
【第15回】秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋など「10月の東京&京都攻略」、米BC分析、オルフェーヴル&ルーラーシップ
CONTENTS
10月の東京&京都攻略
- 👉秋華賞は近年傾向が変化。連対圏が有望な父サンデー系とは?
- 👉菊花賞で優勢なのは、ダービー馬か、@@@@@@@@@@
- 👉今年も天皇賞・秋では@@@@@@@@@@@@@@@
- 👉府中牝馬S・富士S・スワンSは@@@@@@@@@@@@@@@
- 👉米国ブリーダーズCマイル・ターフ・クラシックのポイントを解説
種牡馬解析改訂版
オルフェーヴル・ルーラーシップ
オルフェーヴル・ルーラーシップ
馬券ゼミのメンバー
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
※記事内の集計データは、特に記載がない場合は2023年10月9日終了時点のものです。
秋華賞は近年傾向が変化。連対圏が有望な父サンデー系とは?
関西の人 今年の秋華賞は、リバティアイランドの三冠制覇が達成されるかどうかに注目が集まっていますが、まずは、過去10年の秋華賞の①~③着について前走成績をまとめたので、ご覧ください。
■過去10年(2013~22年)の秋華賞の①~③着馬の前走
年 | ①着/前走 | ②着/前走 | ③着/前走 |
2013年 | メイショウマンボ ローズS④着 |
スマートレイアー 夕月特別①着 |
リラコサージュ ローズS⑱着 |
2014年 | ショウナンパンドラ 紫苑S②着 |
ヌーヴォレコルト ローズS①着 |
タガノエトワール ローズS②着 |
2015年 | ミッキークイーン ローズS②着 |
クイーンズリング ローズS⑤着 |
マキシマムドパリ 甲武特別①着 |
2016年 | ヴィブロス 紫苑S②着 |
パールコード 紫苑S⑤着 |
カイザーバル ローズS③着 |
2017年 | ディアドラ 紫苑S①着 |
リスグラシュー ローズS③着 |
モズカッチャン ローズS⑦着 |
2018年 | アーモンドアイ オークス①着 |
ミッキーチャーム 藻岩山特別①着 |
カンタービレ ローズS①着 |
2019年 | クロノジェネシス オークス③着 |
カレンブーケドール 紫苑S③着 |
シゲルピンクダイヤ ローズS④着 |
2020年 | デアリングタクト オークス①着 |
マジックキャッスル 紫苑S④着 |
ソフトフルート 夕月特別①着 |
2021年 | アカイトリノムスメ オークス②着 |
ファインルージュ 紫苑S①着 |
アンドヴァラナウト ローズS①着 |
2022年 | スタニングローズ 紫苑S①着 |
ナミュール オークス③着 |
スターズオンアース オークス①着 |
関西の人 色を付けたのは、黄色が前走のオークスで①~③着、水色が前走の紫苑Sで①~③着、ピンク色が前走のローズSで①~③着です。
関東の人 2014年以降の近9年は前走がオークスか紫苑SかローズSで①~③着だった馬が優勝していて、2016年以降の近7年中6年はそのタイプが馬券圏内に2頭以上入っているね。
関西の人 今年も、前走がその3レースで①~③着だった馬が中心になると思いますが、2018年以降はオークスからの直行組がずっと連対しているように、近年は傾向に変化が見られますね。
関東の人 ローズS組が連対圏に入ったのは、2017年②着のリスグラシューが最後なんだね。
関西の人 そうですね。これは桜花賞におけるチューリップ賞と似ていて、近年の秋華賞における最重要トライアルはローズSではなく、紫苑Sと言えます。もちろん、トライアルという意味でなければ、もっとも好走率が高いのは、オークス①~③着から直行してきた馬ですが。
ローカルの人 最重要トライアルがローズSから紫苑Sに移った要因って何なんですかね?
関西の人 紫苑Sが重賞に格上げされたのは2016年で、出走馬のメンバーレベルが上がったことが言えると思います。それと、紫苑Sは中山芝2000mで、秋華賞と同じ右回りのO型コースで、形状が似ていることも一因じゃないですかね。
関東の人 紫苑SはローズSの1週前の施行で、秋華賞までの間隔を1週分多く取れることも良いのかもね。
関西の人 秋華賞の舞台が京都に戻っても、この傾向は変わらないんじゃないかと思います。ただ、そうは言っても、オークス①~③着から直行してきた馬は2016年以降で[4.1.1.3](複勝率66.7%)で、紫苑S①~③着から挑んだ馬は2016年以降で[3.2.0.13](複勝率27.8%)なので、オークス①~③着からの直行組の方が強いことは認識しておくべきでしょう。
ローカルの人 今年は、オークス①着のリバティアイランドと②着のハーパーが直行組ですね。他に、オークスで⑦着のコナコースト、⑨着のドゥアイズも、直行になります。
関西の人 オークスから秋華賞に直行した馬は、オークスでの着順で明暗が分かれています。
■秋華賞での前走オークス組
前走オークスでの着順 | 着別度数 |
①着 | [3.0.1.5] |
②着 | [1.0.0.2] |
③着 | [2.1.0.1] |
④着 | [0.0.1.0] |
⑤着以下 | [0.0.0.26] |
※1996年以降
関東の人 オークス⑤着以下から直行した馬は、馬券圏内に入れていないんだね。
関西の人 直行する馬は以前よりも増えているので、今後、このデータを覆す馬は現れそうですけど…。オークス①着から秋華賞に直行した馬は[3.0.1.5]ですが、リバティアイランドはオークスで②着(ハーパー)に1秒0差を付けていて、オークスで0秒3差以上を付けて優勝した馬は、秋華賞でも勝利を収めています。