
【第38回】スプリンターズS、セントライト記念、ローズS、オールカマーなど9月の重賞を深堀り! 横山武騎手・ファインニードル産駒・オールアローン馬券術など「穴ぐさ選者の回収率UP ! 術vol.11」
CONTENTS
9月の重賞攻略
- 👉スプリンターズSは圧勝実績を評価したい
- 👉セントライト記念は@@@@@@が圧倒的だが!?
- 👉阪神でのローズSは@@も重要なポイントに!
- 👉神戸新聞杯は人気に関わらず@@@@@@@@
- 👉オールカマーは@@@@の両方がある馬が好走しやすい
穴ぐさ選者の回収率UP!術 vol.11
馬券ゼミのメンバー
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
関東の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関東担当)
関西の人 サラブレ中の人(穴ぐさ・関西担当)
ローカルの人 サラブレ中の人(穴ぐさ・ローカル担当)
※記事内の集計データは、特に記載がない場合は2025年9月7日終了時点の、JRAのレースを対象としたものです。
スプリンターズSは圧勝実績を評価したい
関東の人 近年のスプリンターズSの特徴としては、馬格面とジョッキーとの相性を挙げることができる。以前はストレイトガール、レッドファルクス、ファインニードルなど460~470kg台の馬が制することが多かったけれど、2019年以降は大型馬の時代になった。
■2015年以降のスプリンターズS
馬体重 | 2015~18年 | 2019~24年 |
478kg以下 | [4.1.4.24] | [0.3.4.30] |
480~498kg | [0.3.0.11] | [1.0.1.23] |
500kg以上 | [0.0.0.16] | [5.3.1.25] |
ローカルの人 近6年の勝ち馬は490kg以上で、昨年優勝したルガルは526kgでした。
関東の人 2年前はママコチャが490kgで勝ったけど、②着は532kgだったマッドクールで、2019年以降の近6年は500kg以上の馬が連対している。
■2019年以降のスプリンターズSで、馬体重が500kg以上の馬
年 | 1~9番人気 | 10番人気以下 |
2019年 | ①②④⑫着 | ⑥⑭着 |
2020年 | ①⑨⑩着 | ⑧⑫⑭⑯着 |
2021年 | ①②⑤⑦⑪⑮着 | ③⑩着 |
2022年 | ①⑪着 | ⑧⑩⑯着 |
2023年 | ②⑧着 | ⑪着 |
2024年 | ①⑦⑫着 | ⑭⑯着 |
関東の人 500kg以上で③着以内に入った馬は近6年で9頭いて、そのうち8頭が1~9番人気だったから、500kg以上の大型馬は極端な人気薄ではない方が狙いやすい。
関西の人 今年の高松宮記念勝ち馬のサトノレーヴはモレイラ騎手で参戦するようで、2走前のチェアマンズスプリントプライズ(②着)が531kgでしたから、良さそうですね。
関東の人 前走(クイーンエリザベス2世ジュビリーS②着)も鞍上はモレイラ騎手で、同騎手とは[2.2.1.0]と相性が良い。近10年のスプリンターズSでは、そのうち8年で騎手が継続騎乗した馬が制している。
■2015年以降のスプリンターズS
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
継続騎乗 | [8.8.5.72] | 8.6% | 17.2% | 22.6% |
乗り替わり | [2.2.5.57] | 3.0% | 6.1% | 13.6% |
■2015年以降のスプリンターズS
騎手 | 前走①~②着 | 前走③着以下 |
継続騎乗 | [4.4.4.26] | [4.4.1.46] |
---|---|---|
乗り替わり | [2.2.0.17] | [0.0.5.40] |
ローカルの人 昨年は、①着(ルガル・西村淳騎手)も②着(トウシンマカオ・菅原明騎手)も、騎手が継続騎乗した馬でした。
関東の人 騎手が乗り替わって連対した馬は近10年で4頭いるけれど、いずれも前走が①~②着だった。前走が連外で騎手が乗り替わった馬は連対できていないから、この点は注意したいね。
関西の人 セントウルSで①~③着となったカンチェンジュンガ、ママコチャ、トウシンマカオは、いずれも順調であればスプリンターズSに向かうようです。
関東の人 サトノレーヴ、トウシンマカオ、ママコチャはいずれも6歳で、6歳以上の馬は近10年で3勝している。年齢面で評価を下げる必要はないと思うけれど、時計が速い決着になると若い馬が台頭しやすくなっているから、その点は頭に入れておきたい。