ですが、V条件が整ったとみて、馬単で流します。
券種・買い方 | 組み合わせ・点数 |
---|---|
馬単 |
各1,000円(計7,000円)
|
馬単 |
各1,000円(計3,000円)
|
合計 | 10,000円 |
ご注意
レースに関する情報は、主催者発表のものをご確認ください。また、勝馬投票券の購入はお客様のご判断の元で行ってください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
記事の配信(発売)後は、出走取消・除外・騎手変更などがあっても、原稿の差し替え等は基本的に行っておりません。あらかじめご了承ください。
小田哲也 プロフィール
スポーツニッポン新聞社記者。コラム「万哲の乱」担当。2015年には宝塚記念で3連単52万馬券を当てるなど、万馬券メーカーであることから「万哲」という愛称で競馬ファンに親しまれている。2004年天皇賞・春のイングランディーレ(10番人気)、2009年天皇賞・春のマイネルキッツ(12番人気)、同年菊花賞のスリーロールス(8番人気)など長距離G1の本命馬激走多数。グリーンチャンネル「中央競馬全レース中継」パドック解説を担当中。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。
【予想スタイル】
まず重視するのは好走した時の最大パフォーマンス。極論すれば、条件に合わない距離、競馬場、馬場状態、あるいは展開等での凡走は無視してOK。着順タイプは常に善戦型より、三振か本塁打か?の「1着型」を好んで狙う傾向あり。京都、阪神と馬券相性が良く、中山はダート1200メートルがとにかく好き。